スラムダンクの続きが明らかに!【インターハイ・その後】

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当時の日本ではそれほど人気のなかったバスケットボールをメジャースポーツに押し上げたスラムダンク。絶頂期には多くの子ども達がバスケ部に入りたがるなど、全国的なブームとなった。

ところが後半はやや人気も落ちてきて、最後は全国大会の途中で連載終了。なんとも続きが気になるところで終わってしまったのだ。

連載終了から20年以上がたった今、それでも続きが気になるスラムダンク。調べてみると同じように感じている読者も多かったようで、ネット上では全国大会やその後の続きに関して様々な考察がされている。

だが筆者はこの続きに関して、興味深い情報を入手した。そこで今回は、本当に存在した続きから気になる噂までを徹底紹介したい。

是非この話を保存版として読んでみてほしい。

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トーナメント表を見れば続きがわかる!?

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まず整理したいがスラムダンク作中で主人公の桜木花道が所属する湘北は、神奈川県代表として全国大会…インターハイに出場した。一回戦の豊玉、二回戦の山王になんとか勝ったが三回戦の愛和学院に惨敗してしまう。

その後はナレーションベースのように話が進み、インターハイに関しては優勝校もはっきりしない。そのうち流川が「アメリカに行きたいです」と言って物語自体も終わってしまう。

つまり全国大会の続きがスラムダンク本編では、ほとんど語られていないのだ。かろうじて準優勝校が同じ神奈川県代表の海南大付属とわかるが、優勝校については一切語られていない。

こんな演出をされてしまったら続きが気になって仕方ないのは当たり前だ。どこが優勝したのか?どうにかして続きを知る方法はないだろうか。

そこでまずチェックされたのが、スラムダンクの作中に登場したトーナメント表である。この組み合わせによると、湘北と海南が同じブロックにいて準決勝まで当たらないようになっている。

また海南大付属は準優勝校なので、逆に言えばこちらのブロックには優勝校が存在しない。つまり湘北を倒した愛和の線は完全に消える。

スラムダンクが順当に続きを描いていれば当然だが、海南大付属と決勝で戦うのは逆ブロックの高校だ。この逆ブロックで注目された高校が二つある。

ナレーションで「日本は森重寛を知る」と語られた選手の所属する名朋実業。また「本当に注意せなアカンのはここやで」と彦一に言わしめた大栄学園

ネット上では「続きがあるとすれば、決勝戦に上がったのはこの二校のどちらかだ」と噂されている。

 

スラムダンクの頂点に立った高校はドコ?

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優勝候補とされる学校が二つにまで絞られた。しかし実際に、インターハイの続きでどちらが勝ち進んだかは明らかにされていない。だから、スラムダンクの作中に隠されたヒントから考察する必要がある。

まず名朋実業の優勝説。これはやはり「日本は森重寛を知る」の一言が根拠だ。現実世界で考えて欲しい。野球と違ってバスケットは全国大会レベルでも、高校の試合がテレビ放送されることはあまりない。

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つまり知名度が低いので「日本中が森重寛という名前を知る」には、優勝校になってMVPを取るほどの活躍がなければ無理だというワケだ。ただし根拠はこれだけで、むしろ否定的な意見の方が強い。

仮に彼の名前が有名になったとしても、それが決勝まで行く全ての根拠とは言い難いからだ。また作者の井上雄彦氏も「スター選手が引っ張っていくチームが勝つことはない」と、作者自らが名朋実業のようなチームが勝ち進むことを否定している。

一方の大栄学園だが、彦一のセリフはもちろんとして、ネット上でも「何かの雑誌の結果に書いてあった」「どこかで大栄が優勝となっていた」という声が聞かれる。

またこの話には続きがあって、作者の井上雄彦氏が「インタビューで語っていた」という都市伝説じみたものまである。だがもちろん、事の真相は定かではない。みんな「見た気がする」程度なのだ。

それだけ大栄の強さが印象的だったとも思えるが、やはり根拠が薄い。

 

まだまだあったトップ候補!強豪・博多商大附属

湘北が二回戦であたった山王工業だが、彼らはスラムダンク作中における前年・前々年のチャンピオンだ。トーナメント表でも当然、シード校扱いになっている。

だがこの一覧には山王以外に、シード校がもう一つ隠れている。それは、湘北とは逆ブロックに位置する博多商大附属。前年度のチャンピオンが一回戦シードになっているのなら、博多商大附属は同じく前年度の準優勝校であった可能性が高い。

作中では全く触れられていないが、かなりの強豪であることは伺える。恐らく大栄か名朋のどちらかだろうが、仮に博多商大附属が優勝校だとしても不思議はないのだ。

思わぬダークホースの出現で、いよいよ混乱化してきた全国大会の行方。最も手っ取り早いのは、やはり作者がスラムダンクの続きを描いてくれることだ。

だが連載終了から20年以上過ぎたいま、ちゃんとした続きが作られる可能性は年々低くなっている。ファンのヤキモキした気持ちがインターハイの予想を泥沼化させたのかもしれない。

願わくば作者が生きているうちに、ぜひ続きを。

 

資生堂・スラムダンクのタイアップCMが面白すぎ!

