背筋も凍る心霊スポット…!東京ホラーコレクション
東京といえばスカイツリーにレインボーブリッジと、夜になってもロマンチックなムードが多い。
つまり真夜中に本領発揮する心霊スポットなど「用なし」と言っているようなものである。
しかし!そんな東京にもシャレにならないほど怖い心霊スポットがあった!
そこで今回は、東京限定の最恐心霊スポットを紹介しよう。
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東京ナンバーワン心霊スポット!何かとヤバい八王子周辺!
東京都の八王子市は昔から語られるほど有名な心霊スポットだ。八王子が心霊スポットとしてどれほどの歴史があるのか?
紐解くと、それは実に江戸時代から始まっていた。というのも、八王子の心霊スポットで最も有名な場所とされる「八王子城址」。
ここは歴史の教科書でも習う「小田原征伐」の被害を受けた城だ。
命令違反をおかした北条家を取り潰すために、豊臣家が全国から大名を呼び寄せて総攻撃をかけた歴史的な合戦である。
この頃の北条家は「関八州」を支配しており、現在の東京もこの中に入る。当然だが八王子城も北条家のものだった。
さて、この城がなぜ心霊スポットとして話題なのか?実はこの「小田原征伐」のとき八王子城も攻められた。
しかし落城寸前に城内の女子供たちは「人質の身になるくらいなら…」と近くの滝に飛び込む決意をした。その数がなんと数十人とも呼ばれ、大変な悲劇の起こった舞台なのだ。
こんな不幸があったため江戸時代には既に「幽霊が出る」と噂されていたのである。
それが400年以上経った今でも東京屈指の心霊スポットとして語られているのだから、どれほどのヤバさか分かるだろう。
同市内の道了堂跡や上柚木公園では新聞に掲載されるようなトラブルもあった。実際に誰かが命を落としているため幽霊騒動の絶えない場所だ。
特に上柚木公園は展望台や駐車場、そして野球場周辺など広範囲にわたって幽霊の目撃談がある。1つの場所でここまで亡霊の話があるとは…
まるで心霊スポットのテーマパークである。
またこの地域は、東京でも名の知れた「まことの道」と呼ばれる道路がある。さらにその一角には東京中の「水子」のために無数の像をまつっている場所がある。
水子とは、生まれてくる前になくなった子どもの霊のこと。そのためか、この道を通る女性の中には悪寒めいたものを感じる人も多いという。
実際に「車のフロントガラスに子どもの手形がついていた」とか「まことの道を通るときに子どもの声が聞こえた」…といった経験談もある。
子どもの霊だから悪さをすることもないだろうが、知ってて行くなら注意したほうがいい心霊スポットである。
とにかくこのように、八王子市は東京の中でもとにかく心霊スポットの数が尋常じゃないくらい多い。風水的にあまり良くない立地という噂もある。
いずれにしろ、この地域に用事のある人はそれなりの覚悟を持ったほうがいいだろう。
今や知らない人はいない心霊スポット!東京青梅の吹上トンネル
1970年代や1990年代など日本には何度かオカルトブームがきている。その頃テレビでばんばん特集されたのが、東京の青梅市にある「吹上トンネル」だ。
正式名称はご覧のとおり「吹上トンネル」だが、当時の放送でほとんどの番組が「青梅トンネル」と紹介していたため、聞きなじみとしてはこちらの方があるかもしれない。
ともかくこのトンネルだが、現在は使われておらず「旧吹上トンネル」と呼ばれている。しかし恐怖度は相変わらずで、今もってなお強力な心霊スポットとしてオカルト界に君臨している。
最も多いのは「女性の霊」の目撃談。
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しかし心霊スポットといえば「誰々が殺された」などのニュースというか、オカルト的なソースが必要と思うが、不思議とこのトンネルにはそうしたイワクがない。
たとえば近くに墓地があるわけでもないし、処刑場だったという話も聞かない。心霊の目撃談だけが一人歩きした心霊スポットなのだ。
