初代ポケモンの都市伝説!北米版の仕様がものスゴい

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今や世界的人気のポケットモンスター、通称「ポケモン」。その人気は衰えることを知らず、現在でも続編が作られている。

しかし、長い期間続いている作品となると多くの都市伝説が生まれもする。調べてみたらポケモンにはかなりの数の都市伝説があると判明した。

その中から今回は、筆者も子どもの頃に良く遊んだ「初代」ポケモンについての興味深い都市伝説を紹介したい。

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北米版の主人公とライバルの名前

ポケモンは主人公とライバルの名前を自由に選ぶことができ、空白の入力画面に文字を打ち込んで決める方式が取られている。

そのため、本来なら(アニメ版で言う「サトシ」のような)デフォルトの名前は存在しないのだが

ゲーム製作の場面では、進行チェックなどのために「取り敢えず」で仮設定されるデータがいくつか存在する。

これらのデータは通常我々がプレイする際にはお目にかかれるものではないのだが、チートや解析などをすると開発側の意図に反してあらわになってしまうことがある。

この都市伝説もそんな開発側にとっては悲劇(?)の一つ。北米版ポケモンの名前入力画面でチート技を使い、空白のまま決定すると出てくる名前。

なんと主人公が「NINTEN」、ライバルが「SONY」なのだ。NINTENとはもちろん任天堂のこと。SONYとは、こちらはもう言わずもがなの世界企業だ。

しかしNINTENは分かるが、何故ライバルの名がSONYなのだろう。

 

当時の任天堂とSONYの関係

ポケモン発売当時(1996年2月発売)、ゲーム業界では一つの大きな動きがあった。

プレイステーション(以下PS)やセガサターンの出現により、今までのソフト媒体からディスク媒体へと移行したことだ。

媒体がディスクになったことで大幅に容量も増え、ゲーム業界には3D化の波も一気に押し寄せた。

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ファミコンやスーパーファミコンの2D(ドット絵)に慣れ親しんだゲーマーにとっては目から鱗の革命だったろう。

特にPSはその後に発売されたゲームにも恵まれて、開発元であるSONYは一躍ゲーム業界のトップに台頭した。

それからしばらくして任天堂も「NINTENDO64(以下64)」を発売したが、人気作や名作も多かったもののPS人気には追い付けず、今までゲーム業界を牽引する存在だった任天堂としては辛酸を舐める時代となった。

また64はディスク媒体主流の風潮に対抗し、ソフト媒体として発売された。この64が敗退したことでその後のゲーム業界の流れを決定づけたとも言えるだろう。

この様な世情の中で生まれたのがポケモン。主人公「NINTEN」とライバル「SONY」の名前からは、巻き返しを狙う任天堂の熱い思いが伝わってくる。

今でこそコンシューマーゲーム業界は任天堂とSONYがシェアを二分しているが、ポケモンが発売された当時を考えると非常に興味深い。

 

北米版のみの仕様

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この都市伝説、残念ながら国内版では赤・緑・青すべてで確認されていない。理由は定かではないが色々問題があったのだろうと推測する。

ただ北米版では有志による証拠動画などでしっかりとその存在が確認されている。これは裏を返せばポケモンスタッフが「狙ってやった」と思えなくもない。

海外ならではのブラックユーモアあふれる都市伝説なのだろう。

本当に相手企業を憎んでいるのなら、例え内部データとしても作中に企業名を盛り込むなんてしないはずだ。

こうした遊び心もポケモンが長く愛される秘訣なのかも知れない。

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