《ゴキブリの怖い都市伝説》驚きの生命力、能力が明らかに!
みんな大好き昆虫界のアイドル・コックローチ!
…なわけがない、茶羽が黒光りするゴキブリ。
人によっては一匹見かけただけで大パニックを起こすほど人類の敵たる害虫だが…
このゴキブリ、実は得体の知れなさに拍車をかけるような都市伝説がいくつも存在するのだ。
ゴキブリを食べて亡くなった少年とは?
ゴキブリを生で食すると胃の中で繁殖し、やがては胃袋を食い破られて死んでしまう。こんな都市伝説を聞いたことはないだろうか?
かなり有名な噂なので知っている人も多いと思うが、実はこの都市伝説には元ネタが存在する。
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かつて日本で放送されていた「TVジョッキー」というバラエティ番組に、素人が一風変わった芸を披露する「奇人・変人」というコーナーがあった。
この企画に出演したとある少年が「天ぷらにしたゴキブリを食べる」という一発芸を公開したのだが…あまりにも淡々と食べるため「インパクトが弱い」と判断したテレビクルー。
考えたあげく「(ゴキブリを)生で食べて!」と無茶振りし、あろうことかこの少年も要求に応じて生で食べてしまった。
ところが後日、体調不良を訴えた少年。彼はその後、病院に搬送されたまま亡くなったそうだが、彼の体を解剖してみると…
なんと大量のゴキブリが体内から飛び出し、しかも胃袋は食い破られていた。という、どこまでが本当か分からないこの都市伝説。
早速調べたところ、これはデマだと判明した。もちろんTVジョッキーに出演して生ゴキブリを食べたところまでは本当だが、以降の事件については全くのデタラメだった。
現に、後の2000年ごろに放送された『特命リサーチ200X』という都市伝説などを調査する番組でもこの事件が放送され、例の少年のアポにも成功している。
そもそも専門家によると、ゴキブリは「胃酸に耐えられるほど頑丈ではない」とのこと。
成虫ですら耐えられないのだから幼虫、ましてや卵の状態などすぐに胃液で溶かされてしまうそうだ。
まあ「繁殖力」が尋常ではないと都市伝説的に噂されるゴキブリだからこそ、広まったゴシップと言えるだろう。
ところが話のスケールがぶっ飛んでいるアメリカでは、実際にこれと類似する事件が起きている。
事の発端となったのが、その名も「ゴキブリ大食い大会」と呼ばれる早食いイベントだ。そもそも、なぜこんなクレイジーな大会を開こうと思ったのか?
という疑問については「さすがアメリカ」と考えて納得せざるを得ない…そしてこの大会の優勝者が凄い。
都市伝説によると、なんとゴキブリを100匹も食べたというのである。その後の流れは先程の都市伝説と同じで、急な体調不良を訴えて病院に搬送された後に亡くなったというもの。
一応こちらのエピソードは都市伝説ではなく、ちゃんとした証拠のある実話だが…とは言え、胃袋が食い破られていたかは定かでない。
また一説によると、亡くなった彼は「ゴキブリ大会」の直前にも別の虫を食べていたようなのだ。その中の一種であるヤスデが強い毒性を持っていたらしく…
ともすれば「こちらが原因ではないか」とも噂されている。いずれにしろ、ゴキブリかどうかに関わらず、あまり「慣れないモノ」は食べるべきじゃないという教訓のような話だ。
まあ多くの人は「食え」と言われても断固拒否するだろうが…
都市伝説級の体力?ゴキブリの「生命力」がヤバい…
ゴキブリでたびたび聞かれるのが「頭を切断しても生きている」と言う、あまりにもショッキングな都市伝説だ。
普通首をはねられたら大概の生物は死ぬ。それはどんなに強いライオンでも、昆虫のアリだってそうだ。
ヤツらの前ではギロチン台すら意味がないのか?もし戦国時代の武将がゴキブリだったら、斬首された後もケタケタ笑いながらその辺をはいずり回っていたのだろうか!?
