サザエさんの最終回はハワイ旅行!意外過ぎる結末が都市伝説に
毎週日曜日の夕方にお茶の間をにぎわせてくれるサザエさん。
その歴史は古く、なんと1969年から半世紀以上も放送されている。
今や日本人にとってサザエさんはなくてはならないアニメだし、最終回なんて考えたくもない。
ところが一部の都市伝説でこの「最終回」にまつわる噂が広まっているのだ…
サザエさんの最終回は夢の「ハワイ旅行」
問題の都市伝説によると、最終回はサザエさん一家が海外旅行(ハワイ)をする話になっている。
きっかけはカツオが福引で一等賞の旅行券を当てたことによる。
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この都市伝説が噂されるようになったのは意外と古く、当時は普通の人が海外旅行をするなんて夢のまた夢だったようだ。
今でこそハワイ旅行は当たり前になったが、サザエさんたちにとってはまさにビッグドリームだったのである。
さてここまで聞くと「ハッピーエンドの最終回なのか?」と思いがちだが、しかしそこは都市伝説。
ここで噂される最終回はそんな甘っちょろいものではなかった…
サザエさん達を乗せた飛行機だが、なんと飛行途中にトラブルが発生してしまう。
そして目的地に着くこともなく海に墜落してしまったのだ。
サザエさん達の行方は…
仮に海の上とは言っても、飛行機が墜落したらタダではすまない。
では最終回の都市伝説で、サザエさんたちは「全員死んでしまった」と語られているのだろうか?
いや、そうではない。そしてここからがこの最終回にまつわる都市伝説の面白いところだ。
海に投げだされたサザエさんたちはなんと、海にまつわるモノ、つまり海産物に戻っていったと言われている。
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それも彼らの名前通りサザエさんなら貝のサザエ、ワカメちゃんなら海藻のワカメといった具合にだ。
もっともユニークなのはお父さんの波平だ。彼はそのまま「波」になってしまったという。
もはや物質ですらないただの自然現象だ。
しかし奥さんのフネは文字通り「船」になったそうなので、おそらくその後はサザエさん達を助けて回ったことだろう…
もちろん都市伝説ではそこまで語られてはいない。
だが最終回にしてはあまりにぶっ飛んだ設定なので、どうにか元のサザエさん達に戻ることを願わずにいられない。
この都市伝説はデマ?
これはつまり「サザエさん達は元々海の生き物(?)だった」という説である。
そのため、最終回は海に落ちたことで「元の姿に戻った」という流れになっているのだが…
この都市伝説が正しいとすると、我々は普段から妖怪アニメを見ていることになる。
妖怪「波おとこ」とか「貝おんな」とかだ。いやいや、そんなはずはない。
なぜなら彼らの命名理由には、ハッキリとしたエピソードが存在しているからだ。
それはまだ「サザエさん」が作られる前の話…
作者の長谷川町子さんが海水浴に行ったとき、ぼんやりと作品のネタについて考えていた。
そしてそのとき「海にまつわる物を人名にすれば面白そう」とひらめいたことがきっかけなのだ。
実際に、カツオやマスオさんは漢字で「勝男」とか「益雄」とか書けば現実世界にもいる。
要するに「人名として存在して、それでいてインパクトのある名前」ということでサザエさん達の名前は付けられた。
だからこの最終回にまつわる都市伝説はデマだといえる。
安心してほしい。サザエさん達は妖怪でも何でもなく普通の人間だ。
ところで、この都市伝説にはもう一つ突っ込みどころがある。
マスオさんのモチーフは魚のマスだが、これは何気に淡水魚のため海では生きていけない。
もし海で生きるマスが発見されればそれこそ都市伝説だろう…