【ホラーまとめ】クレヨンしんちゃんの本当にあった怖い話!
たまにだが、急にオカルトというか怖い話が聞きたくなる。
そして今回は普段から目にしないような怖い話を知りたくなった。
で、「どうせ無いだろう」と思いつつ、クレヨンしんちゃんにまつわる怖い話を調べてみたら実はかなりあった…
ネット上では「ホラー回」などと呼ばれているが、これが子ども向け番組とは思えないクォリティだったので紹介したい。
呪いのフランス人形!?
アニメ・クレヨンしんちゃんの「第241放送回」。この回はとにかく異常で、「クレヨンホラー劇場」と題して3話まるまる怖い話で構成されている。
その一話目が「呪いのフランス人形だゾ」というタイトルだが、人形にまつわる怖い話はよくあるもの。
そう、「しゃべった」とか「こっちを睨んでいる」といった王道パターンだ。昼寝をしていたみさえの夢の中に出てきて、その夜ひろしが実際におみやげとして持ち帰ってくる。
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ただ、そこからのホラー描写がとにかく怖い…例えば夜中に寝ていると枕もとに人形が立っているシーンがある。無表情の人形がずっと寝ている人間を見つめているのだ。
顔にかかる影の付き方でとにかく不気味に見える。結局は全て昼寝から覚めたみさえの「夢」だったというオチだが…
その後の場面では、ゴミ捨て場にポツンと座るフランス人形。最後まで油断のできない怖い話だ。
世にも恐ろしい恐怖の幼稚園
ホラー劇場の第二話目「恐怖の幼稚園だゾ」。こちらは風間くんが主役のストーリー。朝、風間くんが幼稚園バスに乗ろうとするといつもと違って松坂先生の姿がある。
吉永先生がヤボ用で代わりに来たとのこと。また、幼稚園に着くとここでもいつもと違う異変が起こる。
クレヨンしんちゃんに出てくる「ふたば幼稚園」は本来3つの教室しかないのだが、この話ではなぜか教室が4つもあるのだ。
増えた教室の謎もそうだが、もっと不気味なのは風間くんやしんのすけたちの他に人が誰もいないこと。
松坂先生も不思議に思い、ネネちゃん・まさおくんと共に5人で消えた他の人たちを探す。そして5人は謎の「4つ目の教室」へ…
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ドアを開けるとやはり誰もいない。部屋の奥がなぜかトイレになっていてそちらも調べる。トイレには4つの個室があって、一人一人調べることになったのだが…
全員がいっせいに扉を開けると、それまでいたはずのまさおくん、そしてネネちゃんまでもがこつ然と消えてしまった。更に水がトイレから勝手に流れ出す。
残った3人は便器から逆流した水を大量に浴びる。少し汚い…そう思うや否や、今度は消えたはずのみんなが石になって天井から生えてきた。
松坂先生がショックのあまり倒れこみ、助けようと思った風間くんが声をかけると…彼女は何かに取り憑かれたのか「おまえも石にしてやろうか!」。
ここで風間くんが目を覚ます。そう、実は全て夢だったのだ。だが後頭部が気になり髪の毛を触ってみると、そこには石のカケラが何粒もついていた。
そして迎えに来た幼稚園バスには、夢と同じように松坂先生の姿が…彼が見たものは単なる偶然だったのか、それともこれから起こる正夢だったのか?
野原家の厚かましさに幽霊もタジタジ?
三話目は「ユーレイにさそわれちゃったゾ」という題名。こちらは少し変わっていて、時代劇風クレヨンしんちゃんのお話。
クレヨンしんちゃんの設定がそのまま江戸時代っぽく変えられているのだ。ストーリー自体はシンプルで「困っている人を助けたらお礼をしてもらった」という「浦島太郎」モチーフのもの。
実際は風間くんが困っている人を助けるのだが、なぜか隣りで見ていただけのしんのすけがお礼をされるという流れになる。この辺りはクレヨンしんちゃんファンなら容易に想像がつくだろう…
ただ、ここがやはり怖い話。実は助けた人は幽霊でお礼のために豪華なお屋敷に案内されるのだが、これも見る人が見ればただのボロ屋敷。
一応しんのすけにお礼はしたものの、本当の恩人である風間くんにお礼がしたかった幽霊は翌日、野原家までやって来て彼の家を聞こうとする。しかしこの一家は親からして厚かましい。
結局、野原家全員が招待されるという流れに。そして飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎ。最後の最後はちゃんと恩人にお返しができた幽霊だが…
本当に恐ろしいのは化け物じゃなくて、「人間の欲」の方かもしれない…怖い話とはいってもそこはクレヨンしんちゃん。最後はやっぱりギャグ回で終わる。
だが実は、いつものクレヨンしんちゃんと違って各話のタイトルコールも不気味なBGMに変更されている。文章ではなかなか表現できない雰囲気なので、後でチェックしてみても良いだろう。