必ずネタにしたくなる!面白い電話番号4つ
突然ではあるが、世の中には面白い電話番号というものが存在する。
電話番号に面白いもクソもあるか!と思うかもしれないが、内容を見れば納得して貰えるかもしれない。
そんなわけで今回は、ユニークで面白い電話番号たちを紹介しよう!
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ここがポイント!
「ショップ店員」だけが知っていた面白い電話番号
密かに話題になっている「111」という電話番号。これはガラケーやスマホ専用の番号とも言われ、どうやら固定タイプや公衆電話からは通じないようだが…
ケータイからこの電話番号にダイヤルすると、一旦どこかに通じた後すぐに切れてしまう。しかし、待っていると向こうから折り返しの電話があると噂されている。
その着信に出ると謎の声が聞こえて、耳にすると呪われるそうだ。
ここで話が終われば「面白い」より「怖い」だが…実はこの電話番号「線路試験受付」と言って、ケータイが通話可能か確認するための電話番号なのだ。
暇つぶしには面白いかも知れないが、呪いなどの話は真っ赤なウソ。メーカーによってはテストダイヤルに使われているようだが、いずれにしろ向こうから電話してくるようなことは一切ない。
では、なぜこんな噂が広がったのか?これが少し面白いオチだが、完全に業務用っぽいこの「111」の電話番号。
ケータイの購入時にショップ店員が確認のためにかける場合がある。それを知らずにいると「新品のはず」なのに、発信履歴に「111」という電話番号が残っているので…
「なんじゃこれ!?」
というわけである。ちょっとした勘違いから生まれたネタだったのだ。
ちなみに電話番号ではないが、4ケタの「1111」だとエンジェルナンバーといって縁起の良い数字になる。ヒト桁減るか増えるかで全く内容が変わってくるというのも、何気に面白いところだ。
ゾロ目の「4」は貞子の呪い?不幸を呼ぶ電話番号の正体
映画「リング」シリーズに登場する貞子だが、彼女の名前が付けられた「呪いの電話番号」が存在する。
そして、その番号も不吉な4並びの「090-4444-4444」になっているが、やはり呪いというだけあってオカルトやホラーな逸話が存在する。
ある男性が面白半分にこの電話番号にダイヤルしたところ、実際に使われている番号のようでどこかに繋がってしまった。また、電話の奥からは機械的な雑音が聞こえたともいう…
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男は怖くなって通話を終了したが、後日この「呪いの電話番号」から着信があったのだ。携帯やスマホでは通常「発信者名」が表示されることは、皆さん承知の通りだと思う。
ただこの時「090-4444-4444」からの着信にも関わらず、表示された名前が「男性自身」のものだったのだ。恐る恐る電話に出てみると…奇妙な女の高笑い声が!
男性は急いで通話を終了したが、彼はその後、1週間のうちに何度も不幸な事件に巻き込まれたようだ。とまあ、ただ面白いだけとはちょっと言い難い…
ただこれもネタばらしすると、なんてことはなかった。一見すると恐怖の数字に見える、この電話番号。これはauの「回線交換方式」に使う番号だったのだ。
機械的な雑音が聞こえたのもこのためだろう。ネタバレしてしまえば、面白いというより「そんなものか」という感じである。
恐らく電話番号の数字だけ見て広まったのだろうが…面白いかどうかは別として、噂なんて実際はこんなものである。
筆者的にはガラケーすら無い時代の貞子が、よく090から始まる電話番号を持てたなと…そちらの方がシュールで面白いわけだが。
ネット上で話題に!「宇宙のパワー」がもらえる電話番号
「052-332-1071」
この電話番号をコールすると、謎のおっさんが現れる。声からしてもう還暦は越えていそうな様子だが…
「いまから宇宙のパワーを送る」などと意味不明なことを口にした直後。いきなり「あああ…!」と叫び出すのだ。
声の枯れ具合や不安定なシャウトっぷりから、ヘタするとこのまま昇天してしまうのではないかと不安がりながら聞いていると…
おっさんの肺活量が限界に達したのか、ドンドンと声が上ずり、聞いているこちらまで息が苦しくなるまで笑ってしまう…そんな「本当の意味」で面白い電話番号。
一体これは何なのだ?もう一度リダイヤルしてみると、また同じ内容が流れる。
どうやら自動音声のようだ。ネタに全力投球で確かに面白いのだが、誰が何のために?
謎で仕方がない…ところが調べてみると、意外な事実が判明した。
この電話番号、どうやら「株式会社ESP科学研究所」という団体が保有しているもの。上記の面白い内容は、この研究所の創始者が録音したものだそうだ。
ということは、「自社の宣伝」だったのだろうか?しかしネット上ではやはりネタ扱いされていて、面白いことに違いはないが、完全に目的を果たせていない気が。
むしろ「違う方向」に向かっているとツッコミたくなる…そんなネタだ。
「リカちゃん」と話が出来る?オモチャ会社が作った面白い電話番号
女の子なら一度は遊んだことがあるだろう、リカちゃん人形。実は現実世界に彼女の電話番号が存在することは、あまり知られていない。
「03-3604-2000」
これがリカちゃんの電話番号と呼ばれるものだ。この電話番号に発信してみると、実際にリカちゃんが出て最近あったことなどを聞かせてくれるのだ。
話の内容は時期によって違う。例えば、リカちゃんの誕生日「5月3日」付近だとバースデーパーティの話を、秋頃だと運動会の話を…といった具合にだ。
もちろん自動音声なので対話こそできないが、あのリカちゃんの声が直接聞けるのは面白い。ちなみにこの電話番号、リカちゃん人形の販売元である「タカラトミーオフィシャル」のものだったのだ。
公式サイトに行けばしっかりと電話番号も掲載されている。さらに1968年から続いているサービスで、内容もずっと更新されているのだ。
オモチャ会社ならではの面白いアイデアである。ただし通話料が「こちら持ち」という部分が、ややシビアなのか。
そのためか、子どもがイタズラで掛けて来ないようにタカラトミー公式サイトには「おうちのひとにきいてからおでんわしてね!」と、ご丁寧に全てひらがなで注意書きがされてある。
ちなみに過去にも、同じシステムでGIジョー用の電話番号も存在したが、残念ながらこちらのサービスは終了してしまったようだ。
実は2000年ごろには「英会話」や「なぐさめテレフォン」といった、面白い電話番号が密かに並んでいた。
しかしネットの普及などに伴って徐々に忘れ去られたのか、今ではダイヤルしても「おかけになった電話番号は…」と返って来ることが多い。
今後新たな「おもしろ番号」は生まれるのか?その時はまた、皆さんに紹介したいと思う。