もはや時代はブスドル!?「ブスを売る」アイドルたちが話題に…
「アイドルなら可愛くて当たり前」「かっこ良くて当然」
そう、これまでは…しかし、そんな時代はもう過ぎ去ろうとしていると感じた事はないだろうか?
今やアイドル界も「ブス売り」が普通、いや、むしろ求められている世の中だ。
いくら親近感が沸くとは言え「アイドルのブス化現象」パッと見だと、矛盾ばかりが感じられるこの状況…一体どういうことなのか?
そこで今回は、現代アイドルにまつわる驚きの裏事情についてスクープしてみた!
「ブス商法」と呼ばれたアイドルグループ・AKB48
アイドル界に初めて「ブス」というコンセプトを持ち込んだのは、言うまでもなくAKB48である。
彼女たちをブスと言うのは少々言い過ぎだが、AKB48は初めからこの路線で勝負していた。
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そのため「クラスで3番目に可愛い子をグループに入れている」なんて都市伝説が生まれたほどだ。
ちなみに、この説によって5番目や10番目など色々言われ始めたものの、このエピソード自体は全てデマである。
しかし、そんなデマが広まるほどAKB48は「どちらかと言えばブス」な路線を選び続けていた。
この戦略には「庶民受け」とか「近い存在」だと感じさせる狙いがあったのだろう。
SNSなどの普及により、アイドルと一般人の距離が縮まった現代社会だからこそ成功した例と言っても過言ではない。
さすがはアイドル製造マシーン・秋元康である。しかし、この戦略が裏目に出る事件が起こってしまう。
AKB系列のメンバーが「ブスドル枠」を取り合っている?
2016年ごろ。NMB48のメンバーを撮ったある写真がSNSにアップされて、ちょっとした騒動になる事件があった。
これは某メンバーの「すっぴん画像」だったが、アイドルとしてはあまりにブス過ぎるとして話題になったのだ。
その某メンバーというのが井尻晏菜(あんな)。
同じNMB48であり、親友の植田碧麗(みれい)が撮ったその写真は、普段の若々しく明るげな井尻とは正反対。何とも不機嫌そうな表情に見て取れる。
さらに年齢もアラサーか、下手すればアラフォーにも見えるほどなのだ…
もはやアイドルのかけらもない。その結果、SNS上では「ブス」の連呼で「おばさん」認定までされてしまうほど。
井尻は当時21才。ネットで叩かれるのもアイドルの仕事とは言え、これは流石に可哀想…
と思いきや。この事件を受けて、井尻があるバラエティ番組に出演した時のこと。
話題はやはり「すっぴんブス」について…アイドルにとっては致命傷ワードとも言える「ブス」が放送中、容赦なく飛び交っていたのだ。
しかし井尻は「ちょうど良い売名になった」と後に答えている。
AKB総選挙でも常に圏外の彼女としては、話題作りにはもってこいだったようだ。
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だが例え「すっぴん」とは言え、アイドルが「ブスを売りにする」とは…一昔前なら絶対に考えられないことである。
ちなみに、同じAKBグループで既にすっぴんをアップしていた大家志津香。
大家はAKBの中でもバラエティ向きのため、ある番組の企画として行ったのだが…
放送直前には彼女自身が、SNSで「ブスでも嫌いにならないで」と懇願するほどの仕上がりだった。
そして予想通り「ブス過ぎる」などの反応がネット上で巻き起こったが、反対に「ブスでもアイドルになれる」として「勇気を貰った」と言う声も…
こうして見ると、何だかAKB内で「ブスドル枠」の争奪戦が起こっているようにも思える。
ブスはもはや特権!?時代の波に乗るアイドルが続々と…
その結果…「ブスでもアイドルになれる!」
最近、これを地で行くアイドルが急増しているようだ。
その草分け的存在が「ゆみーる」こと、中野優美である。
彼女はあまりにもアイドルとは思えない容姿をしていて、ファンですら容赦なく「ブス」と切り捨てる程なのだ。
またニートのアイドル「ニードル」として、密かに話題のヒオキタマオ。
彼女に至っては「ブス」を全面に押し出し、ブログのタイトルも「ブスにならない哲学」と完全に狙いに来ている…
さらに特技を「自撮り詐欺」と公言するなど、最早ブスを逆手にとったアイドルなのだ。
ただし彼女たちはあくまで地下アイドル。自己宣言すれば、ある程度はなれる部類のアイドルである。
しかし、世の中にはまだ上がいた。なんとブス過ぎるアイドル・ブサドルとしてメジャーデビューを果たしてしまった猛者まで現れた。
その名も「ADなぎさ」。ある大物プロデューサーにAD(アシスタントディレクター)と間違われたことから命名したという。
アイドルなのにADと勘違いされている時点でドギツい人物を想像してしまうが、実際に顔を見ると、その斜め上を行く噂通りのブスっぷりなのだ…
ちなみにADなぎさは、「バクステ外神田一丁目」というメジャーグループの一人である。
ここで印象的なのが、彼女以外のメンバーは皆アイドルとしてそれなりに可愛いので彼女一人だけ余計に際立っている点だ。
身長163cmに対して体重は69kgとのことで、ややボテ腹。趣味・特技の欄に「深夜のラーメン」と書いている辺り、こちらも完全にウケを狙いに来ている…
逆に「モデル」と言えば、今も昔も容姿端麗が絶対条件だろう。しかし、現代の「アイドル」は外見のみならず個性でも十分戦っていけるのだ。
もちろん人としての魅力、あるいは芸能人としての「オーラ」が大事なことは言うまでもない。
だが、今の日本人にとっての「アイドル像」は必ずしも高値の花ではなく、むしろ親近感のある人物を指し始めているのだ。
とは言え、個人的にはやっぱり可愛いに越した事はない。