《ネタバレ注意》ガンダムのおもしろ都市伝説・裏設定まとめ
「ガンダム」といえばもはや説明不要、サンライズ社の有名作品である。
特に初代はファーストガンダムなどと特別視されるほど不朽の名作だ。
難解なストーリーのため逆に都市伝説は少ないようにも感じるが、実はかなり多く存在した。
今回はそんなファーストガンダムにまつわる都市伝説の数々を紹介しよう。
ここがポイント!
ガンダムに登場する「名前」にはある面白エピソードが
そもそも何気なく呼んでいる「ガンダム」という名前。ここにも都市伝説が存在する。
例えば同じロボット系アニメだと、マジンガーZは魔神と機械(マシン)をかけた造語。エヴァンゲリオンは「福音」という意味のギリシャ語から来ている。
では、ガンダムの由来はなんだろう?都市伝説では次のように語られている。
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サンライズ社でロボットアニメの話が持ち上がったとき、当初は「ガンボーイ」「フリーダムファイター」という2つの名前が挙げられた。しかしどちらもインパクトに欠けるため、これらを組み合わせて「ガンダム」にしたのだ。
意外と語呂が良かったので採用されたが、この語呂の良さはファーストガンダムにおいてかなり重要だ。
なぜならジオン軍のモビルスーツであるザク・グフ・ドムはどれも呼びやすさを考慮して名付けられたからだ。そして、単純だが耳に残る。理にかなった都市伝説と言えるだろう。
ただし語呂合わせでなく、モチーフの存在する名前もある。例えばシャアはフランスのシンガーソングライター「シャルル・アズナヴール」から来ている。
面白いところでは、Zガンダムに登場するボリノーク・サマーンというモビルスーツ。これはなんと「森のくまさん」から来ているのだ。なんとも愉快な都市伝説ではないだろうか。
さらに連邦軍側の名前を見ると、こちらも共通点があることに気付く。主人公のアムロ・レイ。そしてカイ・シデン、リュウ・ホセイ。
アムロの「レイ」はゼロ戦が由来である。またカイ・シデンは戦闘機の「紫電改」から、リュウ・ホセイも同様に「流星」が由来となっている。
いずれも第二次世界大戦をイメージさせる名前だ。これが次の都市伝説に繋がる。
ガンダムの裏設定は「太平洋戦争」!?
宇宙の外れで弾圧され続けたスペースノイドが、地球を軸に生活するアースノイドに反旗をひるがえした。大ざっぱに説明すると、ガンダムの物語はこのような流れで始まる。
また本編もジオン軍(スペースノイド)と地球連邦軍(アースノイド)の戦いがメインに描かれている。実はこの展開、全て「太平洋戦争」がモチーフだという都市伝説がある。
まずガンダム世界で開戦のきっかけとなった「ブリティッシュ作戦」。ジオン軍が宣戦布告と同時に複数の拠点を攻めて快勝した戦いだ。
これは日本軍の「真珠湾攻撃」そのものである。つまり都市伝説によると、ジオン公国=旧日本軍であり、必然的に地球連邦=アメリカ軍とみなされる。
始めはジオンが有利だったものの、圧倒的な数の力で地球連邦軍が勝つのはまさに当時の「日本vsアメリカ」の図式だ。最終的にグラナダ条約を結ぶところもサンフランシスコ講和条約を結んだ史実とリンクする。
だが都市伝説を信じたとしても、史実と違う部分も存在する。それは、本来ならあるはずの本土決戦がないこと。
日本はこれによって降伏宣言を発表しているが、ガンダムではこの部分が丸々省かれている。あまりに悲惨だからなど都市伝説ではいくつかの理由が噂されている。
しかし別の都市伝説によると、構想自体は存在していたらしい。
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まさかの都市伝説!「初代ガンダム」は打ち切られていた
現在までに数知れないシリーズ作品を生み出してきたガンダム。当然、その最初となる「ファーストガンダム」も人気絶頂だったかと思いきや。
実は初回放送時にまさかの大ゴケ…あまりの低視聴率に制作側は打ち切りを決定したほどである。
ちなみに「ガンダム」が放送されたのは1979年のこと。同じ宇宙を題材としたアニメに「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」もあったが、ガンダムほどの難しいストーリーを当時の子ども達は理解できなかったのだ。
今と違って昔のアニメは完全に「子ども向け」だったが、ガンダムは時代を先取りしすぎたのである。
結果的にガンダムは予定していた数話をカットすることになった。最終回といえば有名なアムロとシャアの戦いだが、実はあれで終わりではなかったのだ。
「僕にはまだ帰れる場所がある。こんなに嬉しいことはない」
最終回の最後の場面でアムロがつぶやく名言だ。勝利に終わったはずなのに、どこか悲しくも感じるシーンではないか?
これは打ち切りを食らった制作スタッフの心境を代弁させたもの…そんな都市伝説まである。
しかしガンダムは、その後の再放送で爆発的な人気を獲得。関連商品も売れまくり、一転してサンライズ社のキラータイトルになった。
そしてZガンダムやZZと続いていくのだが…時代さえ間違えなければ全話放送することも出来たのに。
まったくトホホな都市伝説である。
都市伝説によるとシャアは元々「ピンクの彗星」だった
「ビーム輝くフラッシュバックに奴の影!」
時代を象徴するような歌詞で別の方向からも有名なシャア・アズナブル。言わずもがなガンダムのダークヒーローであり、主人公アムロ・レイのライバルだ。
彼のことを「赤い彗星」と呼ぶのはあまりに有名。だがアニメをよく見ると、彼の機体は赤くない。
厳密に言えば「赤っぽい」けど「赤くはない」のだ。要するにあれはピンクである。
なぜ「赤い彗星」と呼ばれながら真っ赤ではないのか?これについて、ある都市伝説が噂されている。
ガンダムの制作会社であるサンライズは当時から多数のアニメを作っていた。その過程でなんと「ピンクの絵の具」が大量に余ったのだ。
そんな時にちょうどガンダムの制作が決定したため、ピンク色の消費に利用されまくったのだ。アニメを見るとビームサーベルや爆発のシーンにも大量のピンクが使われている。
しかし、それでも絵の具が使い切れない。そもそもロボット系などの硬派なアニメをメインにしているサンライズだ。
どちらかと言えば女の子っぽい「ピンク」は、無理やりにでも使う機会を作らないと減っていかなかった。そこでほぼ毎週登場するシャアの機体をピンクにすることで、使わざるを得ないように仕向けたのだ。
ただ「ピンクの彗星」ではダサすぎるので、近い色の「赤い彗星」にしたという。サンライズの機転がきいた都市伝説である。
そう、ここで終われば…残念ながらこの都市伝説にも続きが存在する。
ガンダムではピンクだけでなく、他の絵の具も大量に消化する工夫が用いられている。例えばザクなんて緑一色だし、グフもゲルググも基本的に「一つの色」で塗りつぶされている。
始めはこれで問題なかったが、後半になるにつれて絵の具が足りなくなってきた。そう、調子に乗りすぎたのだ。明らかにやりすぎである。
仕方なく連邦軍のノーマルスーツを全て白に統一するなどの善後策が取られた。ガンダムと言えば、監督からして生きる都市伝説と名高い富野由悠季氏だ。
彼にまつわる都市伝説もいずれ紹介したいが…いずれにしろ神がかった監督が作ったガンダムだけに、その人気も高くあり続けるのだろう。