「ドラクエの呪文」にまつわる都市伝説まとめ
「特技はイオナズンとありますが?」こんな動画がネット上で話題になったことがある。
もうかなり昔の話ではあるが驚きはしないだろうか。イオナズンはドラクエの中でしか登場しない呪文だ。
にも関わらず話題になったということは多くの人が知っていたということだ。このようにドラクエはいまや「呪文」でさえ多くの人に知られる存在となった。
そこで今回はこの呪文にまつわる都市伝説をいくつか紹介したい。
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ドラクエの呪文は言葉遊びだった?
「メラ!」とか「ギラ!」とかドラクエの呪文はかなり語感がいい。思わず言葉にしたくなる気持ちよさがあるとは思わないだろうか。
それもそのはず。都市伝説では呪文につけられた名前の由来をこのように説明している。
・炎系のメラ……火が「めらめら」と燃えているイメージ
・閃光系のギラ……「ぎらぎら」とかがやいている感じ
・氷系のヒャド……冷たいと「ひやっと」するから
こうした「オノマトペ」と呼ばれる言葉は元々語感がいいものである。また都市伝説ではこうしたパターンとは別に言葉を少し変えて名前にしたものも紹介している。
例えば変身呪文のモシャスは「模写をする」から来ているし、モンスターの出現を抑えるトヘロスは「徒労をへらす」ことから来ているとか。
また「休み」という文字を分解してカタカナにした「イホミ」を更に並び変えて名前にしたのがホイミだとも言われている。ドラクエスタッフのユニークさを知ることができる都市伝説だ。
ルーラのMPが違う理由
全てのドラクエシリーズに登場するルーラ。一度行ったことのある村や町に飛ぶことができる便利な呪文だが、実は作品によって使用するMPの量が違う。
ドラクエ4では8(プレステ版より後の作品では4)、5では8、しかし6ではいきなり1になっていると言った感じである。都市伝説でこの理由が少し明らかになった。
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実は今紹介したドラクエ4〜6は天空シリーズと呼ばれていて、三部作の大きな物語になっている。だがゲーム中の時代がバラバラで必ずしもナンバリング通りではない。
時代の古い方から並べるとドラクエ6・4・5となる。こうして見ると時代の古い方がルーラの消費MPが少ないことが分かる。
ドラクエ5のプレイ中にも「ルーラは古代魔法」と言われているシーンが存在する。
つまり、昔は一般的だったので使いやすかったルーラも時代が進んだことで古い魔法になってしまい、そのせいで消費MPが増えたということなのだそうだ。
ただこの都市伝説はあくまで天空シリーズについてのこと。特に最近の作品では「ルーラをもっと便利に使ってほしい」という思いからか、少ないMPで使えるケースがほとんど。
一般的になり消費MPも減ったということで、この設定は悪くないと思う。
ザラキは即死魔法ではなかった!?
こちらはドラクエ2の都市伝説。即死魔法として有名なザラキもこの作品から登場したのだが、始めは単なる即死系の呪文ではなかったそうだ。
というのも、説明書にはこのように書かれてある。
「呪文をかけた相手の血を一瞬で凍らせて殺す」
なんとも怖い文章だ。しかし説明書に書いてあるだけに事実なのだ。
ザラキは海のモンスターには特に有効だが、かわりにマシン系のモンスターは全く倒せない。これは機械には血が通っていないからだと考えれば納得だ。
ところが都市伝説によると、ドラクエ3より後の作品ではずっと「死の呪文」という説明がされているのだ。さすがに「血を凍らせて殺す」ではあまりにも残酷だと思ったのだろう。
素直に即死魔法のほうが良い気がする。子どものころは友達と呪文をかけあって遊んだりもした。
本当に使えればなあと考えたこともあったが、都市伝説を調べてみるとかなり怖いものもあったりして、ファンタジーのままが一番かもしれない。でもやっぱりルーラは欲しい。