【グロ注意】イジメが原因!?ミッフィーの口には怖い都市伝説が…
母国オランダではナインチェ・プラウスの名前でも知られるウサギのキャラクター「ミッフィー」。
日本でも「ちいさなうさこちゃん」などの絵本が口コミで広まった1960年代以降、ミッフィーは廃れることのない不動の人気キャラになっている。
さて、そんなミッフィー。実は世にも恐ろしい都市伝説があがっているのをご存知だろうか?
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ミッフィーの口がバッテンの都市伝説的な理由!
ミッフィーといえば何といっても、あの「バツ印」の口元が印象的だろう。
たとえばサンリオのマスコットキャラクターであるキティちゃんには口が存在しないが、うろ覚えで似顔絵を描かせるとついついバッテンの口を描いてしまいがちだ。
これはミッフィーの口がただのチャームポイントにとどまらず、そのくらい特徴的なデザインであることの証明にほかならない。
さてそんなインパクトの強いミッフィーの口だが、「なぜ×印なのか?」という疑問に正確に答えられる人は多くないだろう。実はこの口が生まれた理由をある都市伝説が説明している。
簡単に説明すると、ある女子中学生がクラスメイトからしつこいイジメを受けていた。
そのとき教室で飼っていたウサギがひたすら鳴き続けていたのだが、その声に苛立ちを覚えた女子中学生がイジメの終わった後、ウサギの口をホッチキスで閉じてしまったという。
都市伝説によればこのウサギこそがミッフィーのモデルで、つまりバッテンの口はホッチキスで閉じられたことを暗示しているという。
これに対して「いや、兎ってそんなに鳴かない!」「動物の口をホッチキスで閉じるって相当な腕力が必要」などなど…色々と突っ込みどころも満載だが、あくまで都市伝説。
更に面白いのは、この都市伝説には続きがあるという事実だ。ミッフィーのモデルたる、ホッチキスで口を閉じられた兎は教室から脱走して交通事故に遭い、亡くなってしまう。
ちなみにこの部分は都市伝説によってまちまちで、脱走はせずにそのまま餓死したというケースもある。が、いずれにしろ死んでしまうことに違いはなさそうだ。
するとこの死んでしまった兎の呪いがかかったのか、当の女子中学生もなぜか兎に変化したという。しかも、同じような境遇の生徒によって彼女もまた口をホッチキスで閉じられてしまう。
そう、ミッフィーのモデルはこうした抜け出せない「無限ループ」だったのである…と言う、なんともスケールの深い都市伝説。
教室で兎を飼うあたり、やや日本的な都市伝説でもある。きっとミッフィーの本場・オランダの人間に聞かせたら口を開けて盛大に笑ってくれるだろう。
このことからも、ミッフィーにまつわるこのエピソードがデマの都市伝説と分かるが、そうは言っても驚くべきは日本人の想像力。
まさかバッテンの口からここまでの都市伝説を作り上げるなんて…一体誰が考えついたのか。
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ミッフィーの口がおぞましい…あの「牙」の正体とは
さてそんなミッフィーのバツ印だが、ネット上でたびたびこの口が開いた画像を見かけることがある。あの口が四方向に開いて、無数の牙を持ったグロテスクな中身が露わになっているのだ。
「流氷の天使」と呼ばれるクリオネの食事シーンが実は恐ろしいと認知されて久しいが、大体あんな感じで口がカパッと開いているのである。
このネタがネット上に広まった原因。それは、現在では都市伝説的な扱いにすらなっている某「FLASH」によるもの。
念のため説明しておくと、FLASHとはネットが今よりアングラな時代だったころに流行った動画の1形式を指す。
あるFLASHでミッフィー(らしきもの)に餌を与えることが出来たのだが、捕食の瞬間、このミッフィー(あくまでらしきもの)が例の画像の通りに口を広げたのである。
あまりの衝撃シーンと「その発想はなかった」的なインパクトから「ミッフィーの知られざる真実」という都市伝説チックなネタとして、たちまちネット上に広まったというわけだ。
特に最近では、日本の伝統芸術である折り紙まで使ってミッフィー(らしきもの)の口を再現する始末…
いつか都市伝説を鵜呑みにする層が出てきてしまいそうな勢いではあるが、そうは言っても「ミッフィーの口が開く」というのはあくまで都市伝説。
ミッフィー都市伝説にピリオド!?バツ印は口、それとも鼻?
しかし、そもそもの問題として「あのバツ印は本当に口なのか!?」という疑問が最近、ネット上で騒がれている。むしろあのバッテンを「鼻」だとする意見が増えてきているのだ。
さて、この由々しき「ミッフィーのバッテン・口か鼻か問題」だが…ナインチェ・プラウスの生みの親であるディック・ブルーナ氏は最近まで一切コメントを寄せていなかった。
ところが2010年以降になって、突然ミッフィーの公式サイトから決定的なコメントが出たのだ。
それは「ミッフィーのバツ印=口と鼻の両方」だというもの。つまり口派も鼻派も、半分正解で半分は間違いだったと言うことになる。
作者であるディック・ブルーナ氏がウサギの顔を正面から捉えたとき、大きな鼻と口が合わさって斜め十字の形に見えたため、そのままミッフィーのデザインとして使ったと…つまりこういう事だ。
要するに上半分が鼻の輪郭で、下半分は全てミッフィーの口元を表しているらしい。
が、実はこのコメント自体あまり認知されていない。知らない人に聞かせると、この話こそ都市伝説だなどと疑われたりするが、こちらは紛れも無い真実である。
永遠の謎とも思われたミッフィーの「口か鼻か問題」…実は人知れずひっそりと解決されていたのだ。
ちなみにミッフィーのおとうさん(ファデル・プラウス)やおじいちゃん(オパ・プラウス)には口元にもう一本線が加えられて、「*」を横にしたようなデザインが取られている。
この余分な一本線、これは公式見解によると「シワ」とのことだが…シワって。
鼻と口の間にシワって出来るのか…とこれまた突っ込みどころが多い上に、また新たな都市伝説が生まれる気配をヒシヒシと感じる。
ちなみに日本だと「ミッフィー」の名で有名なウサギキャラだが、先ほど紹介した絵本タイトルのとおり、当初は「うさこちゃん」という名前で売り出す方針だった。
ところがその後、講談社で発売された英語タイトルの翻訳版ではミッフィーの名前を使っていた。
よって日本でもこちらが広まったという流れであり、こうした販売口の違いから世代によっては「うさこちゃん」じゃないと通じないケースもある。
オリジナルの「ナインチェ・プラウス」も含め、ミッフィーを3つの名前で愛する日本人の姿は母国オランダからすればかなり都市伝説的であろう。