なぜ博多には美人が多い!?福岡の怖い都市伝説4つ
札幌の「すすきの」と並んで、眠らない町として知られる中洲のある福岡。
しかし郊外には、おどろおどろしい雰囲気がいまなお残る。都市伝説的な視点から見ても「風情」の多い土地でもある。
そんな福岡の地元限定なローカル都市伝説を今回は紹介しよう。
福岡にあった悪徳病院の都市伝説
ただでさえ病院というのは、死と密接な関係にある場所だ。そのため都市伝説のような話は多い。
どこの地方にも「○○病院はヤバい!」という心霊的な噂があるだろう。さらにそこが、現在は潰れている「廃病院」だと噂の元になる事故がなかったとしても、都市伝説化してしまうものだ。
逆にいえば、何かしらの事故があって廃病院と化した場所は「超ヤバい!」と噂されるわけだ。そんな恐怖の都市伝説化した病院がかつて福岡に実在したという。
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その施設の詳しい場所は不明で、一説には太宰府市ではないかとも噂されているが…確かではない。現在その病院は完全に取り壊されて、別のビルが建っているとのこと。
つまり都市伝説で噂されている事故が本当にあったかどうか、一般人たる我々にはもはや検証のしようもないのである。
元々その病院は脳外科を専門にしていたらしい。脳関連の病気は重大な物が多く、患者の中には将来に絶望して自殺に走る者も少なくないという。
しかしこの病院はそうした患者の数が尋常ではなかった…近くに踏切があるという立地も重なってか、特に電車への飛び込み自殺が多かったという。
さらにこの病院、調べてみたらとんでもない事実が判明した。なんと医院長の男が患者に対して延々と暴言を浴びせたり、「あなたは助からない」といった絶望の言葉を送り続けていたのだ。
要するに入院患者を「ノイローゼ状態」にしていたのである。またMRIなどの診察結果も正しく伝えず、より重度な病気であるように見せかけていた。
こうして、患者をわざと自殺に追いこんでいたと都市伝説では語られている。最終的に当の医院長も謎の自殺。
関係者が全く残っていないことから「福岡で起きた事件」と噂されつつも、実際にそんなトラブルがあったのかすら不明な都市伝説と化している。
しかし跡地に建っているビルは、今も亡くなった患者の怨念なのか、怪現象が後を絶たないという。信ぴょう性は高いだろう。
都市伝説によるとその病院は現在潰れているとのこと。福岡に限らず病院選びは慎重に行いたいものだ。
清川にある「ロータリー」が怖いと都市伝説に!
福岡市の中央区に清川という場所がある。
やや昭和時代の雰囲気を残した町並みは福岡の中でもレトロな感覚を漂わせているが、清川二丁目にはそんな町の雰囲気に不釣り合いなロータリーが存在する。
駅前などでバスがくるくる回る、あのロータリーである。規模自体はそこまで大きくなく、乗用車が一列になって通るのがやっとのサイズだ。
周辺の交差点はすべて普通の十字路なのに、その場所だけ不自然にロータリーという点が都市伝説の匂いを漂わせている。そこで調べてみると、やはり福岡市清川には恐ろしい都市伝説が存在した。
どうやらここは、古くは中洲に並ぶ繁華街で、また清川二丁目のロータリーには古めかしい大きな井戸があったようだ。
「夜の繁華街」といえば何かとトラブルが多く発生するもの。こうしたトラブルに巻き込まれた人たちの死体を証拠隠滅のため、井戸に投げ捨てたというのだ。
現在の福岡は治安も良くなって都市伝説のような噂はあまり聞かれない。しかし、過去にはこのような悲惨な出来ごともあったようだ…
無念の死をとげた彼らの恨みが呪いとなって現れるため、井戸を埋め立てて清川二丁目だけはロータリー型にしたとのこと。
実際に福岡の都市開発時代、この場所もほかと同じ「十字路にしよう」という試みがあった。だが、工事関係者の相次ぐトラブルにより断念したとも、都市伝説では語られている。
「触らぬ神に祟りなし」ということだろうか。
「福岡に美人が多い」のは科学的に証明されていた?
