スペースマウンテンに張られたお札が怖い…乗る前に知っておきたい話
宇宙空間をハイスピードで駆け巡るスペースマウンテン。
ディズニーランドには欠かせない人気アトラクションの一つだ。
しかし、スペースマウンテンには死亡事故など不吉な出来事が起きていることをご存知だろうか?
事故があまりにも起きるためにスペースマウンテンには「お札」が貼られているという不気味な噂もあがっている。
気になる詳細と共に、スペースマウンテンの様々な真相に追ってみた。
スペースマウンテンに不気味なお札が…
スペースマウンテンはランド開業当初から現在まで愛され続けているが、開業した1983年から1990年の間に2件の死亡事故を起こしている。2つの死亡事故の死因は脳震盪(のうしんとう)や心不全といった突然死である。
機械による故障が直接的な原因ではないものの、激しい急降下や急旋回をすることで体に負担をかけてしまったと考えられる。これにより、ある恐ろしいエピソードがあがってしまった。
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ある時、スペースマウンテンが機械のトラブルにより緊急停止した。そして間もなく安全確認のために普段は真っ暗なアトラクション内の照明がつけられた。
その途端、乗車していた女性の叫び声が響き渡った。怯えている女性が見上げる天井を他の乗客たちも見ると、一同は声を失った。
なんとそこにはびっしりとお札が貼られていたのだ。どうやら開業当初から立て続けに起きた事故の影響で、おはらいと共にお札が貼られていたというのだ。
が、この噂について調べてみたところ、開業当初に事故が立て続いたのは確かなもののお札が貼られているという説はデマだった。おそらく2件の突然死が不吉に思われて大きく話が広がったのだろう。
もっとも、トラブルにより宇宙から現実へ引き戻された乗客のことを思うと叫びたくなる気持ちも分からなくはないが…事故以降はより綿密な安全確認や厳しい利用制限がかけられた。
また、スペースマウンテンは2007年におよそ半年をかけた全面リニューアルを果たしている。安全面の強化と共にライトアップや外内の装飾をグレードアップし、更に私たちを楽しませてくれる存在になった。
もちろん急停止で電気がつけられても何の変哲もないコースターが現れるだけなので安心してほしい。ちなみに利用制限については、なんと睡眠不足のゲストにも制限がかけられるとのこと。
「明日はディズニー!」と浮かれて寝ないで行くと、スペースマウンテンに乗れなくなってしまうので要注意である。
「いやいや、申告しなければいいじゃん!」という声もあるかもしれないが、安全に楽しむためにはルールを守った方がベターだ。
体重オーバー用に秘密の別ルートが存在した!
上記のようにスペースマウンテンは「安全第一」とされている。と言うのも、このアトラクションは急カーブ等が多いために重量制限も設けられている。
ひとつのロケットに対して乗客の重量が1トンを超えた場合は、通常右側に進むコースが左側の別コースに変更される。そう、ライド後に少し進んでから安全確認が行われるのは重量を計るためでもあったのだ。
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左側に進んだコースは車庫につながっており、そこで「お客様にお知らせいたします。このロケットは自動安全装置が作動したため出発できません。
そのため、お客様には別のロケットへお乗換えいただくこととなります。ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございません。」とアナウンスされ、強制的にグループ分けされるのだ。
このパターンは1つのロケットに身体の大きな人がそろった場合に起こる。ちなみに「12人乗りで1トン」が変更の目安なので、育ち盛りの柔道部100キロ級が集まって乗る…なんてことがない限り気にしなくて平気だろう。
また、極度に怖がっている人が発見された場合も密かに左側コースへ案内されるようだ。あまりの恐怖で乗車中に心臓発作を…なんて二の舞を起こさないための策でもあるのだろう。
スペースマウンテンの隠れミッキーがアツい
細かいこだわりが有名なディズニーでは「隠れミッキー」がパーク内のいたるところに紛れている。見つけると幸せになると言われ、ゲストを最も楽しませてくれるイベントの一つだ。
そんな隠れミッキーだが、実はスペースマウンテンにもいくつか存在する。一番有名なのはスペースポート(ライド乗り場)にあるスペースシップを天井からつるす車輪部分。
この隠れミッキーはリニューアル後に設置されたため、比較的新しい。前後についているので意識すればすぐに見つけることができる。
2つ目はスペースマウンテン内部に飾られたポスター。そこに描かれた星をじっくり眺めると見つけられるが、これらは並んでいる途中の暇つぶしにもピッタリだろう。
最後に、スペースマウンテンの横にある水飲み場がそうだ。これは夜の間のみ姿を現す。暗くなり外灯が点灯すると、水飲み場の下に浮かび上がる影がミッキーの形をしているのだ。
少し探すだけでも結構見つかるので是非チェックしてみてほしい。若い学生カップルから家族連れまでもれなく楽しめるのがディズニーランドというもの。
スペースマウンテンはお札が貼られるほどに危険な乗り物と言われているが、このように様々なシステム改善と工夫を凝らし安全性が確保されるようになった。
あとはゲストが睡眠をしっかり取って挑めば快適に楽しめるだろう。筆者も近々、この目で確認しに行く予定だ。