コナンと確執があった!?アガサ黒幕説には数々の根拠が
今回は名探偵コナンの噂の中でも未だに根強いアガサ黒幕説について紹介したい。
コナンの作者・青山氏によって何度も否定されるが、その度に新しい理由で再浮上している彼。
まるで不死鳥のようなアガサ黒幕説、その根拠をご覧あれ。
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「アガサ博士」という人物設定が黒幕説の根拠に!
名探偵コナンの登場人物は主人公のコナンを始め、その多くが「実在した推理作家やそれに関連した」内容がモチーフとなっている。
名前以外にも、彼らが住む米花町はシャーロック・ホームズが住んでいたとされるベイカーストリートから来ている。アガサ博士の名前もこの法則の通り「アガサ・クリスティ」をモチーフにしているのは有名な話だ。
しかしそのアガサ・クリスティが、コナンの元ネタであるコナン・ドイルを嫌っていたという話はご存知だろうか。この2人が生きていた時代は微妙に違うため実際に仲が悪かったという話はない。
だが、後に生まれたアガサ・クリスティがコナン・ドイルの作品である「ホームズ」を酷評した都市伝説があるのだ。つまり2人は対立関係にあったとも言える。
アガサ黒幕説ではこのことが名探偵コナンの世界にも当てはまると考えられている。また黒の組織のコードネームはジンやベルモットなど、ご存知の法則で付けられている。
そして現実世界にはアーント・アガサという品名も存在し、やはり法則通りなのだ。
つまり作者・青山剛昌はアガサ博士を黒幕にすることでミステリファンの夢である「コナンvsアガサ」という壮大な演出をするつもりかもしれない。
ちなみにさっきも伝えた通り、彼らは時代的なバックグラウンドで言えば全く共通点がない2人だ。
コナン・ドイル :1859年
アガサ・クリスティ:1890年
両者の年齢は31歳違い、ジェネレーションギャップは四半世紀以上になる。
そして以外だが、コナンとアガサの年齢差を見て見ると…これがおおよそ一致しているのだ。
彼らはそれぞれ17歳と52歳だからその差は32歳。
2人とも歴史的な推理作家から名前が取られている点、歳の差もほぼ共通しているだけにアガサ黒幕(あの方)説の重要な伏線になり得るのかもしれない。
アガサ博士が実年齢よりもだいぶ上に見えるのはさておき…
作中でも怪しい動きの多いアガサ博士
実は物語の序盤から、コナンの作中でアガサ博士を疑う表現があった。コミックス8巻では蘭が「アガサ博士みたいに身近な人物が犯人だったら…」と述べている。
実はこれ、全く別の事件の例え話なのだが、突然アガサ博士の名前を持ってくるあたり怪しくないだろうか?またコミックスの24巻では黒の組織のメンバー・ピスコが銃を撃つところを運悪く芸能記者のカメラマンに撮影されてしまった。
しかもこれが翌日の朝刊に載る予定になった。この話をボスから聞いたジンが、ピスコを処分しにやってくるのだが…
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ジンがボスからこの話を聞いたのとほぼ同じタイミングでコナンとアガサ博士も写真に映るピスコの姿に気付いている。そしてその直後、アガサ博士は一人きりになる時間があったのだ。
アガサ博士が黒幕だとするなら写真の事実を電話で部下に報告するくらいの余裕は十分にあった。
さらに映画「天国へのカウントダウン」では、状況を知らないはずの黒の組織メンバーが「車で逃げたのは子どもとジジイ」と正確に答えていた。これもアガサ博士が密告していれば納得が付く。
極めつけに黒の組織が求める人物像「科学者かつ発明家かつプログラマー」というめちゃくちゃハードルの高い条件を見事にクリアしている。
あまりの凄さに気を取られるが、冷静に考えてみると怪しすぎはしないだろうか。
しかし、アガサ博士は怪しすぎるからこそ黒幕ではない!?
少し話が逸れるが「絶望先生」というマンガにこんなセリフがある。
「人はあまりにそのまんま過ぎると逆に信じなくなる」
この状況を絶望先生では「証拠過多」と呼んでいた。そして、この証拠過多がアガサ黒幕説に否定的な意見としてもよく使われている。
つまり「怪しすぎるアガサ博士が黒幕なワケがない!」というのだ。もうなんだか良く分からない理論である…
見たまま黒幕説を後押ししているだけとも感じるが…しかし現に青山氏も否定しているので、やはり本当の本当は関係ないのだろうか。
だがその裏をかいて「本当の本当の本当」は怪しすぎるアガサ博士が…これではもはや言葉遊びのテリトリーだ。この辺りにしておこう。
いずれにしろ「黒幕の名前はすでに名探偵コナンの中に登場している」や「意外な人物」という作者自身のコメントともぴったりなアガサ博士である。
黒幕ではなかったとしても、何かしらの関係がありそうな気はするが。
そろそろその真実とやらの公開をお願いしたいものである。