クレヨンしんちゃん、作者の「遺書」がネット上に流出!?

th_スクリーンショット 2015-12-19 1.27.30

2009年9月、クレヨンしんちゃんの生みの親「臼井儀人」さんが亡くなられた。

このニュースはファンにとって大きな衝撃だったと思う。

しかし、このニュースとほぼ同時期にネット上で別の噂が流れた。

なんとこの作者が「遺書」を残していたというのだ。そこで今回はこの遺書にまつわる話をしたい。

 

ネット上に作者の遺書が!?

普通は遺書と言えば「残された財産をどうするか」とか「死んだあと○○してくれ」といった本人の希望が書かれているかと思う。

しかし、ネット上に出回った「遺書」とされるものはそんな雰囲気ではない。少し調べてもらえばわかるのだが、一枚の画像になっている。

Sponsored Link

この画像の中央には「しんちゃん」と思われる絵が書かれてある。また周囲には、クレヨンしんちゃんの登場人物の名前が同じようにびっしりと書かれている。

そして特徴的なのは、この画像が赤色であること。加えてより濃い赤色で「ごめんね、おらもう…」と意味深なメッセージが残されていることだ。

クレヨンしんちゃんの絵も顔が崩れていて少し不気味だが、色使いのせいで更に気味悪さが増している。これは臼井儀人さんが自分の死を理解して書き残したものだとされている。

遺書というよりも未来の自分に向けたメッセージと言っても過言ではない。とは言え、あまりの不気味さにネット上は一時騒然となった。

さらにこの騒ぎの大きさは、作者の「死因」にも関係していた…

 

不可解な作者の死因

クレヨンしんちゃんの作者が亡くなった事実は大変ショッキングなニュースであるとともに、不可解な謎も残した。ちなみに死亡原因は登山中の転落によるもの。

場所は群馬県の「荒船山」という所。この山について調べてみたが、名前に負けじと「断崖絶壁」という言葉がピッタリな場所だ。

クレヨンしんちゃんの作者は以前より登山が趣味だったが、この崖を登ろうとしている最中に足を滑らせてしまったのだ。

しかしある「3つの理由」により、この事故を疑う人が多いのも事実。

Sponsored Link

・安全なルートのある初心者向きの山で、事故が起きるような場所ではない。

・臼井さんは亡くなる前に誰かに狙われていた。

・精神的にもおかしくなっていた。

ネット上では上記の要素から、クレヨンしんちゃんの作者は「自殺」だったのではと考えられている。またこう捉えると「不気味な遺書」の存在と非常にリンクするのだ。

つまり「誰かに狙われていた」ため死の危険を感じ、メッセージを残したが「精神的におかしくなっていた」ので不気味な絵になってしまった…

この噂は臼井さんが亡くなられてからしばらくは有力説としてファンの間で信じられてきた。ところが、すぐにこの説を否定する事件が起きた。

 

すぐに見つかった犯人

その一ヶ月後、とあるウェブサイトで「遺書は自分が書いた」と名乗る人物が現れた。

実はクレヨンしんちゃんの作者の死亡が確認される前、「行方不明事件」として既に報じられていた。そして問題の人物は、この時に「遺書」と呼ばれる画像をネット上にアップしたようだ。

しかしそれからまもなくして、臼井さんの死亡が確認されたためシャレでは済まない状況に…小さなウソが大きな噂になってしまったのだ。

そもそも、犯人と思われる人物はイタズラ目的でこの遺書を作っており根本から不謹慎である。更にこの人物はまるで反省すらしていないという…

人の死をネタにするのは人間としてやってはいけないことだ。例のウェブサイトのコメント欄にもこうした怒りの声が絶えない。

…だが。本当にこの人物が犯人なのだろうか?彼は「自分がやった」と証言しただけで、確実な証拠になるものは何一つ示していない。

つまり、単なる愉快犯の可能性もあるのだ。この遺書のようにネット上には様々なウソや、もしかしたらホントかも知れない曖昧な情報が溢れかえっている

しかしイタズラでついたウソが多くの人を悲しませるケースもあるのだ。遊び心はもちろん大切だが、ネタにして良いか否かはよくよく考えてもらいたい。

…いずれにしろ亡くなった人はもう戻ってこない。問題の人物が「遺書」の犯人かどうかは別にして、我々は静かに臼井儀人先生のご冥福を祈ろう。

さようなら。そして「クレヨンしんちゃん」を生んでくれてありがとう…

Sponsored Link

他にこんな記事も読まれています

サブコンテンツ

このページの先頭へ