【ジブリ都市伝説】千と千尋の神隠しは日本人に対する警告だった

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歴代ジブリ史上・トップの興行成績をあげた「千と千尋の神隠し

そんな言わずもがなの大ヒット作だが、この作品には多くの都市伝説があるらしい。

それは私たち日本人に「グサッ」とささる内容で、視聴者に仕向けられたメッセージをヒシヒシと感じる。

そんな訳で、今回は千と千尋の神隠しのタメになる都市伝説を紹介しよう。

 

母親が冷たいのにはワケがあった?

この物語を見ていて気になる点があった。それは、千尋の母親がとても冷たく感じることである。

ネット上でも「自分の子供に冷たすぎる」という声が多かった。一方の旦那には冷たい印象がないので尚更だ。

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これは単なる偶然ではなく、都市伝説では虐待する母を描いているとされる。

その他、現代の親子関係を象徴する様にも見て取れる。最近は共働きが当然の世の中なので、これはあながち間違っていないと思う。

また、一方の湯婆婆が坊を「溺愛して甘やかす」場面はかなり対照的だ。

つまりこの二人を比較して、現代を明確に表現しているとも言われる。

言葉で訴えるのではなく、アニメの中で見る人間がふと気付く描き方をしているのも特徴的である。

直接ではなく間接的に…そんな面からも「千と千尋の神隠し」は典型的な日本作品だと感じる。

 

カオナシ=日本人の象徴?

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千と千尋の神隠しを見ていると「カオナシ」が出てくる。彼は千に湯屋に入れてもらったことで彼女を気に入る。

カオナシの正体も気になるのだが…都市伝説ではこうだ。最初は穏やかで物静かな彼だが、千にお金を渡したところ拒否されて暴走する。

カオナシは物で人を寄せ付けようとするのが特徴だが、都市伝説では次のように言われている。

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それは本音を語れずに人に尽くしてばかりの人間像や、自分の意見は一切述べずに周りにひたすら合わせる姿を象徴しているという。

これは日本人によくありがちなこと…つまり私たち「日本人」に対する訴えだったのだ。

さらに、湯屋で働く者にお金をばら撒いて千を探すシーンも印象的である。物ばかりに頼っても上手くいかないという場面も教訓として捉えることが出来る。

結局内面は見てもらえずに周りはお金欲しさにカオナシの機嫌を取るだけ。挙句の果てには千からも嫌われてしまう…

いかがだろうか。こういう視点で作品を見るといっそうメッセージ性の強さが伝わってくるに違いない。

 

電車と黒い人間には二つの都市伝説が…

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終盤になると電車に乗って銭婆婆にハンコを返しに行くシーンがある。ここで気になるのが、真っ黒で大きな荷物を持った人ばかりだということ。

そして電車は「行き」しか存在しない。何故真っ黒な人ばかりなのかという疑問…都市伝説では色々な見方がある。

まず黒い人物の正体だが、彼らはこの世に「未練がなくなった人間」だとされる。率直に言うと電車は「自殺」という目的地に向かっていた。

途中に駅があるのは自殺を踏みとどまる人間が降りるためらしい。これはとても恐ろしい話だが、千はそんな気は一切なく「帰りは歩いて帰る」と言っていた。

逆に言えば、意思が強く目的があったおかげで無事だったのだ。都市伝説はまだある。

それは、「田舎から都会に出る若者」を描いたというもの。帰りの電車がないのは都会に行って帰ってこない若者を象徴しているとも言われる。

一言メモ

「千と千尋の神隠し」は大変興味深く、納得できる内容が多い。

何も考えずに見るととても夢のある物語だが、仮に上記の都市伝説が本当ならば現代の我々(特に日本人)に強く訴えかけるアニメだと感じた。

この都市伝説を知るだけで我々の善し悪しも分かるので、二度美味しくもあり、ちょっと複雑な気もするような…

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