「エヴァンゲリオン都市伝説」フリーメイソンとの奇妙な関係
1995年にアニメ放送が開始されてから爆発的な大ヒット作となったエヴァンゲリオン。今でこそブームというほどの騒ぎはないが、それでもコアなファンの多い作品である。
またストーリーの複雑さもウリで「エヴァンゲリオン自体が都市伝説」としても過言ではないほど難解だ。だからこそネット上で噂される都市伝説も数多くあるし、考察も詳しくされている。
今回はそんな中からいくつか驚きのものを紹介しよう。
ここがポイント!
エヴァンゲリオンの舞台はパラレルワールドだった!?
エヴァンゲリオンのストーリーを語る上で2つの説が重要になってくる。パラレルワールド説とタイムループ説だ。ちなみに公式ではどちらとも明かされていないので、あくまで都市伝説だ。
しかし、かなり信ぴょう性が高い説なので紹介する。まずはパラレル説からだ。そもそもエヴァンゲリオンはTVシリーズと新劇場版とでは話の流れが違う。
このことから、多くのファンは自然とパラレル説を受け入れたはずである。もちろん証拠もいくつか存在する。
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例えば新劇場版の予告編。予告編なので通常なら次回作の映像を一部使用するのが当たり前だ。
エヴァンゲリオンでもそうした手法を取っているが、よくよく見ると予告編には次回作に全く登場しないシーンが使われている。つまりわざわざ予告編用に動画を作っているのだ。
なぜこんな面倒なことをするかだが、都市伝説によると答えは新劇場版のサブタイトルにある。「YOU ARE (NOT) ALONE.」や「YOU CAN (NOT) REDO.」のように新劇場版エヴァンゲリオンの副題には必ず”(NOT)”が付く。
例えば「あなたは一人じゃない!」と訳したいなら「YOU ARE NOT ALONE.」でいい。わざわざ()を付ける必要はない。日本人のイメージとして()は補足的なものに付ける記号だ。
つまり、この”NOT”は「あってもいいし」「なくてもいい」ものと考えられる。もっと言うなら「NOTがついていても正解」だし「ついていなくても正解」なのだ。
このことから、都市伝説では新劇場版エヴァンゲリオンは「YOU ARE ALONE.」の世界と「YOU ARE NOT ALONE.」の世界、2つのパラレルワールドが存在すると結論づけている。
もちろん他のサブタイトルに対しても同じだ。つまり予告編は、劇場版本編で放送しなかった側の平行世界を映像化したものである。
タイムループ派の都市伝説にも根強い証拠が
「YOU CAN (NOT) REDO.」
先ほど紹介したこれは、新劇場版エヴァンゲリオンの第三作にあたる「Q」のサブタイトルである。この「REDO.」の部分に注目してもらいたい。
ローマ字読みなら「レド」にならないだろうか。そして、もしこのレドが音階を表すものだとしたら。レドはドイツ式の音階に直すとDCと表記する。そしてDCといえば音楽用語ではダ・カーポ(曲の始めに戻る)を意味する。
また「シン・エヴァンゲリオン劇場版:II」のIIの部分。
(本来なら複縦線もしくは双柱だが、機種依存文字のためIIで表記)
単純にIIだけの場合は終止記号と呼ばれ、音楽業界では曲の終わりを意味する。ただし「シン・エヴァンゲリオン劇場版:II」のように手前に「:」が付いていると解釈が異なり、これはDCと同じく曲の始めに戻る…ループ記号を意味する。
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新劇場版は以前からサブタイトルに「:」が使われている。このためコロンは無視するべきだとの声もある。しかし都市伝説によると、エヴァQの題名にはパラレル説とループ説どちらも暗示するキーワードが含まれている。
よってエヴァンゲリオンの世界はタイムループしながらパラレル化していると考えられるのではないだろうか。もちろん都市伝説を両方とも信じるなら、である。
エヴァンゲリオンの登場人物は軍艦に関係した名前が多い
なんだか日曜夕方の某国民的アニメみたいな都市伝説ではあるが…たとえばエヴァンゲリオンの2大ヒロイン、レイとアスカ。
彼女たちの名字はそれぞれ綾波と式波である。これは太平洋戦争時代に旧日本海軍が所有していた軍艦の名前と同じなのだ。
共に特型駆逐艦の綾波と式波(敷波)である。またアスカの名字は、テレビ版では「惣流」だった。
都市伝説によるとこれも第二航空戦隊所属の正規空母「蒼龍」から来ている。他に葛城ミサトは雲龍型航空母艦の「葛城」。
赤木リツコは第一航空戦隊の「赤城」。面白いところでは、伊吹マヤが未完の空母「伊吹」と重巡洋艦の「摩耶」から来ていてフルネームで軍艦ネタになっている。
これは監督の庵野秀明氏が軍艦マニアだからとのこと。ちなみにアスカの名字が惣流から式波に変わった理由は、軍艦の運命とキャラクターの境遇を重ね合わせていたため。
蒼龍はミッドウェーという激戦地で他の軍艦もろとも悲惨な最後を遂げる。都市伝説によれば、当初はアスカにも蒼龍のような悲劇のヒロインを演じてもらうつもりだった。
ところが思いのほかアスカ人気が高まったため、新劇場版では路線変更。多方面で活躍した「敷波」を付けたという。
まあ敷波も結果的には沈められているわけだが。
エヴァンゲリオンとフリーメイソンの奇妙な関係…
さて都市伝説で語られる名前に関する法則だが、これはエヴァンゲリオンの主人公・碇シンジにも当てはまる。
碇は船に必ず付いているものだ。
つまりエヴァンゲリオンの絶対的人物として「碇」の名字が付けられたようだ。これが最も有力な説だが、実は全く別の都市伝説も存在している。
「碇シンジ」とは、エヴァンゲリオンと世界的な秘密結社・フリーメイソンの関係を表す名前であるというものだ。まず碇という字は「石と定」に分解出来る。
フリーメイソンとはそもそも、ユダヤ人の石工たちが作った職人ギルドとも言われているので「石」はそのまま石工の意味だろう。また彼らのシンボルと言えばコンパスと定規だ。つまり、定のほうは定規を意味している。
元々職人ギルドだったフリーメイソンだが、現在ではキリスト教と深い関係にあるという。つまり名前の「シンジ」は神児もしくは神子でキリスト崇拝を意味しているのだ。
なお碇シンジの父親・ゲンドウの旧姓は六分儀。これは天体の位置を知るための道具だが、大航海時代には海上で方角を知るためのコンパスとしても用いられた。
そう、フリーメイソンのもう一方のシンボルである。ただの都市伝説にしてはあまりにシンクロ率が高い。
もしかしたら軍艦ネタもフリーメイソンとの関係を隠すための罠!?それはともかくとして、本当にエヴァンゲリオンとフリーメイソンに関係があったとしたら…
エヴァンゲリオン大ブームの裏には秘密結社の力が!?いやはや都市伝説もここまで行くとやりすぎか…
というわけで、今回はこの辺で。