【ピーターパンの怖い都市伝説】主人公は殺人鬼だった!?
ディズニー映画になるほどに世界的知名度を誇るピーターパン。日本でもピーターパンの絵本など多くあり、子供に人気の物語である。
そんなピーターパンであるが、子供には教えられないような恐ろしい都市伝説が密かに語られていた。その衝撃の内容や裏情報を公開しよう。
ピーターパンの正体は殺人鬼だった!?
ご存知ピーターパンは大人にならない永遠の少年である。彼が住む夢の国ネバーランドでは同じように年をとらない子供が沢山いて、皆ピーターパンを慕っている。
ネバーランドでは現実世界と時の流れも全く違うため年をとらないのだ。しかし、都市伝説では子供が年をとらないのではなくピーターパンが成人した子供達を大量に殺しているといわれている。
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この都市伝説はフジテレビの元人気番組「トリビアの泉」で有名になった。都市伝説の根拠となったのが1911年に出版された小説「ピーターパンとウェンディ」の原文である。
なんとそこには「ピーターは因縁深くできるだけ大人を殺そうとした」や「子供が成人した際には違反なのでピーターは彼らを間引いた」と翻訳できる部分があるのだ。
しかしこれには諸説あり、単なる比喩表現の可能性や、殺すのではなく追い出すとも考えられる。翻訳するにあたりニュアンスを捉える意訳は非常に難しいものであり、捉え方は様々なのだ。
都市伝説が本当であればヒーローどころか狂気的な「大量殺人鬼」ということになるので、出来れば「殺す」や「間引く」が比喩表現であることを願いたい。
ピーターパンのモデルはヤギの姿をした神様?
とんがり帽子に小人のようなスタイルのピーターパン。彼のモデルは何者なのかご存じだろうか。
都市伝説によると、ギリシャ神話に登場するパーンという神をモデルにしているといわれている。パーンは人とヤギを合体させた半人半獣であり「生命力、生殖力」の神として崇められている。
このためピーターパンの尖った耳、細い足などは「ヤギ」のイメージからきている。また、彼の服が全身緑であることには生命力を表す「自然」を表現しているようだ。
アニメ上では分かりにくいが、とんがり帽子をとるとヤギの角がでてくるらしい。
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この都市伝説から考えるとピーターパンは純粋な気持ちを描いたファンタジーのようであるが、フック船長とチクタクワニの存在は「生と死」や「時間の有限性」を描いているとも考えられる。
おとぎ話には神話に基づく話が意外と多くある。それらの話の裏には考えさせられるような深いメッセージが隠されていたのだ。
フック船長の「カギ手」にまつわる都市伝説
フック船長のトレードマークのカギ手。実は原作とディズニーでは、右左のカギ手が逆になっている。
原作では右利きのフック船長がピーターパンと戦った際、刀で右手を切り下ろされてしまい時計を飲みこんだワニ(チクタクワニ)に食べられたという設定だ。しかし、ディズニー版では彼のカギ手が左利きになっている。
これはディズニーアニメとして残虐な表現を避けるための変更だったようだ。ちなみにディズニーランドのフック船長に「チックタック」と時計の秒針を真似ると、脅えて逃げていくとの都市伝説もある。
このような楽しみ方ができるのはディズニーならではだろう。
実は「ピーターパンの日」があった
あまり知られてはいないが12月27日は「ピーターパンの日」である。クリスマスの直後…そりゃ存在も薄い訳だ…
なぜこの日になったかと説明すると、元々戯曲(劇の台本)として書かれた原作ピーターパンの初演は1904年12月27日だったからだ。つまり彼は100年以上も「大人になんかなりたくない!」を貫いていることになる。
ちなみにこの心理状況をピーターパン症候群と心理学的に名づけられているが、正しくは「成長を受け入れられない男性」ということで男性のみに使用される症状のようだ。
この症状は「マザコンの延長」とも言われていて残念ながら勇敢なピーターパンとは程遠い…一年に一度、ピーターパンを観て純粋な気持ちを思い出すのも良いかもしれない。
このようにピーターパンの都市伝説にはイメージとは異なる様々な内容が隠されていた。世代を超えて愛される理由として、この深いメッセージ性も関係しているかもしれない。