2009年に放送された資生堂のCMで、スラムダンクとタイアップしたものがある。このメーカーとしては珍しい男物化粧品の宣伝で、男らしさあふれるスラムダンクが起用された。

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肝心のCMはいくつかのストーリーが存在するが、基本的にスラムダンク作者の「おふざけ」という展開が取られている。まずスラムダンクの中でも圧倒的人気を誇る流川楓が登場。

敵チームのディフェンスをドリブルで突破し、ゴール前でダンクを決めようとする。桜木花道と宮城リョータのシーンではゴール前で身動きの取れなくなった花道が一旦リョータにパスを出す。

そしてスキができたところでボールを返してもらい、これも華麗にダンクを決めようとする。しかし二人ともゴールを決められない。

シュートが決まる瞬間に消しゴムとペンが出現し、ゴールを別のものに書きかえてしまうからだ。流川の場合はコンサートドラムになってボールが弾かれ、花道の場合は水入りのバケツになって大量の水を浴びてしまう。

これだけでは全くスラムダンクの「続き」とは思えないかもしれない。だが花道の髪が少し伸びていてケガが治った後だとわかるし、リョータはゼッケン4番をつけている。

さらに一瞬見えるユニフォームには、確かにSHOHOKU(湘北)と書かれている。湘北の4番といえばスラムダンク作中では赤木のものだ。

とすると、このCMは彼ら三年生が卒業した後の続きだと推測できる。またバスケットの4番はキャプテンの背番号なので、リョータが次期リーダーに選ばれたことも分かる。

純粋な続きものではないが、スラムダンクファンなら見ないわけにはいかない。躍動感もかなりあって、アフレコはされていないが「リョーちん!」という声まで聞こえそうだ。

このコマーシャルの続きが見たいくらいである。

 

「あれから10日後」スラムダンクの正式な続きが意味深…

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2004年、スラムダンクの総発行部数がとうとう一億冊をこえた。この感謝イベントの一環として、神奈川県立三崎高等学校の旧校舎でスラムダンクの作者自らが続きを描いた。

題名は「10 DAYS AFTER」、スラムダンク本編終了から10日後のストーリーである。各教室の黒板を原稿がわりにして絵を描いているので迫力も十分な作品だ。

スラムダンクは全国大会編の終了と共に連載が終わっている。大会終了後なので三年生も引退し、学校によってはすでに次期キャプテンが決まっている。

宮城リョータもそのうちの一人なので、時系列的には資生堂CMの続きもますます気になる。また海南の牧の黒さは地ではなくサーファー焼けという事実が発覚するなど、単なる続き物という期待を良い意味で裏切っている。

最後は、リハビリ中の花道がケガを治してバスケ界に戻ることを誓う。

「オレは天才ですから」

ちょっとした続き物とは言え、実にスラムダンクらしい終わり方である。ちなみにこのスラムダンクの続きで、ミッチーこと三井寿が冬の選抜に出ようとするシーンがある。

彼も三年生なので本来は引退のはずだ。このことから一部ではミッチー留年説も流れたが、単に進学のためにバスケの推薦枠を取る試みだと分かった。

実はこの「続編」を意識してか、熱狂的なスラムダンク好きによる二次創作的な続きを描いたブログが散見されるようになった。

こち亀やドラえもん然り、一世を風靡(ふうび)しつつも明確な終わりがない作品に見られるファンの願望が作り出した続き。

興味があれば探してみても良いだろう。

結局、本当の続きはやるの?やらないの?

やはりスラムダンクファンとして最も気になるのは、「正式な続きをやるのかどうか」という点。そもそもスラムダンク本編は「連載終了」ではなく「第一部完」となっている。

当然だが読者としては「第二部は?続きはないの?」となる。長い間スラムダンクファンが続きを待ち望んでいる理由も、実はこのたった一行の文字にあるのだ。

これに関して作者の井上雄彦氏がいくつかのコメントを残している。

続きはあるかもしれない」「描きたくなったら続きを描く

客観的に見ればうまいことを言って逃げているようにしか思えないが…井上雄彦氏が「描きたい」と思う時は果たしてくるのだろうか?

ファンとしてはやはり信じて待っていたいし、それが訪れることを心のどこかで望んでいたいのが心情。とは裏腹に、井上雄彦氏は現在バガボンドやリアルなどの連載を続けている。

ただでさえ多忙な彼には現状、スラムダンクの続きを描く余力はなさそうだ。だが現在の作品が連載終了した時には…チャンスがあるかも?筆者もそのタイミングを願いつつ、これからもファンの一人であり続けたいと思う。

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