実は殺人鬼だった!?ペコちゃんの怖い都市伝説
ご存知、不二家のイメージキャラクター「ペコちゃん」。
赤いリボンとオーバーオールが特徴の、日本人にはかなりお馴染みのキャラクターだ。
さて、そんなマスコット的存在のペコちゃんにある恐ろしい都市伝説が存在した。
また他にもキャラクターのモデルに関する噂など、いくつかの都市伝説があるので合わせて紹介しよう。
狂気の都市伝説、ペコちゃんは殺人鬼!?
ペコちゃんにまつわる都市伝説の中で、ひと際目立つものがある。それは「ペコちゃんが殺人鬼ではないか!?」という噂だ。
都市伝説によると、ペコちゃんにはモデルとなる人物が存在する。その少女は母親と2人でつつましく暮らしていた。
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しかしあるとき戦争に巻き込まれてしまい、とてつもない食糧難に襲われてしまう。食べるものもなく困った母親は、とうとう自分の腕を切り落として少女に与えた。
「これを食べなさい」
つまりそういうことである。もちろん少女も初めは拒んだ。
だが、やはり空腹には耐えられないもの。やがてその腕を泣きながら頬張ったという。
しかし、一旦食べてしまうとこれが意外とイケる。少女はその後も母親の腕の味が忘れられなかった。
そしてある日。とうとう彼女は実の母親を殺し、その肉体を全て食べてしまった…
いや怖い…もはやスプラッタとかいう騒ぎではない。またペコちゃんといえば、口の端に飛びだした「舌」がチャームポイント。
だがあれも、都市伝説的にいえばスマイルのために出しているのではない。実は口元についた母親の血を舐めるためなのだ…
「ミルキーはママの味」
って、ああなるほどね。などと都市伝説に感心している場合ですらない。
だがこの都市伝説には疑問がある。なぜ、そんなサイケと化した少女が「イメージキャラクター」として選ばれたのか?
これには不二家の心温まるエピソードがある。少女の話を聞いた不二家の社員が、こんなことを考えたのだ。
「子ども達が幸せいっぱいにケーキを食べられる世界にしたい!」
「母親殺し」あるいは「人食い」など、言葉だけ聞けば狂気にまみれたペコちゃん…だがその裏には、彼女の不幸すぎる生い立ちが存在していたのだ。
ペコちゃんはいわば、現代のジャンヌ・ダルク、もしくはナイチンゲールである。反戦のために今日もペコちゃんは戦い続ける。
と…こんな都市伝説はいかがだろうか?
モデルにまつわるもう一つの都市伝説!ペコちゃんは人間ではなかった
「悲しい少女」がモデルだったペコちゃん…という都市伝説がある一方で、ペコちゃんのモデルについては別の話も存在する。
それがなんと「牛」という都市伝説だ。牛である。武士でも絵師でもなく、まぎれもなく牛。
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もはや人ですらない…なぜ牛が!?こう思うのも無理はない。
だが「ペコちゃん=牛」とする都市伝説にも、実は根拠が存在するのだ。
それが彼女の名前。ローマ字にするとPEKOだが、これは本来BEKOだったらしい。
ベコ。と言うと何かピンとこないだろうか。そう、福島県の郷土名物「赤べこ」だ。
あるいは吉幾三の歌にも使われている。この「ベコ」とは東北の方言で、そのまま「牛」を意味するのだ。
ペコちゃんの名前はヒントというレベルですらなく、ストレートに答えを示していた!だからペコちゃん=牛!
あの「赤い舌」も牛がベチャベチャやっているイメージなのだ!かなり強引だが、これもれっきとした都市伝説。
ちなみにwikiなどネット上の様々なデータベースで調べると、実際に名前の由来は「ベコ」だと説明されている。また、同じ都市伝説の一つに「腹ペコ」由来というものもあるが、こちらは誤りとのこと。
いずれにしろ不二家公式のコメントが確認できないので、事実は不明だ。要はこの都市伝説、信じる信じないは「アナタ次第」というやつである。
お菓子以外でも凄い、ペコちゃんの活躍ぶり
さてそんなペコちゃんだが、最近は様々なメディアに露出している。なんでもサンリオの「キティちゃん」とコラボしたと言う都市伝説まである。
実際に調べてみると、確かに不二家の公式サイトではコラボドールが売られていたりする。また、ペコちゃん自身をモチーフにした歌まで出されている。
それは2010年に不二家の創業100周年を記念して作られたもの。作曲に久石譲を起用するなど、意外とクオリティも高く、歌詞はポップに仕上がっている。
さらにペコちゃんと直接関係ないところでも、彼女の名前が見られる。それはかつて東急の玉川線を走っていた「東急デハ200形電車」がそのまま「ペコちゃん」の愛称で呼ばれているからだ。
電車のフォルムが下ぶくれだったため、「形が似ている」という理由から付けられたようだ。これもまた新しいスタイルの都市伝説と言えるのではないだろうか。
そして不二家といえば、忘れもしないあの「食品衛生問題」を未だにイメージしてしまう人も少なくないのでは?しかし最近は、ペコちゃんを主体に不二家は様々な企業努力を行っている。
いずれこの問題も、時と共に都市伝説化する日が来るのかもしれない。