道民もビックリ…札幌に隠された3つの都市伝説・裏話!
日本人による国内旅行のみならず、近年では海外の観光客からもアツい支持を得ている北海道。
その都道府県庁所在地である札幌。
中でもここは特に観光地として有名だ。
ところで、そんな繁華街・札幌にいくつか都市伝説が存在するのをご存知だろうか?
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札幌の地下鉄にまつわる都市伝説!終電に現れる親子の霊
札幌の地下には「すすきの」を中心に現在3本の地下鉄線が走っている。
余談ではあるが、札幌の地下鉄を走る電車はどれもタイヤが付いていてそもそもレールの上を走っていない。中央にせり出した巨大な「案内軌条」に沿って走るのだ。
いわばモノレールのようなもので、雪の多い札幌ならではの形式と言える。
さて、そんな工夫いっぱいの地下鉄にまつわるホラー感満載の都市伝説がある。何でも親子の霊らしきものが現れるというのだ。
この都市伝説は終電時に限ったことで、残業終わりのサラリーマン達によってたびたび目撃されてきた。都市伝説ではまず、子どもが先にホームの階段を降りてくるという。
そしてその後ろから母親らしき人物が慌ててやってきて子どもを捕まえる。それを横見に見ていた男性は「こんな夜遅くに子ども連れか…」と、その親子に対してやや疑問を抱いた。
しかし、彼も仕事で疲れ切っていたので特に気にしなかった。すると次の瞬間である。
少し目を離した隙に親子の姿がホームのどこからも消えていたのだ。
「まさか、ホームから落ちたのでは!」
焦った男が近くの非常ボタンを押して駅員を呼ぶと…
「よくあることだから気にしないでほしい」
こう言われたそうである。
なんでも、過去に札幌の地下鉄ではよくない事故が起こっていたそうで…そこで命を奪われた親子の霊なんだとか。
都市伝説にはいくつかレパートリーがあって、実は駆けつけた駅員も幽霊だったという奇想天外なパターンまで存在する。そんな亜種が生まれるほど札幌内では有名な都市伝説だという証だろう。
ちなみにこの都市伝説、札幌の地下鉄でも南北線に限定した話のようだ。他の在来線では特に都市伝説のようなエピソードは聞かない。
しかし札幌市内の人はご存知だろうが、現在の札幌地下鉄は全駅のホームに柵が設けられている。
もちろん危険防止のためとは思うが、もしかすると都市伝説を考慮して取り付けられたのかもしれない。そんな国の公共機関する動かしかねない怖い話である。
森の精霊も都市伝説化?札幌に現れるコロポックルの怪
アイヌ民話に登場し、森の精霊として紹介されるコロポックル。響きの可愛らしさから様々な作品にモチーフとして描かれている。
ただし言い伝えによると、コロポックルはアイヌに住処を奪われた精霊たちのようだ。また最後は呪いの言葉を吐いて消えていったという、ややイメージとは異なる怖い存在なのだ。
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ちなみにこの言葉は「水は枯れて魚は腐る」といった意味を持つ単語「トカップチ」が元らしい。
この言葉が語源とされる十勝平野は、以前は不毛地帯だったという都市伝説じみたエピソードまで存在する。
つまり、コロポックルは決して「可愛い」とか「子どもらしい」などと形容される存在ではないのだ。むしろ容赦なく人間を襲う精霊と考えてもいい。海外で言うゴブリンのようなものだ。
そんなコロポックルが最近、なぜか札幌界隈で多く目撃されているという情報が入ってきた。
都市伝説によると、彼らは特に夜中に現れるそうだ。建物と建物の間やビルの屋上などで黒くて小さい影が度々目にされている。
目撃証言によって大きさはまちまちだが、都市伝説を統合すると大体コップ程度の大きさになる。札幌市内でも特に「すすきの」などの繁華街に現れるそうで、昼間は中々見られない。
ただし目撃した人の証言によると、札幌市内に現れる「小人」は一様に蓮の葉のようなものを手にしていたとか…これはまさしくコロポックルのトレードマークと一致する。
このことから、やはり札幌に現れる精霊はコロポックルで間違いなさそうだ。
また都市伝説では、コロポックルを見た人は幸せになるとも、逆に不幸になるとも言われている。いずれにせよ北海道民なら…あるいは観光で札幌へ行くなら一度は遭遇してみたいコロポックルである。
ちなみにこうした「小人伝説」は札幌以外にも日本各地に点在する。
特にインターネットの普及とともに爆発的に広まった「小さいおじさん」の都市伝説は有名だろう。俳優の的場浩司も「絶対に見た!」と力説するほど目撃談が絶えないのだ。
また1970年代に秋田で撮られたとされる写真には、大きさ15センチほどの「小さいおじさん」が写っている。
この写真は2011年に公開され、新聞でも取り上げられるほど話題になったが…案外これらの都市伝説も全てコロポックルの仕業だったりするのかもしれない。
まさかの都市伝説計画!?札幌の町並みは風水によって決められていた
札幌の大通公園を中心とした町割り。いわゆる「碁盤の目」である。これは京都の町並みを参考にした大掛かりな都市計画であった。
しかし札幌の「碁盤の目」には、それだけではない都市伝説的な秘密が隠されていた。
というのも、札幌の町並みは風水のパワーに沿って作られているからだ。
風水の中心となるのは札幌の西側に位置する円山。標高225メートルほどの低山で近くには公園や動物園などもあり、札幌市民には馴染み深い場所だろう。
しかし、この円山の麓には旧札幌神社が建てられるなど霊験あらたかな場所としても有名なのだ。隣にある大倉山も円山と同じく、いわゆる「パワースポット」である。
都市伝説によれば、この2つの山から流れる風水パワーが大通公園に一気に流れこむ形となっているのだ。
そして大通公園の東側にある「さっぽろテレビ塔」が防波堤となって町中に風水パワーをせき止めている。つまり碁盤の目は、これらのチカラを受け止めるのに理想的な構造というわけだ。
また南北に流れた風水パワーもやはり札幌駅や中島公園によって、外側に出ていかないよう町全体が作られていたのだ。
風水は今でこそ都市伝説的な扱いを受けているが、古来から人々を守るチカラとして伝統的に受け継がれてきた。
安倍晴明(あべのせいめい)で知られる陰陽師も元は風水と同じだ。決してただのオカルトや都市伝説ではないのである。
ちなみに、札幌のモデルとなった「京都」もやはり町づくりに風水が利用されていた。機会があれば今度こちらも紹介しよう。
あと1つ。こちらも意外と知られていないが…東京と札幌を結ぶ「羽田・新千歳」間の飛行機は国内フライト数第1位。
それどころか、年間の利用座席数に換算すると約27万にもおよび、これは日本のみならず世界ランキングでも1位なのだ。
これもある意味で都市伝説といえるだろう。