誰が一番強い!?ウルトラマンの「最強キャラ」を大公開
「最強キャラは一体だれだ!?」
アンパンマンや仮面ライダーなど、キャラクターやシリーズの多い作品には付きものの話。
もちろんウルトラマンにも存在していて、最強のヒーローや怪獣を決める議論がネット上の至る所で繰り広げられている。
今回はそんな議論の末に紹介された、ウルトラマンにおける最強キャラを紹介したい。
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ここがポイント!
ウルトラマンで「最強の怪獣」と言えばやっぱり…?
最強説を語り合うと、なぜかウルトラマンよりも話題に上がるのが怪獣キャラ。やはり正義の味方同士を比べるよりも「敵の力」を比べた方が楽しいのだろうか。
もしくはそれだけ、ウルトラマンの怪獣が魅力的だからかもしれない。ともかくウルトラマン怪獣の中で「こいつこそ最強!」と候補に挙げられる奴らがいくつか存在する。
例えば、ウルトラマンタロウに登場したバードン。こいつはゾフィーの使う光線すら効かない、かなり耐久力の高い怪獣だ。
実は各ウルトラマンが使用する光線には威力の違いがあって、初代の使う有名な「スペシウム光線」が実は最も弱い。そしてメタリウム、ストリウムといくつか続いて、ウルトラ6兄弟最強の光線がゾフィーの放つM87光線なのだ。
「奇跡に近い87万度もの温度がある光線」という意味だ。しかし、バードンはそれをいとも簡単にはね退ける。
そしてゾフィーとタロウを串刺しにして倒してしまうのだ。このことからバードンこそ、ウルトラマン最強の怪獣ではないかと噂される。
しかし、同じウルトラマンタロウからタイラントも最強ではないかとされている。タイラントはタロウを除く全てのウルトラ6兄弟をたった一匹でぶっ倒す。
最後はタロウに負けてしまうが、それまで連戦続きだったので敗因は「疲労によるもの」だと考えられている。疲れさえなければ本当に一匹で全員倒してしまったかも知れない、化け物中の化け物である。
ところが、タロウ以外の5兄弟を全滅させた怪獣は他にもいる。ウルトラマンエースに登場したヒッポリト星人がそれだ。
自ら「宇宙最強の生き物」と称するこの怪獣は、相手をブロンズ像に変える「ヒッポリトタール」という液体を浴びせる。またその前にヒッポリトカプセルという捕獲技も使ってくるのだ。
これらの技にやられて、エースら5兄弟は全滅。助けに来たウルトラの父まで返り討ちにあう始末である。
「純粋なパワー比べ」という意味で最強と呼べる怪獣は、この3匹のいずれかだろう。だがウルトラマンには、別の意味での最強怪獣も存在する。
その内の1匹が、あの有名なバルタン星人。特に目立って強いわけでもないが、何度倒されても現れるシブトさから最強の名が高い。
登場回数は恐らくウルトラマンシリーズで一番ではないだろうか。ともかく、ほぼ毎シリーズ登場する露出度の高さから印象強さはあるようだ。
またイメージの強さから今でも最強と語り継がれているのが、「初代ウルトラマン」最後の怪獣・ゼットンである。彼はそれまで「負けるはずがない」と思われていたウルトラマンを初めて倒した怪獣である。
このことが当時の子ども達にトラウマ的なイメージを植えつけた。また、ゼットンが使う「火の玉光線」は一兆℃もある。
これは太陽の460兆倍のエネルギーで、半径100光年近くも焼き尽くせるほどの熱量だ。要はこんな考察が真面目にされるほど、様々な人から愛されてきた怪獣とも言えるだろう。
ウルトラマンの最強すぎる「3人衆」?
