子供には危険!?「おかあさんといっしょ」の怖い都市伝説

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NHKの代表的な児童向け番組「おかあさんといっしょ」。

初めての放送が1959年の10月ということで、実はかなり歴史がある長寿番組だ。

もはや日本国民のほぼ全体が幼少期にお世話になったと言っても過言ではないこの番組。

が、「おかあさんといっしょ」にはとんでもない都市伝説が隠されていたのだ…

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「おかあさんといっしょ」に登場する体育座りの男の子

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1990年代の末ごろから2000年代前半にかけて、教育番組「おかあさんといっしょ」にある共通の苦情が寄せられる時期があった。

内容はエンディングの時間に「常にカメラに背中を向けて体育座りしている男の子がいる」というもので、大体は小さな子と一緒に「おかあさんといっしょ」を見る親世代からの苦情だったとも言う。

実はこのころ「体操のお兄さん」こと「佐藤弘道」が母親の間で人気となっており「おかあさんといっしょ」というよりも、むしろ母親たちの方がこぞってこの番組を見ていた。

もちろん子どもも一緒になって見ているのだが、そんな時に彼らと同年代らしい男の子がまるでイジけているような仕草でカメラに背中を向けていたのである。

ちょうど学校のイジメ問題も社会現象になりつつあった時代だけに「児童向け番組でこんなシーンは良くない!」と怒った母親たちが「おかあさんといっしょ」のスタッフに苦情の電話を入れた、という流れなのだが…

実はここからがこの都市伝説の恐ろしいところ。NHK側が映像を確認したところ、確かに言われた通りの男の子がやはり苦情の通りにカメラに背中を向けた体育座りの格好で映っている。

しかし「おかあさんといっしょ」スタッフの誰一人として、この男の子を知る人物はいなかったのである。

ただのカメラマンやアシスタントならともかく、実際に番組出演している歌のお兄さんやお姉さんすら知らないと言い張ったのだ。

確かに「おかあさんといっしょ」では毎回エキストラの児童を(40人以上も)用意するので、第○○回に映っていた体育座りの男の子!と言ったところで覚えていないのも無理はない。

しかしこの都市伝説にはまだ隠れた事実があって、「おかあさんといっしょ」のスタッフがよくよく確認してみると…体育座りの男の子が映っている放送回は1回だけではなかったのだ。

とは言っても、これは「同じような苦情がたびたび寄せられていた」のだから当然と言えば当然。では何が怖いかと言えば、その体育座りの男の子が着ている服がどの回の放送を見ても全く同じだったのである。

もはや同一人物としか考えられない!だが「おかあさんといっしょ」では、基本的に同じ児童を何度もエキストラとして採用することはない。

それこそ都市伝説的な見方をすれば、この男の子は霊的な何かであるとしか考えられないのだ。

また噂によると、男の子を確認した「おかあさんといっしょ」のスタッフがあまりの恐怖から映像を処分してしまったとも都市伝説では語られている。

この都市伝説が本当なら、公的な記録はNHK側には一切残っていないことになる。もし当時の「おかあさんといっしょ」を録画していたなら今すぐ確認してみると良いかもしれない。

実際に体育座りの男の子を発見できたら、それは都市伝説を証明する貴重かつ決定的な映像となるだろう。

 

もはや都市伝説級の絵画!?「おかあさんといっしょ」のタブーなエピソード…

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2000年ごろから始まって今でも続く「おかあさんといっしょ」の人気コーナー「やぎさんゆうびん」。

視聴者の子ども達から寄せられたリクエストに応えて行くというコンセプトのコーナーだが…

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都市伝説的な事件が起きた2006年4月30日の放送では、『おかあさんといっしょ』のマスコットキャラクターである「スプー」を絵描き歌に乗せて描くという内容になっていた。