地方によって「○○美人」というのは結構耳にする。
例えば秋田美人。ここは日本で最も日照りが短く、紫外線に焼かれない色白の肌をした女性が多いのでそう噂される。
このように「どこどこの地方には美人が多い」というのは都市伝説ではなく、科学的な根拠があってのことなのだ。
福岡にも博多美人というワードがある。
芸能人を例にあげても、往年の伝説的アイドル・松田聖子をはじめ、女優の黒木瞳や西内まりや。最近では「千年に一度の美少女」として有名になった橋本環奈も、全て福岡出身である。
ではなぜ、福岡には美人が多いのか?なんとこの興味深いテーマについて科学的な研究が行われていたという都市伝説が存在するのだ。
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その都市伝説によると、福岡に美人が多い理由はいくつかあるとのこと。
1.福岡県民はハーフだった!?
どうも福岡はその場所柄もあって古くよりユーラシア大陸の人たちと接点があった。歴史で習った「蒙古襲来」とか「防人」も全て九州北部のことと考えれば納得できるだろう。
このようなことから福岡にはいわゆる「混血」の文化が昔からあったため、純粋な日本人よりエキゾチックな顔が多く美人に見えるというのだ。
2.モツ鍋の効果も大きい!
福岡のソウルフードとも言えるモツ鍋も都市伝説いわく「博多美人」を生み出すのに一役買っている。やはりモツ鍋といえばたっぷりのコラーゲンは美容効果に最適と言われている。
また同じく、ソウルフードの辛子明太子も唐辛子による脂肪燃焼効果のため綺麗な肌を作ってくれるそうだ。なお福岡県民は、エステの利用回数が他の地域より比較的高い。
このように元々の意識の高さも「博多美人」が多い理由のようである。
ただし「コラーゲンに美容効果がある」という話自体が近年では都市伝説とされており、本当に博多美人が科学的に証明されているのか?
というと少し疑問が残る。しかし実際に福岡には美人が多いのだから、何かしらの理由が存在するのは確かだろう。
福岡天神にまつわる都市伝説!謎の地蔵尊とは?
福岡市天神の渡辺通りに建つビルとビルの間。ここを進むと、ある地蔵尊がまつられているという噂をご存知だろうか?
行ってみると確かにある。普段は誰も足を運ばないような細い道の奥に、1体のお地蔵さんがひっそりと建っているのだ。
恐らくは道祖神のような役割だろうが、それにしてもなぜ人目につかない場所にあるのか?この疑問について、ある都市伝説が広まっている。
このお地蔵さん。実は古くから存在していて、福岡市の開発計画がされる頃には「邪魔だから」という理由で移設計画が持ち上がっていた。
適当な場所か、あるいは建設予定のビルの上にでも移してしまおうと工事関係者の人たちは計画していたのだ。ところが都市伝説にはよくある話で、いざ地蔵の移設に入ろうとするとトラブルが相次いだのだ。
そのため地蔵は、いまでも細い小道の奥にある。別の都市伝説によると、福岡市の開発もこの地蔵を考慮して一部変更を加えたとも語られている。
このような「いわく」があるため、問題の地蔵に手を合わせると返って不幸な目にあうなどの都市伝説まで存在する始末。しかし実際に地蔵の下まで行ってみると、いつも何かしらのお供え物を目で確認できる。
お地蔵さんの横には石碑があり、ご丁寧に「めがね地蔵」という名前まで付けられている。
またその石碑を読むと、このお地蔵さまは古くからカップル同士の待ち合わせに利用されていたらしく、しかも「ここで落ち合った恋人は幸せになる」という縁結びの仏様でもあったのだ。
なぜそんな恋愛成就の縁起良い神様が、都市伝説のような恐ろしい話に変わってしまったのか?
これは福岡の都市開発時代。地蔵が狭い路地の奥に取り残されたという話は本当のようで、この辺りから広まったデマであるという見方が強い。
確かに何も知らない人からすれば、細い小路の奥にポツンと立った地蔵からはオカルト系の都市伝説を彷彿とさせるだろう。
しかし、実際には縁起の良いお地蔵さんなので、福岡天神に寄った際は記念にお参りしてはどうだろうか。
ちなみに福岡という地名は、大河ドラマの主演でも知られる黒田官兵衛が名づけたという都市伝説もある。
彼の所領が福岡に移された際、地元岡山県の長船町にある、その名も「福岡」という地名から取ったというのだ。
その説によると、元々の福岡は「丘のある土地」を指す言葉とのこと。なんとなく縁起の良さそうな「福岡」という地名。
調べてみると意外に普通で、少し残念な話かもしれない。