夢が壊れる!?仮面ライダーのびっくり都市伝説
昭和の時代からずっと続いて来た「仮面ライダー」シリーズ。
初代仮面ライダーの世代は一体、いま何才だろう?つまりそれほど長く続いている。
そして、歴史ある作品にはやはり都市伝説がつきもの。
と言うわけで、今回は仮面ライダーの面白い都市伝説やリアルな日常にまつわる話を紹介しよう。
ここがポイント!
仮面ライダー「平成シリーズ」で噂される都市伝説2つ
仮面ライダーをカテゴライズすると、それぞれ昭和と平成のライダーに分けられる。2000年に放送されたクウガを初代として、平成の仮面ライダーが続々とシリーズ化された。
一応それ以前にも、ZOやJなどの仮面ライダーが平成以降も制作されていたのだが、今のところ石ノ森章太郎氏が制作に携わったか否かで「昭和」「平成」と分類されている。
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ちなみに(平成以降の)仮面ライダーには、ある2つの都市伝説が浮上している。1つは、トレードマークである赤いマフラーがなくなったというものだ。
調べると確かに、平成の仮面ライダーでは一切マフラーをしていない。これは派手なアクションシーンが増えたため、ヒラヒラしたマフラーが邪魔になったと言われている。
ところが、もっと良く調べてみると既に昭和ライダーの一部からマフラーがされていない。どうやら事実とイメージがゴチャまぜになって、変な形の都市伝説が生まれていたようだ。
もう1つの都市伝説はスタントマンを起用し始めたというもの。ただし、これは理由がハッキリしている。
というのも、初代仮面ライダー役の藤岡弘が撮影中にバイクから転倒してケガをしてしまった。そのため撮影ができなくなり、これをきっかけに後の仮面ライダーではスタントマンを使い始めたという。
まあ、ということで、やっぱりこちらも「昭和の時代からそうだったんじゃないのか」と思わせる都市伝説だが…時代がスピーディーさを求める様になったため、以前よりスタントマンの起用が増えたのは確かなようだ。
仮面ライダーは「バイク事故」のおかげで人気が増した?
ところでバイク転倒の逸話について、更にもう1つ面白い都市伝説がくっついている。ケガで途中降板した藤岡弘。
しかし撮影スケジュールは既に決まっており、放送の穴を空けるわけにはいかない。困ったスタッフが苦肉の策で考え出したのが…
「仮面ライダー2号を出そう!」
制作当初は全く予定になかったいわゆる「兄弟キャラ」の制作である。当時としては斬新な主人公の交代劇や、後に復活した藤岡弘(初代仮面ライダー)とのダブルライダーという組み合わせは、子ども達に大きな衝撃を与えた。
また一文字隼人役の俳優がバイクの免許を持っていなかったため、急きょ編み出されたのが現在も受けつがれる「変身シーン」。この場面も視聴者にはかなりのインパクトだったろう。
こうした偶然を積み重ねた結果、仮面ライダーは予想以上の人気を勝ち取って現在も続くロングセラー作品になったのだ。あまりにもミラクルな展開である。
これぞ、まさに都市伝説的な話ではないだろうか。
仮面ライダーの座を狙っていた?「音撃ハンター」が都市伝説化!
平成に入ってからの初代に当たるクウガや、その次に放送されたアギトなど。久々に制作された仮面ライダーは不安をものともせず、好調な視聴率を叩きだした。
それまでは「いまの時代に特撮はウケない」というのが業界のセオリーだった。しかし、仮面ライダーはそんな都市伝説を見事に覆したのである。
これに気を良くしたのが制作元である東映だ。特撮モノに新しい可能性を感じた東映は、仮面ライダーとは違うヒーローシリーズを考えた。
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「音撃ハンター」、あるいは「音撃戦士」。今でもこのような名前で語られる都市伝説の1つだ。
東映は実際に「音撃ハンター」のスーツまで作って撮影を開始した。ところがそんなタイミングで、スポンサーのバンダイから「待った」がかけられた。
やはりオリジナルのヒーローではチャレンジ精神が強すぎたようだ。結果的に「音撃ハンター」は仮面ライダーの1シリーズとして吸収されてしまった。
そう、それが「音」を武器にする仮面ライダー響鬼である。響鬼役を演じる細川茂樹はシリーズ最年長の主人公。
ネット上では親しみを込めて…あくまで親しみを込めて「おっさんライダー」と呼ばれている。このように響鬼が他の仮面ライダーと少し様子が違うのは、元々が「別作品」だったところに理由があるようだ。
ちなみに、他と様子が違う仮面ライダーといえば「ファム」もその1人である。仮面ライダー初の女性だ。
都市伝説によるとファンからの要望が増え、とうとう一部作品でのみファムを登場させたのだとか…東映的には男しか変身させないつもりだったが、これも時代の流れである。
仮面ライダーたちの意外な職業
実は歴代の仮面ライダーにはいくつかの共通点がある。その中でも顕著なのが「職業」に関する部分だ。
特に平成ライダーに多いのだが、彼らの多くはアルバイト、もしくは無職だったのだ。どうにかして嘘だと思いたい都市伝説だが、これは本当だろうか?
実際に調べてみると「意外な事実」が判明した。
アルバイトライダー
・オーズ:レストラン
・電王:カフェ
・ファイズ(555):クリーニング
無職ライダー
・アギト
・ウィザード
・カブト
・鎧武
歴代で20人近くいる内の、なんと7人もがアルバイトや無職…都市伝説は本当だった。
少し悲しくなる事実である。まあ確かに、百歩譲ると「サラリーマン」がヒーローなんて夢も何もあったものではない。
毎日9時から17時まで悪と戦い、時間が過ぎたらサビ残ファイティング!戦う相手はもちろんブラック企業…もはや別の作品である。
まじめな話をすると無職などが多い理由として、ある都市伝説では「時間に自由がきくため」としている。むし返すつもりはないが「いま仕事中なんでショッカー倒せません!」なんて仮面ライダーは確かにいやだ。
昭和の仮面ライダーはとにかく敵との戦闘シーンに重点を置き、主人公のリアルに関する描写は良い意味で適当にされていた。それが平成になってからは文化の影響か、そうした部分にもスポットを当てる様になった。
そのため、こうした歪みの様な状態になっていると都市伝説では語られている。ただ、無職やアルバイトと言うと社会的にはいわゆる「底辺」である。
そんな彼らが、実は世界を救うヒーローだったなんて…!見ようによってはかなり夢のある演出とも言える。
ところで吸血鬼をモチーフにした仮面ライダーキバ。都市伝説によると、この「キバ」は「牙」の他に「キング・オブ・ヴァンパイア」の意味もあるようだ。
ヴァンパイアのスペルはVから始まるため、英語表記ではKIVAとなっている。意外と細部にもこだわりがある仮面ライダーなのだ。