永久追放されたスペル星人とは!?ウルトラマンのタブーな都市伝説

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ウルトラマンといえば、円谷プロが放つ正義のヒーローだ。

今も昔も子ども達に人気の特撮作品で「ウルトラマンになりたい」と一度は思った人も多いのではないか?

だが、そんな夢を与えるウルトラマンにも信じられない都市伝説が存在するのだ。

 

最終回ではウルトラマンが街を破壊!?

初代ウルトラマンの最終回。そう聞いて思い出すのはゼットンとの対決ではないだろうか。

瀕死になりながらもどうにかゼットンを倒し、最後はウルトラマンゾフィーに助けられる。多くの人にとってこれが初代ウルトラマンの最終回である。

ところが「他の最終回もある」という都市伝説が存在する。この都市伝説の出どころは伊集院光氏のラジオ番組。

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ウルトラマン好きで知られる同氏が上述の最終回の話をしていたところ、聴衆者から全く違うストーリーが寄せられた。これによるとウルトラマンの最後は、「怪獣と共に街を破壊しまくって終わった」というのだ。

その後も、続々と似たような話がリスナーから届けられた。また調べてみると「ウルトラマンが街を破壊」の都市伝説を語るリスナーの出身地が同じ地域に集中していた。

始めは勘違いかでっち上げだと感じていたラジオスタッフも、とうとうこの都市伝説に食いつく。そして調査を進めると一つの真実にたどり着いた。

都市伝説の元となったのはその名も「アイアンキング」。まずその容姿だが、デザインこそ異なるがシルエットやフォルムはウルトラマンそっくりである。

初代ウルトラマンの放送された1960年代当時は、こうした「パクりまがい」のことが普通に行われていた。それ自体もまるで都市伝説のようだが…やめておく。

ともあれ、このアイアンキング。最終回で催眠術にかけられた「」が街を破壊しまくった。そう、都市伝説で語られる内容はウルトラマンではなく、アイアンキングの方だったのだ。

しかしアイアンキングも全国で放送されたのに、なぜ一部地域の人だけがウルトラマンの最終回と混同していたのだろう?ここがこの都市伝説の面白いところ。

実はアイアンキングの最終回は「前後編」に分かれていて、先ほどの内容は前編のもの。後編ではちゃんと解決して話が終わるのだが…

なんとその一部地域では後編が放送されず、しかもそのまま次期放送のウルトラマンがスタートした。これによってそこに住む多くの人が「街を破壊=ウルトラマン」という間違った記憶を埋め込まれてしまったのである。

ちなみに(本当の)ウルトラマンの最終回で、ゾフィーが「魂」を持ってくる。

形のない魂をどうやって持ってきたのか」と都市伝説的に語られてきたが、最近になって魂を固形化する技術をウルトラマンヒカリが作ったと明らかになった。

彼らの科学力は半端なく進んでいるようだ。

 

沖縄とウルトラマン?意外な繋がりが都市伝説に…

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「沖縄とウルトラマン」には深い関係がある。いきなりこんなことを言われても信じられないだろう。

しかし、実際にそんな都市伝説が存在する。その都市伝説の理由の一つとされるのがキングジョー

彼はウルトラセブンに登場する怪獣だ。都市伝説によると、名前の由来が「金城」から来ているという。

これは沖縄では比較的多い名字である。またウルトラマンの脚本家に「金城」という人がいたとする都市伝説もある。

他にも沖縄の残波岬が由来ではないかとされるザンバ星人。沖縄の方言で「」を意味するチブル星人などなど…

とにかく沖縄関連の怪獣が多く存在するのだ。また、都市伝説によるとウルトラマンの「顔」も沖縄に関係しているという。

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これは海生動物のホヤに由来するもので、数あるホヤの一種とウルトラマンの顔がそっくりなのだ。実際に現地の人はこれを「ウルトラマンホヤ」と呼んでいるらしい。

まるで都市伝説の逆輸入みたいな話だ。ちなみにウルトラマンの住む「M78星雲」。

これも数字の語呂で78=ナハ=那覇、つまり沖縄の県庁所在地となる。よく出来た都市伝説ではないだろうか。

 

ロケ中のお金が消えた?怪獣カネゴンの都市伝説!

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ウルトラQから他のウルトラマンシリーズにもたびたび登場するカネゴン。怪獣の中でも人気が高く、作品とは全く関係のないCMに出演したりするほどだ。

さて、そんなカネゴンにも思わぬ都市伝説が存在する。彼は設定上、お金を食べ続けていないと生きられない怪獣。

そのためウルトラマンのとある回では銀行を襲う話が盛り込まれた。やはり銀行なので演出上、大量のお金が必要になる。

大半のお金はイミテーションで済ませたが、一部の硬貨は本物を用意した。撮影は無事終了し、いざお金を回収すると…

これが案の定足りていない。何度数え直してみても、初めに持ってきた金額より少ないのだ。

まさか本当にカネゴンが食べてしまったのか?そんなはずはない、間違いなく制作スタッフの仕業である。

いや、もしかするとスタッフの中に本物のカネゴンが存在していたのかもしれないという都市伝説である。これは伝説と言うよりも「盗みの可能性」も考えられるが…

その点は触れないでおこう。

 

スペル星人=「被爆者」という都市伝説は本当だった

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ウルトラマンの中でも最大に都市伝説級な話がある。それがスペル星人にまつわるものだ。

彼の姿をテレビで見ることは恐らくもうないだろう。今でもこの怪獣は様々な方面から「不謹慎だ」と言われ続けている。

なぜそんな事態になってしまったのか?それはスペル星人が被爆者をモチーフにした怪獣だからだ。

日本では過去に2回も原爆が落とされ、その被害者が未だに数多く存在する。彼らの人権を無視した怪獣だとして、スペル星人は猛抗議にあう。

その結果、スペル星人の登場回は二度とテレビで放送出来なくなったのだ。ところがこの都市伝説には、ちょっとしたエピソードがある。

実はスペル星人の登場回は過去に何度か再放送されている。そのことから分かるように、本放送時も特に抗議が寄せられたりはしなかった。

テレビのキャプションや新聞のラテ欄にも堂々と「ひばくせいじん」と書かれていたにも関わらず、多くの人が平然とその内容を受け入れていたのである。ようやく問題に気付いたのは、とある中学生。

被爆被害者の団体に所属していた彼の父親に相談したことで事実が明るみとなった。その後はマスコミなども加えてちょっとした騒動となる。

この事件がきっかけとなり、スペル星人はウルトラマンの「永久欠番」とされたのだ。被害者の方からすると気持ちの良い都市伝説ではないので、基本的にはタブーとされている。

モラルに乏しい時代だったとはいえ、少し配慮に欠けるウルトラマンの都市伝説だ。夢や希望を与えるウルトラマンだけに、今回の話は「知りたくなかった」内容が多かった様にも思う。

こういった過去もあるだけに、ウルトラマンにはこれからも「正義の味方」としてより一層ファンに夢を届けて欲しいと願う。

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