子供アニメとは思えない!アンパンマンの本当にあった怖い話
アンパンマンと怖い話。一見すると結びつきそうにないキーワードだ。
なぜならアンパンマンは子ども向けの”ほんわか”としたアニメだからだ。
しかし実は存在した怖い話。今回はこちらを3本立てで紹介しよう。
アンパンマン史上、最も怖いと話題に!くらやみまん
アンパンマンはギネス記録にもなるくらい数多くのキャラクターがいる。カレーパンマン、しょくぱんまん、カツドンマン…その中でもひと際恐ろしいのが「くらやみまん」という敵だ。
彼はシルクハットとマントというマジシャンっぽい格好をしている。実際に手品を見せてくれるのだが、勝手に披露した挙句に見物料を払わないと闇の世界に閉じ込めるというなんとも強引なキャラクターである。
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またその姿は全身が真っ黒で、まさに怖い話のシンボルだ。当時の子ども達にどえらいトラウマを植え付けたくらやみまん。
初登場から15年以上も出番がなかったが、2000年頃になって急に登場回数が増した。
しかし以前は「手品のお代を払わないと悪さをする」という戒め的な怖さだったのに対し、再登場後は「世界のすべてを闇に包む」ことを目的にした純粋な悪のカリスマとして存在している。
しかも目的のためなら手段を選ばない。同じくアンパンマンの敵であるバイキンマンと協力するのだが、最後はそのバイキンマンさえも裏切る悪役っぷりだ。
くらやみまん再登場の回はアンパンマンの中でもダントツに怖い話として有名である。子ども達をビビらせ過ぎて封印されていたのに、更にビビらせる存在となって復活するとは…
恐ろしすぎるくらやみまん。
ちなみに「やっぱりやり過ぎ」という意見が多かったのか、くらやみまんの出番は最近また少なくなっている。出来ればこのままずっと彼自身が闇に包まれてほしいものだ。
敵に回すと最悪!砂漠の魔人、すなおとこ
アンパンマンに登場する異色のキャラクター「すなおとこ」。映画シリーズの9作目「虹のピラミッド」に登場する。
実はこの映画も怖い話として結構有名だ。すなおとこは元々砂漠を守る魔神だったのだが、映画版ではなぜか世界中を砂漠に変えようと企む。
アンパンマンはもちろんバイキンマンをも裏切って敵となるのだが、これが非常に強力だ。というのも実は、すなおとこは1人ではないのだ。
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それも2人や3人ではない。10人や20人…もしかしたら100人以上いるかもしれない。その集団が一斉に襲ってくるシーンはアンパンマンの怖い話でもひと際インパクトの強い場面だ。
想像してほしい。すなおとこはアンパンマンたちより体長が10倍近くもある。
人間と比べれば20mくらいにはなるだろう。そんな集団に四方から取り囲まれたら…。
ちなみにこのすなおとこ、テレビ版ではどちらかと言えば良いキャラクターとして描かれている。砂漠に眠る宝物を盗みに来たバイキンマンを退治するなど、しっかり本来の役割をこなしているのだ。
だが映画版での怖い話の印象が強すぎて、こちらもまたトラウマになっている人が多いのではないだろうか。
真の悪役がアンパンマンという怖い話
アニメ・アンパンマンに何度か登場している「氷の女王」。氷の国の氷の城に住む女王で、出番があるたびにアンパンマンたちを苦しめている。
彼女が登場する回は全て怖い話としてふさわしいのだが、そんな中でも少し方向性の違う怖い話がある。というのも、とあるストーリーではアンパンマンたちが勝手に氷の城に入り宝石を盗むという話がある。
このことに怒った氷の女王がアンパンマンたちを追い詰める。そこで登場するのがアンパンマン号。しかも氷の女王に向かって勢いよく火炎放射器をぶっ放す。
みるみる内に氷の女王の体が溶けて、物語的にはハッピーエンド…なのだが。不法侵入で宝石を盗まれたり、最終的には退治までされて氷の女王からするとたまったものではない。
というかこの回に関しては、悪いのは完全にアンパンマンの方である。アンパンマンたちの意外とブラックな一面という怖い話、いかがだったろう。
ところで怖い話と噂される回では、バイキンマンが結構な頻度で裏切られているのが目に付く。だますのは得意でもだまされるのは苦手とは…なんだかんだ彼はやっぱり憎めないヤツだ。