などなど…色々と想像力の掻き立てられる都市伝説だが、意外なことにおおむね事実らしい。と言うのも、ゴキブリの脳は当然ながら頭部にある。
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だが、彼らは人間と違って手足を動かす神経(食道下神経節)が胸のあたりに存在している。その影響から、頭と胴体を切り離しても暫くはカサカサと動いているのだ。
もちろんトカゲのしっぽのように、切り落とされた頭がニョキッと生えてくるわけではないのだが…
「脳死は人の死か?」みたいな倫理的・哲学的な話に当てはめると「果たして本当にこれは『生きている』と言えるのだろうか?」と疑問の湧くところ。
しかし「動くか」「動かないか」で言えば、ゴキブリは噂で語られる通り、胴体だけでも暫く生き続けるのだ。
また、ゴキブリの生命力を象徴する話として「髪の毛一本で、一ヶ月ほど生きる」という都市伝説まである。
人間の毛髪は「インド人の髪の毛から味の素が作られている」という都市伝説からも分かる通り、いくつかのアミノ酸で構成されているが、もちろん分量的には微々たるもの。
しかしゴキブリは、体内に微生物を飼っている。彼らはゴキブリが体内で消化した排泄物を再生成して「アミノ酸に復元する」という錬金術まがいの行動に出る。
要するに、ゴキブリはとてつもなくエコロジーな生命なのである。要するに「髪の毛一本ほどの栄養」があれば、一ヶ月近く生きられるという都市伝説は本当のようだ。
なんともコスパの良い話だが、人間側にとっては実に厄介な存在かもしれない。
ゴキブリとコミュニケーションが取れる!?奇妙な都市伝説が話題に
世の中には「天才ペット」と呼ばれる犬猫やオウムらが数多く存在する。それもいわゆる曲芸の様なことができるペットから、人間顔負けの計算能力を持つペットまで…
聞くだけで十分、都市伝説的な話ではあるが。そんなペット自慢の中でも最も多いのが「コミュニケーションが取れる」という類いの噂だろう。
「ウチのワンちゃんは人間の言葉が理解できるのヨ!」なんて言うおば様の映像を、誰しも一度くらいは見たことがあると思う。
まあ溺愛するペットならそんな事も有り得るだろうと思いつつ、驚いたのはゴキブリもそんな能力を持っているという都市伝説だ。
これはタレントのマツコ・デラックスが体験したエピソードとのこと。彼女(彼?)が自宅にいたとき、ある一匹のゴキブリと遭遇したらしい。
初回は出会ってもすぐに逃げられたのだが、その後も何回か連続して会うと…ゴキブリも段々様子を伺うようになってくるなど態度に変化が現れたというのだ。
マツコ・デラックス本人も退治する気がなかったため、ゴキブリ側も「あ、こいつやらねーな」といった具合に慣れていったのではないかと語っている。
最終的に初遭遇から三日ほどでゴキブリはマツコの家から出て行くのだが、その去り際にも「君のこと忘れないよ」と言いたげに二度見して行ったという。
かなり主観混じりで疑わしい都市伝説ではあるが、ゴキブリが何かしらを感じていたのは確かなようだ。
現に専門家の話によると、ゴキブリは物を識別する能力や記憶学習能力に優れており、特にお気に入りの餌場は絶対に忘れないほどの記憶力を持っているとのこと。
こんな話を聞くと、実際に人間とゴキブリが「コミュニケーションを取れる」と言うのも、あながち都市伝説とは思えない…もちろん、信じる信じないはアナタ次第だ。
ただし信じたところで、メリットの少なそうな都市伝説ではあるが…ちなみにゴキブリのことをよく「G」と呼ぶが、これは元々飲食店などのサービス業界内で使われていた「隠語」のようだ。
その後、名指しで呼びたくない人たちがこぞって使うようになり、日本全国に広まったわけだが…
そんな単語を生み出してしまう「ゴキブリ様」の嫌われっぷりも、ある意味で都市伝説的と言えよう。