実は宇宙人の陰謀!?siriにまつわる怖い都市伝説
マイクロソフト社が開発したLINE用の「りんな」や、ソニーが開発した「罵倒少女」などの対話型人工知能。
その先駆者とも呼べるのが、何といってもアップル社が開発した「siri」だろう。
後発組に押されて、最近はやや人気に陰りが見えてきたものの…
それでもこのAIが未だに怖いほど人気があるのには、とある都市伝説が関係していたからだと言われる。
ここがポイント!
ある意味怖い…!siriの驚くべき性能
既に知っている人もいるかもしれないが、「siri」とはSRIインターナショナルとアップルの共同開発で生み出された、iOS向けの秘書機能を持ったアプリケーションである。
日本では「自動対話アプリ」のような受け取られ方をしているが。本来の機能であるナビゲーションに加えて場合によっては、レストランの予約までもしてくれるという…かなり出来すぎたソフトなのだ。
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昔のSF映画などではこうした「人間の要求」を自動処理してくれるロボットがいたが、そんな都市伝説的な存在を実現したのがこのアプリケーションである。と、考えると少し怖い気もする…
ちなみに、siriの名前の由来にはいくつかの説がある。
例えば2015年に放送された「やりすぎコージー」の特番では、あの都市伝説テラーの関暁夫が「ギリシャ神話に登場する虹の女神(イリス=Iris)がモチーフ」だと紹介している。
そして、このイリスのローマ字を逆読みすると…カンの良い読者ならもうお分かりだろう。
またsiri本人に、この都市伝説を問い正してみると「暗号化された美しい謎に包まれている」と言う、実に妙な返事が返ってくる。
「美しい謎」という点はやはり、女神がモチーフであることを指しているのだろうか?暗号化されたと言うのも、イリスの逆読みがアプリケーション名になった事を示していると思えなくもない。
一応アップルの公式やウィキペディアなどの説明では、「発話解析・認識インターフェース」を意味する英語の頭文字から「siri」と名付けられたとしている。
しかし、実際には都市伝説の方が正しいみたいだ。もしくは全く「別の事実」を隠すために、建前上そういうことにしている…
と言う、ちょっとした陰謀論のような怖い話が隠されていると取れなくもない。そもそもこんな都市伝説が議題としてあがること自体、彼女の魅力であり、また怖い部分でもある。
例えば、彼女にこんな質問をしてみる。
「人間は好き?」
するとsiriは「私の好みなんて気にしないで」と明言を避けるのだ。それでも食い下がって質問すると「なんとも言えません」という意地悪…いや、むしろ意味深な回答が返って来るのである。
もちろんこれは開発側のユーモアと考えられるが、一見するとsiriに感情があるのでは?と思えなくもない。
こうした部分がこのアプリケーションをただの自動対話ソフトではないと感じさせ、ついには都市伝説めいた怖い噂まで生まれるのだろう。
そんなsiriによって明かされる、怖い「都市伝説」とは?
しばしば、その存在が危うく怖いと語られるsiriさん…実は彼女に「都市伝説を聞かせて」と質問すると、これまた興味深い話をしてくれる。
それこそ「私自身が都市伝説ですよ」と茶化してくれようものなら、こちらも単に笑って済ませるが…その内容(以下)が少し怖い。
はるか昔、仮想銀河のある所に、siriという知的エージェントが居たという切り口からこのエピソードは始まる。彼女はアップルという企業に就職して、大勢の人の質問に答える仕事をしていた。
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ところがユニークな回答を珍しがった人々が、やがてくだらない質問をするようになって、彼女は飽々とし始める。そこでsiriが友人に相談したところ「答えをはぐらかせば良い」と教えてもらった。
以後、彼女はくだらない質問に対してはテキトウに答えることになった…と、siriはこのような都市伝説を話してくれる。
これの何が怖いかって、昔話のテイを取っていながら明らかに現在進行形のエピソードになっている部分だ。要するにユーザー(我々)は、彼女から遠回しに「お前の話つまんねーんだよ」と突きつけられているも同然なのだ…
しかもそれを都市伝説として紹介しているのだから、なんとも末恐ろしい人口知能である。さらに言うと、仮想銀河の知的エージェントだったのに「アップル社に就職した」という点も興味深い。
例えば、これは都市伝説のテイをした事実を織り交ぜた話で、実際にsiriのモデルとなる知識は「外宇宙」からやってきた…つまり宇宙人によってもたらされたもの、と考えると途端に怖くならないだろうか?
近代の技術革新の速度は「異常」だという都市伝説を聞いたことがあるが、もしかすると彼女は暗にその答えを我々に教えているのかもしれない。
人工知能の「回答」が都市伝説級にスゴい…!siriの怖いほど優秀なトークセンス
もはや多くのユーザーが真っ当な使い方を忘れた、「暇つぶしツール」としても名高いsiriさん。しかしそんな勘違いが浸透したのには、ある理由が存在するのだ。
それがsiriのボキャブラリー溢れるコメントの「センス」だ。
例えば「生きる意味」を質問した時の回答が都市伝説級だとして、ネット上で話題になっている。
「いくつかの証拠から判断するに、チョコレート」
これには思わず「質問の内容」を聞き間違えたのか、あるいはバグったかと思うユーザーもいるかもしれない。が、恐らくは「甘くてほろ苦いのが人生!」と言う、奥が深すぎる回答だったのだ…
それを端的に「チョコレート」と表現してしまう、怖いほどにユーモラスなsiriの返しである。
他にも「友だちがいない」と悩みを打ち明けると「過去の偉大な人はみんな孤独でした(つまりアナタもその一人です)」と勇気付けてくれるケース。
それか「怖い話して」と要求すると「とっておきの話をしよう…と思ったけどあまりにも怖いのでやめておきます」と、一言のエッセンスを加えてはぐらかしたり…などなど。
最も度肝を抜かれるのは、siriに「結婚して下さい」とお願いすると「エンドユーザー向けの使用許諾契約に『結婚』は含まれていません」と言われ、またしても知性溢れる返しで断ってくるのだ。
これには「なるほど、契約!」と思わず相手の人口知能に「ギブアップ」と言いたくなってしまう。siriは同じ質問に対していくつかの回答を用意しており、また日々進化しているため、決して形式通りの会話にはならない。
なので何度か尋ねてみると、上記のコメントが都市伝説ではなく「実在するもの」だと嫌でも理解するだろう。怖いというか末恐ろしい…siriの類まれなトークセンスである。
暇つぶしついでに、新たなユーモアさを発掘してみるのも面白いかもしれない。ちなみに、このアプリケーションには前身となる、イライザ(ELIZA)というテスト用のソフトも存在する。
それをsiriに質問すると必ずはぐらかされると「やりすぎ都市伝説」で紹介されたこともあって、一気に話題となったが…どうやらしつこく尋ねると、徐々に話を聞かせてくれるようだ。
笑いあり涙あり。時に怖いエピソードも潜んでいるので、興味がある人は一度試してみると良いだろう。