こうしたタイプの心霊スポットは東京でもやや珍しい。
だが、吹上トンネルの珍しさはそれだけではない。なんとこの場所には「旧々吹上トンネル」というのも存在している。
そしてまた、こちらの旧々トンネルも心霊スポットとして有名なのだ。
ここは入り口にフェンスが設けられていて、うかつに中に入れないものの、内部ではやはり女性の霊を見たという証言が後を絶たない。また旧々トンネルのすぐ近くには謎の廃墟がある。
一説には個人経営のレストランだったとも言われているが、真相は定かではない。とにかくここも「出る」と有名なのだ。
いや、むしろ噂によればトンネルの心霊現象もすべてこの廃屋が原因と言われている。
過去にこのレストランで何かしらの不幸なトラブルが起き、その影響がすぐ近くに建つトンネルにまで及んでいるのではないか?つまりこういうことである。
ただ昭和30年ごろの話らしいので、現在においては事実確認を取るのも難しいだろう。
奥多摩や秩父から東京都内へ向かうにしても中々通ることのない道だが、実際に心霊スポットとして有名な場所だ。通行の際はくれぐれもご注意を…
都心から歩いて5分!東京の中心地に鎮座する心霊スポット
国立新美術館のすぐ側、東京メトロだと乃木坂駅が最寄りだろうか。そんな東京二十三区の真っただ中に「青山霊園」はある。
ここも昔からかなり名の知れた心霊スポットだ。この心霊スポットに関して、聞き飽きたというくらい有名なタクシーのエピソードがある。
深夜にとあるタクシーの運転手が若い女性客を乗せた。その客は行き先を「青山霊園」と告げ、運転手がその通りに車を走らせる。
とうとう目的地に到着し、運転手が後部座席を振り返ると…
そこには誰もおらず、なぜか座席のシートが水に濡れていた。
「幽霊も無賃乗車するんだなあ」
慣れた人だとこんなオチまで返してくる怪談だが、青山霊園に関する話はこれだけではない。
この青山霊園は雰囲気こそ心霊スポットらしさが出ているものの、特に迷うような場所ではない。全体的にビルの建ち並ぶ東京でもここだけは見晴らしがいい。
基本的にお墓だらけなので当然だろう。園内の道も簡素だ。にも関わらず、肝試しに訪れた学生が行方不明になったという噂があるのだ。
それも数件ほど報告されている。こうしたことから青山霊園は心霊スポットでありながら異世界にも通じているのではないかと、オカルトマニアの間では話題になっている。
また青山霊園の近くには平将門の首塚もあり、こちらは千代田区。
どちらも東京都心の心霊スポットとして有名だ。
首塚は大正時代に当時の大蔵省(現財務省)の庁舎を建てるため移転計画が持ち上がった。しかし、いざ首塚を移そうとすると作業員たちに悲惨なトラブルが続いたため、計画は中止。
その後も首塚で悪さをすると祟りに遭うなどのイワクが数多く噂されている。
雰囲気的には青山霊園ほどではないが、恐ろしさで言えば東京中の心霊スポットをはるかに凌ぐほどヤバいのがこの「平将門の首塚」だ。滅多なことで足を踏み入れてはならない。
ちなみに東京二十三区内には、他にも意外と心霊スポットが多い。たとえば石神井公園や明治神宮にある清正の井戸も東京都内では危険とされている。
同じ井戸でも、あるいは練馬区の姿見の井戸も心霊スポットとして有名だ。しかし、これらは近年パワースポットとしても紹介されている。
特に姿見の井戸は「長命寺」というお寺さんにあるのだが、名前の通り「水面に自分の顔が写れば長生きする」なんて都市伝説じみた話まである。
霊的な場所なのでそういった話があってもおかしくはないが…縁起の良し悪しは「表裏一体」なのだろうか。
東京は、古くは関東平野の中でも湿地というか、水ハケの良くない場所にあった。そのため、治水対策がしっかりしていない頃はこうした所でトラブルが相次いだそうだ。
それもあってか東京の心霊スポットは水場にまつわる場所も多い。例えば、荒川旧岩淵水門や江北橋などがこれに当たる。
興味があれば調べてみても良いだろう。