最強説とは少し違うが、ウルトラマンの中には俗にいう「チート過ぎるキャラ」が存在する。一部ではチート+ウルトラマンということでチートラマンと呼ばれている。
このチートラマン、主に3人のウルトラマンがノミネートされている。
1.ウルトラマンキング
光の国のプラズマスパークを建設したとも言われるウルトラ長老の1人。裏切り者のベリアルが光の国で騒動を起こした際、他のウルトラマンは誰も彼を倒せなかった。
しかしウルトラマンキングは念力だけで倒した。そんな物凄い人物である。純粋な力の比較でいうと「キング vs 初代」では「ウルトラマン vs 民間人」くらいの差がある。
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また盛大な誕生会を開きたいという理由で、別次元の世界を一つにするなど「スケールのデカさ」もチートラな理由の一つだ。
2.ウルトラマンレジェンド
コスモスとジャスティスが1つになることで生まれた、まさに「伝説の」ウルトラマン。「今世紀最強のウルトラマン」というキャプションが付けられたことでも有名だ。
その最強っぷりは映像にもしっかり現れていて、地球が消える程の威力がある攻撃をあっさり跳ね返している。また「ウルトラマンファイティングエボリューション3」というゲームにもレジェンドが登場する。
しかしあまりの最強っぷりに「1回のプレイごとに出現条件を達成させる」必要があり、しかも「毎回条件を達成させた後だけ使えるようになる」というかなり面倒なルールが付けられている。
このゲームの性能でいえば「必殺技がガード不能」かつ「全ての技が超必殺技クラス」というチートにしても程があるレベル。あまりにぶっ飛んだ最強っぷりのせいか、映像作品ではたったの1回しか登場したことがないのだ。
登場させると勝ちが約束されているので、スタッフとしても扱いが難しいようだ。…「じゃあなんで作った」という話ではあるが。
3.ウルトラマンノア
その姿からして、他のウルトラマンとは違う雰囲気がある。ともすれば「別のヒーロー物」のキャラクターのようなノアだ。
そしてやはり違うのは姿形だけではなく、彼のスペックもチートラの名に恥じない最強っぷりだ。
・繰り出した正拳突きはゼットンと同じ1兆℃の熱を持つ
・全身から光を放てば周囲の敵が勝手に消滅する
・一瞬で別次元の特定の場所までワープすることができる
これらの超人的な活躍により「平成のウルトラキング」とまで噂されている。そもそも弱体化してネクサスなどの姿になっても、他のウルトラ戦士以上の力を持っている。
この事からもウルトラマンノアがいかに最強か分かるだろう。また「平成のウルトラキング」と呼ばれているが、年齢はノアの方が約5万歳も高い。
ちなみにウルトラマン達が「光の巨人」という種族になったのが約4万年前とされているので、ノアやキングは種族的に何と呼ばれるかすら謎である。もはやウルトラマンでもチートラマンでもない「最強の何か」である。
昭和のウルトラマンを代表する戦士…ウルトラの父!?
先程も紹介したヒッポリト星人。「ウルトラの父」は初登場にして、いきなりこの怪獣に倒されてしまった。
またウルトラマンキングやノアなど歴代の最強戦士が存在するため、やや影が薄い。しかしウルトラの父も実はなにげにスペックが高いのである。
そもそも彼は宇宙警備隊の大隊長だ。他のウルトラマンたちより弱くてこの役職が務まるはずはない。
パワーも強く、直径100kmの小惑星を一撃で粉砕するほどだ。腹部の古傷が弱点で、対ベリアル戦ではそこを突かれたために敗北してしまった。
しかし本来なら弱点など気にしないほどの最強さを持っている。ちなみに、彼のヒゲとツノはウルトラ大戦争の時に覚醒して生えたもの。
回想シーンでも明らかになっているが、決して子どもの時から付いていたわけではない。というか、そんな子どもはイヤだ…
ウルトラ6兄弟の「設定」が今では戦隊モノ顔負けに…?
ウルトラマンゾフィーを一番上とし、末のタロウまで含めたウルトラ6兄弟。昭和時代は単なる兄弟設定でストーリーが進んでいた。
しかし平成になると、この兄弟の設定に変化が起こる。なんとこの6人が合体するのである。
ウルトラマンレジェンドの2人ならまだ融合とかで納得できるが、6人が一斉に1つになるのだ。特撮と言ってももはや戦隊モノのノリである。
しかも合体した後はスーパータロウと、なぜか末っ子の名前が付けられている。どこから突っ込んで良いのかネタが満載すぎて困る。
だがそんなスーパータロウ、とにかく強い。兄弟たちが一斉に光線を飛ばしても倒せなかったグランドキングをたった一発のキックで吹き飛ばすと言う…とんでもない威力の上がり方を見せる。
合体したことで得られた力は、単純な足し算ではない。いわゆる「相乗効果」が加えられているのだ。
しかもこの合体劇、まだこれで終わりではない。更になんとメビウスとも合わさってメビウスインフィニティーになるのだ。
もはやウルトラマンの名前すら残っていないが、気にしたら負けだろう。インフィニティーは当然、スーパータロウよりも強いが…
ここまで来ると「最強」とかいう次元を軽く通り越しているような。ちなみに、メビウスはウルトラマンヒカリなどとも合体し「フェニックスブレイブ」という姿にも変わる。
どうやら平成のウルトラマンは最強を求めるあまり、かなりカオスな展開になっているようだ。