可愛いだけじゃなかった…プリキュアの意外な都市伝説
「ふたりはプリキュア」から始まった大人気シリーズ・プリキュア。
名前の通りプリティな絵のタッチから、都市伝説とは無関係に思われるこの作品。
しかし世の中は広い。
やはりプリキュアにもいくつかの都市伝説が存在したので、今回はこちらを紹介する。
ここがポイント!
プリキュアの視聴者は30代ばかり…は都市伝説?
プリキュアの都市伝説として欠かせないのが「視聴者層」の話だ。日曜日の朝、いわゆるニチアサの代表的なアニメの1つ、それがプリキュアだ。
このことからメインターゲットは子どもだという事が分かる。特にプリキュアは女児向けの印象が強く、現に女性視聴者のほとんどは10歳未満に集中している。
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一方で男児はこのアニメを全く見ない。「セーラームーン」や「おジャ魔女どれみ」と同じで、やはり男の子がプリキュアを見るのは抵抗があるようだ。
ところが、である。子どもは全く見ないにも関わらず、なぜか(男性視聴者は)30代前後がぶっちぎりで多いのだ。
しかも下手をすると、本来のメインターゲットであるはずの10歳未満の女児よりも視聴者が多い…俗に言う「大きなお友達」現象だ。
都市伝説だろうと笑い飛ばせれば良いのだが、まぎれもない事実だから困る。なぜプリキュアが大きなお友達にロックオンされたのかは不明。
しかし最近のプリキュアでは、彼らも客層として完全に捉えている。つまり「逆ロックオン」されてしまったのだ。
その証拠に、規制の強いアニメ版ではまさに「女児向けアニメ」というコンセプトで話が作られているが、スピンオフなどのマンガ版ではかなり「成人志向」の作風になっていると一部の都市伝説で語られている。
なお「大きなお友達」という言葉は、ある声優が広めた。あるいは、イベントでよく使われる「小さいお友達」の対義語として生まれたとも言われ、由来については都市伝説によってまちまちだ。
また、この大きなお友達を略して「大友」と呼ぶことがある。が、実際に全国には同じ名字が多数存在するので注意が必要だ。
プリキュアのルーツは特撮モノのアニメにあった?
プリキュアと言えば可愛いキャラクターが色々登場して、敵とほんわか戦っている雰囲気。というのが、多くの人の「イメージ」ではないか?
だが違う。実際にアニメを見ると、かなり迫力のある戦闘シーンであることが分かるはずだ。
制作に追われる深夜アニメでは出せない迫力がそこにある。しかし、少し考えて欲しい。
プリキュアといえば本来は「女児向けの作品」である。だとしたら戦闘シーンに力を入れるよりも、ファッションだとかスイーツだとか…女の子が好みそうなものにスポットを当てるべきではないだろうか。
この謎に対してある都市伝説がヒントをくれた。どうやら初代プリキュアを監督することになった人物は男性で、しかも今まで少女アニメを見たことがなかった…
その都市伝説ではこの様に紹介されている。プリキュアは基本的なコンセプトとして、「セーラームーン」などを代表するアクション路線と決まっていた。
そこで監督は、自分が子どもの頃に見た仮面ライダーやウルトラマンなどの「特撮モノ」の演出を作品のエッセンスとして取り入れたのだ。一見してミスマッチとも思えるこの手法だが、意外にもプリキュアは有名作品に…
今やいくつものシリーズが作られるほどの人気アニメになった。だがその裏に、特撮モノの影響があったことは都市伝説でしか知られていない。
ただし、初代プリキュアの制作が順調であったかについては疑問が残る。都市伝説によると例えば「バリア系」や「敵を浄化させる系」の技は放送開始後、しばらくして封印されている。
つまり、以降の話では一切使われなくなったのだ。またキュアブラックも当初は低めの声になっていたが、声優さんの努力によって今の音域にまで調整された。
この様に設定がかなりブレブレだったことが分かる。どうやら試行錯誤の結果、今のプリキュアがあるようだ。
プリキュアの「ルミナス」にまつわる都市伝説
「キュアホワイト」「キュアドリーム」
このように、プリキュアは変身後のキャラクターに必ず「キュア」が付く。ちなみにプリキュアは「プリティ(可愛い)」で「キュッアキュア(癒やし)」の造語というのは有名過ぎるので、さておいて。
MAX Heart…いわゆるMHから登場した九条ひかりこと「シャイニールミナス」。なぜか変身後の名前に「キュア」がついていない。
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彼女ではまったく癒やされないということだろうか?いや、そんなことはない。彼女は次の女王候補であり、光の園における女王様の生まれ変わりだ。
そのため「シャイニー」が頭につくのである。そんな格式高い「女王様」ことルミナスだが、ネット上ではなぜかネタにされている。
とある放送回での作画崩壊っぷりが都市伝説級にひどかったため、このような扱いを受けているのだ。ちなみに最も問題となったのは、MHの11話。
この時の表情は今でも「かんたんルミナス」などと皮肉られているが…実際にMHの制作時は、歴代プリキュアの中で特に忙しかったとも都市伝説では語られている。
がしかし、ルミナスにとってはあまりに可哀想な仕打ちとなった。なおこの事件に関連しているかは不明だが、ネット上では一時期「シャイニールミナス」という単語を検索してはいけないという都市伝説が広まった。
なんとグーグルのサジェスト機能にまで「検索してはいけない」などの候補が出たというのだ。噂の出どころは、上記の作画崩壊を面白おかしくネタにした人たちと思われるが…
真相は都市伝説ですら明らかになっていない。
プリキュアvsサザエさん!「ジャンケン戦争」が話題に
「はーい、来週もまた見てくださいね!」
こんな声がテレビから聞こえて思わず手を出す人、多いのではないだろうか?ある人は拳を握ったまま。ある人はチョキ、そしてパー。
日曜の夕方18:58ごろに行われるお決まりのジャンケンである。我々はパブロフの犬かと思うくらい、もはや日本人の定番と化した「サザエさんのジャンケン」。
これに対抗したのがプリキュアだ。実は同作品シリーズの「スマイルプリキュア!」にてサザエさんと同じ様に毎週ジャンケンが行われていた。
変身シーンの手の形が、グー・チョキ・パーのいずれかになっていたのだ。このことに気付いた一部の視聴者が「週末ジャンケン戦争」と称してネットに流したため、噂は都市伝説的な広まりを見せた。
2012年の2月から2013年の1月まで、約1年に渡って繰り広げられた「週末ジャンケン戦争」。結果的にプリキュアの方がやや勝率が高くなっているが、サザエさんも後半の追い上げであまり差は開いていない。
これに関して「ニチアサから夕方まで10時間以上もある」ことを理由に、「実はジャンケン部分だけ映像を切り替えている」という都市伝説まで作られる始末だ。それだけ「第2の興味」として注目されたということだが…
事実だとすればやや大人げないサザエさんだが、それはそれで面白いのでは。ちなみに本家サザエさんは「年始最初の放送ではチョキを出す」という説がある。
年明けに覚えていたら一度試しても良いだろう。最後になるが、プリキュアには以下の都市伝説も存在する…というか、した。
「エンディング曲の歌詞に次回シリーズのタイトルが隠されている」
これが過去形なのは、有志の手によってデマだと判明したからだ。しかしその人物は全ての曲を確認する間に、すっかりプリキュアファンになってしまった。
ミイラ取りがミイラに…という悲しい話である。