実は死後のストーリーだった!?「ルパン三世」の怖い都市伝説
不朽の名作「ルパン三世」。
古くはテレビアニメシリーズとして放送され、現在でも年に何度かスペシャル版として長編アニメが作られている。
今回はそんな日本人が愛してやまない「義賊」ルパン三世の驚くべき都市伝説を紹介しよう。
Sponsored Link
ここがポイント!
ルパン三世は元々、ヘタレ作品だった!?
今でこそ日本中に知られるルパン三世。ところが、アニメ放送が開始された際の「1stシリーズ」はかなり不人気だったようだ。
というのも、この頃のルパンはとにかく手当たり次第に物を盗んだり、平然と銃をぶっ放す根っからの大悪党だったからだ。今聞くとこれは都市伝説のような設定に感じられる…
しかし実際には、ネズミ小僧のような「悪いヤツから盗む」をモットーにした義賊設定がルパン三世の後のシリーズにも用いられた。
この凶暴なキャラ設定のせいで、当時のPTAなどからクレームが入ったのか…とにかくルパン三世の1stシリーズは視聴率が低く、都市伝説の1つでは打ち切りが決定したとも言われていたのだ。
実際、ルパン三世の1stシリーズは「全23話」という中途半端な数で終わっている。それほど初期のルパン三世は人気が低かったのだ。
ところがこの作品。地方局からすると大変ありがたいアニメであった。
何故ならあまりの人気の低さから、放送権料も低かったからだ。つまり、適当な時間に「再放送」として流すには持って来いの作品だったのだ!
今じゃまるで信じがたい話だが…数々の地方で多く再放送されるルパン三世。
当時はネットもない時代だったが、それを見た子ども達が半ば都市伝説的に「面白い!」と噂を広めた。その都市伝説を聞きつけた当時のスタッフが続編の制作を決意する。
その結果、やっと現在のようなルパン三世人気を獲得するに至ったのだ。現にルパン三世は、第一期から第二期の放送まで5年ほどのブランクがある。
この「空白の期間」こそが都市伝説を裏付ける何よりの証拠だ。
ルパン三世の「真の素顔」が都市伝説に…
坊主頭に伸びきったモミアゲ。
「ルパン三世の顔」
こう言われて思い付くのは、赤い服に加えてあの丸っこいフォルムだ。しかしあの顔は、都市伝説によると素顔ではなかったらしい…
Sponsored Link
これは作者のモンキーパンチも公言していることで「描き続ける内に絵柄も変わるだろう」と安易に考えて、都市伝説的な設定が生まれたという。
これに対し、作中ではこう説明されている。ルパン三世が尊敬するアルセーヌ・ルパン。
彼は「盗術書」と呼ばれる盗みの基本を書いた書物を残した。その書物の中に「天才的な泥棒は決して素顔を明かさない」と記されてあったのだ。
ルパン三世はこの教えを忠実に守っているため、都市伝説で言われるように決して他人に素顔は明かさない。
つまり我々が知る、あの人懐っこい猿みたいな容姿も、実は彼の「変装」に過ぎなかったのだ。
都市伝説によると素顔は「かなりのイケメン」とも言われているが…
大好きな不二子の前ですら変装を続けている辺り、ルパン三世の徹底ぶりを強く感じる都市伝説である。
衝撃の都市伝説!ルパン三世は「アルセーヌ」の孫ではない
都市伝説によると、ルパン三世は今でこそ怪盗「アルセーヌ・ルパン」の孫という設定だが、初期段階では血縁関係など一切なかったそうだ。
これは一体どういうことかと言うと…モンキーパンチは以下のような構想を持っていたからだ。
「ある泥棒の名怪盗っぷりに感心した人々が、いつしか彼を伝説の大盗賊に見立ててルパン三世と呼ぶようになった」
…これは言うなれば「平成のナポレオン」とか「現代のクレオパトラ」みたいな「通称」である。ところが見てわかる通り、これは設定としてかなりまどろっこしい。
当時の担当編集者も、この複雑な設定をよろしく思わなかった。そこで思い切って「アルセーヌの孫」という設定に変更してしまったのだ。
この都市伝説の真相は別として、この事が後に大きな問題を生んだ。それは「著作権問題」である。
アニメ・ルパン三世は、今や海外でも大人気の作品。しかし「アルセーヌ・ルパン」の母国フランスでは、著作権の関係から未だにルパン三世は正式なタイトルを名乗れていない…
結果フランスでは「探偵泥棒エドガー」という名前が付けられたというトホホな都市伝説である。しかし、このエドガーという名前。
恐らくエドガー・アラン・ポーがモチーフになっているだろう。だが彼といえば、日本では既に江戸川コナンの「元ネタ」としても知られる人物なのだ。
何だか色々な話で頭がゴッチャになりそうな都市伝説だ…ここまでカオスな展開は、ルパン三世の作中ですら滅多にお目にかかれない。
要はそれだけユニークな都市伝説だと言えるだろう。
ルパン三世のエグい都市伝説…全ては銭形警部の「夢の中」?
実は最近、ネット上でルパン三世にまつわるエグい都市伝説の噂が絶えない。それがルパン三世の「一味死亡説」だ。
この説によると、ルパン三世たちはテレビアニメ版で死刑にされていたそうだ。実際に第一期の4話目では、彼らは逮捕されたのち監獄に送られる展開となっている。
が、この回でルパンたちは無残にも殺されてしまったと言うのだ。ではルパン三世の物語は、なぜその後も続いているのか?
これは永遠のライバル・銭形警部が、彼らの死を認めていない反動で見てしまう「夢」だったのだ。実際の第4話でルパンたちはちゃんと脱獄しているが、実はこれも夢の中の出来事に過ぎない。
なんとも悲しいというか…複雑な気分になる都市伝説だ。
また斬鉄剣でおなじみの石川五エ門。彼は当初、ルパンたちの敵として第5話から登場するが、やはり五エ門も銭形警部が作り上げた幻なのだ。
突拍子もない都市伝説のようにも聞こえるが、実は銭形警部は精神病を患っていたという裏設定があるようだ。そのため、大学の後輩でもある「ルパンの死」を認められず幻覚すら見るようになった。
当然、インターポールはクビになっていて、作中で彼が使う銃などは全て警察から盗んだもの。実は追われていたのは銭形警部「本人」だった…
そんな事実まで露わになった都市伝説、いかがだったろう?ルパン三世に限らず「実はキャラクターが死んでいた」という都市伝説はかなり存在する。
有名どころだけでも、サザエさんやとなりのトトロなど…だがこの手の都市伝説は、噂が広まると否定のしようもない困ったものである。
それだけに人の興味を引く都市伝説とも言えるだろう。