そこで当時『おかあさんといっしょ』で歌のお姉さんをしていた「はいだしょうこ」が歌のお兄さんと一緒に絵描き歌のBGM通りに絵を描いていったのだが…

歌のお兄さんが描いた絵は、どの子が見てもスプーとわかる上手なモノ。一方、はいだしょうこが描いた方は…

スプーと呼ぶにはかなり無理があるカボチャに奇妙な腕と目が生えた化け物、言うなれば「スプー・ザ・モンスター」。

マスコットとしての可愛さなど微塵も感じさせない怖いキャラクターがそこには生み出されていた。

そもそもカメラマンすら途中から異変を感じ取って歌のお兄さんの方しか映していなかったし、そのお兄さんも絵描き歌の途中に(恐らく横を見たせいで)笑う始末である。

はいだしょうこの画伯級にセンスのないところも都市伝説的だが、この放送回の最も都市伝説な部分は「実際にこの酷い絵を放送した」ところである。

『おかあさんといっしょ』スタッフの勇気には恐れ入る…

もちろん放送終了後には、案の定とも言える数の苦情が殺到し、中には「歌のお姉さんにはまじめに絵を描くように指導してください」という厳しい意見もあったと言う。

しかし「おかあさんといっしょ」ではその後も何度かはいだしょうこが絵を描くコーナーがあったが、どれも「スプー・ザ・モンスター」レベルの絵だったため、彼女からしてみればどれも大真面目に描いた作品に違いない。

現在でもネット上では「スプーのえかきうた騒動」として知られる、まさに都市伝説級のエピソードである。

またトヨタのシエンタは、一時期イメージキャラクターにはいだしょうこを起用し、この騒動を逆手に取った「ヘタ過ぎるえかきうた」的なコンセプトのCMを放送していた。

もはや彼女が生きている間はずっと語り継がれる都市伝説といえるだろう。

ちなみに『おかあさんといっしょ』のオーディションに絡んだ都市伝説もあるが、これにも「はいだしょうこ」が関わっているとされる。

前任の「つのだりょうこ」が辞めるため、次期”うたのおねえさん”を決めるためのオーディションがNHK主催で行われた。

このオーディションは大変人気が高く、当時たった1枠の座を狙うために600人以上もの人が応募したという。

この”倍率600倍”と言うとんでもない状態で勝ち残ったのが「はいだしょうこ」なのだが…

実はこのオーディション。控え室の時点で始まっており、審査員の一人が「緊張で上手く歌えない参加者」の振りをして大勢の中に紛れていたのだ。

ところがみんな自分のことに必死で、その女性を助けようなどとは思わない。そこで唯一気をつかってあげたのが「はいだしょうこ」であり、この優しさが決め手となって彼女は”うたのおねえさん”として選ばれたのだ。

まるでシンデレラ・ストーリーのような都市伝説だが、小さな子どもを相手にする「おかあさんといっしょ」のキャスティングには優しい人を使うべきという信念もうかがえるエピソードではないだろうか。

 

悪さをしたらぬいぐるみに変えられる?都市伝説の真相

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こんな話を聞いたことはないだろうか?ある児童向け番組で、言うことを聞かずに延々と駄々をこねる子どもがいた。

ところが映像が別のコーナーに切り替わって、また子ども達を映した画面に戻ると、さっきまでワガママを言っていた児童の代わりに「クマのぬいぐるみ」が置かれていた…

アニメを始めとした多くの映像作品でネタとして使われているため、ネット上では割と有名なエピソードだ。ところで、この話の発祥が「おかあさんといっしょ」であると言う都市伝説がある。

しかしこれは全くのデタラメで、クマのぬいぐるみはロンパールームという民法放送の番組が元ネタ。

同じ子ども向けの番組ということで、「おかあさんといっしょ」と勘違いした層が広めたデマのようだ。

ちなみに都市伝説で言われる「クマのぬいぐるみ事件」自体は実際にあった出来事だと、当時ロンパールームで司会進行役を務めていた「うつみ宮土理」が証言している。

しかし当時のビデオフィルムは大変貴重なものだったため、一度放送を終えた映像は「上書き」が当たり前だった。

そのため証拠となる映像が残っておらず、こうした裏事情も「おかあさんといっしょ」と間違われた原因の1つではないかと思われる。

また実際の「おかあさんといっしょ」では、子どもがどれだけ泣いても騒いでも基本的には「子どもらしいありのままの姿」ということでそのまま撮影を続けるという。

つまり、クマのぬいぐるみ都市伝説のようなことは「おかあさんといっしょ」では起こるはずがないのだ。ある意味で教育番組というより、ドキュメンタリーに近いと言っても良いだろう。

冒頭でも触れたが「おかあさんといっしょ」は1959年の第一回から、半世紀以上も放送されている長寿番組である。

これだけ長きに渡って続いていると「世界で最も長い児童向け番組」としてギネスに登録されてもおかしくない気がする。

いや、まさにそんな都市伝説的な記録を作ってこれからも多くの子ども達に愛される番組であって欲しい。

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