伏線が多すぎてヤバい!平成狸合戦ぽんぽこの都市伝説・裏設定

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奮闘する動物たちの姿に心動かされる「平成狸合戦ぽんぽこ」。

子供が楽しめるのはもちろん、90年代に急速に進む都市化をテーマにした作品は大人が見ても考えさせられる内容だ。

さらに平成狸合戦ぽんぽこでは、偶然とは思えない噂や都市伝説が語られている。

今回はそんな都市伝説の詳細をまとめてみた。

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平成狸合戦ぽんぽこのモデルは「江戸時代」

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「平成狸合戦ぽんぽこ」は、江戸時代末期の徳島県に伝わる都市伝説「阿波狸合戦」がモデルであるといわれる。

当時、狸は妖術が使えると信じられており、様々な都市伝説があがっていた。

中でもモデルとなった阿波狸合戦は1910年刊行の「四国奇談実説古狸合戦」で記され、四国では有名な話である。

映画では化け学指南役として四国と佐渡の有名な化けダヌキを招くシーンなどが描かれており、地域の都市伝説を示唆する場面も見られる。

狸は日本に多く生息するものの、意外に凶暴な性格の為人間との共存が難しいとされる動物なのだ。

そんな狸の物語だが、昔も今も深く考えさせられる一面がある。

 

ぽんぽこの「戦争、政治」との繋がりが都市伝説に…

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映画では、都市化のせいで住処を奪われた狸たちが化け学を利用した対抗手段を考える。

しかし中々思うようにいかず、彼らの中にも様々な派閥ができ始める。

狸たちの話とは言っても、そこには実にリアルな「人間模様」が描かれているのだ。

都市伝説によると、平成狸合戦ぽんぽこは「第二次世界大戦中の日本とアメリカ」を描いているともいわれている。

当時そこに大きな力の差があったものの、じわじわと攻めてくるアメリカを前に日本は戦争を挑む展開になった。

背水の陣であるにも関わらず自分たちが「生きるために立ち向かう」という点で共通している。

また平成狸ぽんぽこのリーダー達は、当時の「自民党」をモデルにしているといわれる。

・讃岐のはげ狸→大平元総理

・阿波の金長狸→三木元総理

・佐渡島の団三郎→田中角栄元総理

確かにこのように照らし合わせてみると、何処となく似ているようにも感じる。

環境破壊のテーマだけでなく人間の歴史的な過去も描いているのだろう。

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平成狸合戦ぽんぽこの舞台は「あの作品」と繫がっていた!

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平成狸合戦ぽんぽこの舞台は東京の「多摩ニュータウン」である。

実はこの地は「耳をすませば」のロケ地にもなっているのだ。

そして耳を澄ませばの主人公・月島雫の住む町は集団住宅であり、ここはぽんぽこで妖怪大作戦が繰り広げられた団地なのである。

時期設定としては「耳をすませば」は「ぽんぽこ」の後の物語であり、雫は完成した多摩ニュータウンに住んでいる。

例えば「ぽんぽこ」では建設中だったコンビニが、耳をすませばでは完成していて、主人公が利用するシーンも確認できる。

なので平成狸合戦ぽんぽこが上映された一年後に、耳をすませばが公開したことも計算が合う。

また、雫が「カントリーロード」の替え歌で作った「コンクリートロード」も都市伝説では両作品の関係性を強調しているとのこと。

コンクリートロード、どこまでも森を切り、谷を埋め

ウェスト東京、マウント多摩

わが街は、コンクリートロード

この歌詞を見ると、まるで平成狸合戦ぽんぽこのテーマに対する皮肉のようにも聞こえる。

「耳をすませば」の内容自体は全く異なるが、このような繋がりを発見するとより深く楽しめるのではないだろうか。

 

キキやトトロ…隠れキャラの都市伝説は本当だった

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平成狸合戦ぽんぽこでは、密かに隠れキャラが目撃されたという都市伝説もある。

事実、他のジブリ作品の有名キャラクターたちを作中で確認できる。

そんな隠れキャラが登場するのは、妖怪大作戦のシーンである。

ここでは、狸たちが人間を町から追い出そうと一丸となって化け学を駆使し、住宅地には見渡す限りの妖怪が現れる。

このシーンを注意深く観察すると…

・「となりのトトロ」のトトロ

・「魔女の宅急便」のキキ

・「紅の豚」のポルコ・ロッソ

・「思い出ぽろぽろ」のタエ子

なんと、上記作品の4名が隠れているではないか。

ちなみに多くの妖怪に紛れているので、探すのは容易ではない。

あなたも「平成狸合戦ぽんぽこ」を見る際には楽しみの一つとして、是非これらのキャラクターを見つけ出してほしい。

 

多摩市で噂される「化け狸」の都市伝説

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実は映画の公開以降、舞台になった多摩市でも何やら不思議な都市伝説があがっている。

沿線の京王相模原線がいつも混んで座れないのは、人の姿をした狸がシートを占領しているという噂があるのだ。

さらに改札で、PASMOがエラーになって通れない人は化け狸の可能性もあるとか…

映画の知名度が上がるにつれ、面白い都市伝説が広まっているようだ。

ウンザリする満員電車も正直「狸のせい」にしてしまえば、なぜか気持ちが和らぐ気がする…

平成狸合戦ぽんぽこはモデル自体が都市伝説ということもあって、不思議な話が多いようだ。

そんなミステリアスさもこの映画の魅力なのかもしれない。

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