まるでホラーゲーム!?「ぼくのなつやすみ」には恐怖のバグが…
ネット上ではあまりにも有名な「ぼくのなつやすみ」に関する裏技。
終わらない夏休みとか恐怖の…とか言われる「8月32日」のバグである。
そこで今回は、少しスタイルを変えて2回に分けてこのバグ伝説をお送りする。
まぼろしの「8月32日」とは?
その前に、まずこれがどういったゲームなのか説明したい。「ぼくのなつやすみ」とは主人公のボクくんが夏休みの一ヶ月間を田舎町で過ごすというもの。
虫を捕まえてもいいし、近所の子ども達と遊ぶも良し。とにかく8月31日まで自由に夏休みを過ごすゲームである。
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「ぼくのなつやすみ」は本来なら、何をしても31日になった時点で強制的にエンディングとなる。ところがある裏技を使うとエンディング後もプレイできてしまうのだ…
誰が言いだしたか定かではないが、この「ぼくのなつやすみ」にまつわるバグはいつしか「8月32日」と呼ばれるようになった。
バグの出し方は意外と簡単だった
始めはただの噂に過ぎなかった。「ぼくのなつやすみ」の説が語られ出したころは「どうせウソだろ…」とみんな思っていたのである。
しかし時間が経つと、多くのプレイヤーによって実在することが証明された。
彼らのおかげで明らかになった方法が次の通り↓
・適当に「ぼくのなつやすみ」本編をクリアする
・タイトルに戻って「夏休みの思い出」を選ぶ
・クリア済みのデータを選び絵日記を見る
・矢印を「もどる」に合わせて上を押すと矢印が移動し、その後○ボタンを押す
・絵日記を書いて寝る
するとなぜかシナリオ本編に戻ってしまう。手順はあまり多くなく、出し方自体も意外と簡単である。
窓の明かりが消え、ニワトリの鳴き声で目が覚めると「8月32日」の始まりだ。
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恐怖過ぎる「ぼくのなつやすみ」
とはいえ、ここで終わりなら単なるそこら辺の「バグ技」に過ぎない。「ぼくのなつやすみ」最恐とまで言われる理由はその内容にあった…
毎朝流れるラジオ体操のムービーではおじさんたちが普通に映っているのだが、台所のシーンに変わると最初の異変がおとずれる。家の中には主人公のボクくん以外、誰もいないのだ。
しばらくすると朝食の時間がやってきて、その時はおじさんたちも全員いるが、朝食が終わるとまた誰もいなくなる。
建物の外にも出られるが、門をクリックすると開いているにも関わらずなぜか「鍵がかかっている」というメッセージが出る。
一応絵日記を書くことはできるので時間を飛ばしてみると、異変はさらに大きくなる。
なんとボクくんのグラフィックがモンスターのような気持ちの悪い色合いになってしまう。また、この異変は日にちが経つほど悪化していく…
例えばセミの鳴き声が聞こえなくなったり、誰もいないところから声が聞こえたり、日記の絵がぐちゃぐちゃになったり…ある都市伝説では「下半身の消えたおじさんが登場する」とまで報告されている。
また裏庭の方から進むことで家の外に出られるが、この時点でボクくんは人間とは思えない姿になっている。その姿で田舎のあぜ道を走りぬけるのだ。ともすれば妖怪が主役のストーリーとさえ思えてくる。
もはやオカルト以外の何ものでもない。最終的にゲームがフリーズするまでこの状況は続くが、そこまでプレイする勇気がはたして持てるかどうか…
ネット上ではよく「初代”ぼくのなつやすみ”はホラーゲーム」などとネタにされているが、全くその通りである。
もっとお伝えしたいが、今回はここで区切りたいと思う。続きの記事で「ぼくのなつやすみ」になぜこんな都市伝説的なバグが存在したかを説明しているので、興味があれば是非そちらも。
⇒続き(バグの真相)はこちら
※ちなみにこのバグ技、PSP版では修正されているのでご注意を。