実はこうだった!エヴァンゲリオンにまつわる謎を徹底解説

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エヴァンゲリオンは未だに根強いファンがいて、その構図は今後も変わらないだろう。一方でライトユーザーからするとストーリーが謎すぎて「ついていけない」という声も…

せっかくの名作なので出来れば多くの人に見てもらいたい。そこで今回は、エヴァンゲリオンの物語に関するについて紹介しよう。

 

エヴァンゲリオンは聖書がモチーフのアニメ

まずエヴァンゲリオンの謎を紹介する前に、このアニメは聖書が元ネタの作品であると知って貰いたい。そもそもエヴァンゲリオンというタイトルはギリシャ語の「evangelium」から来ている。

翻訳すると「福音」という意味だ。デジタル大辞泉によると以下のように説明されている。

・イエス=キリストによってもたらされた人類の救いと神の国に関する喜ばしい知らせ。また、福音書にしるされているキリストの生涯と教え
(引用:http://dictionary.goo.ne.jp/jn/191522/meaning/m0u/)

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つまりエヴァンゲリオンとは聖書の内容をなぞるメタファー、もしくはエヴァンゲリオン自体が「現代版・聖書」のような作品だったのだ。

そのため作品内にはとにかくキリスト教や聖書にまつわる単語・シチュエーションが数多く登場する。エヴァンゲリオンの謎を解いていくにあたってこの部分がかなり重要になるのだ。

しかし全て解説するととてつもない時間がかかるので、当記事でも専門用語については特に説明しない方針で行く。わからない部分はお手元の聖書で確認して頂きたい。

失礼、グーグル先生で大丈夫。

 

エヴァンゲリオンの敵・使徒が第3から現れるのはなぜ?

テレビ版のエヴァンゲリオンで初めて現れる敵は第3使徒・サキエルだ。続いて第4使徒・シャムシエル、第5使徒・ラミエルと続いていく。

不思議なことに第1と第2がいない。もちろん番号をすっ飛ばして3から始めているわけではない。この謎にはハッキリとした理由がある。

第3使徒サキエルが現れたときエヴァンゲリオンの作品内では「15年ぶりの使徒」として扱われた。そして、この15年前に起きたとされるのがセカンドインパクトという事故である。

このとき現れたのが第1使徒のアダム、彼は第2を除く全ての使徒の親だ。アダムが地球に着陸しサキエルたちを生んだのち、現実世界ではジャイアント・インパクトと呼ばれるファーストインパクトが起こる。

この影響でアダムやサキエルたちは長い眠りについたが、このファーストインパクトを起こしたのが第2使徒リリスである。つまりエヴァンゲリオンのストーリーは本来ならセカンドインパクトの影響でアダムが眠りから覚めたところから始まる。

この部分をあえてボカしたせいで、ただの謎がより強い謎になってしまった。しかしこれはまだエヴァンゲリオンの謎の入り口にすぎない。

本当の謎は「使徒との対決」にあるのではないだろうか。

 

エヴァンゲリオン最大の謎・なぜ人間は使徒と戦うのか?

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同じロボット物アニメとしてよくエヴァンゲリオンと比較されるガンダム。例えばこのガンダムは敵と戦う理由がはっきりしている。

お互いの主張が受け入れられなくなった末の「戦争」だ。また他のアニメでも、多くの敵は「地球侵略」とか「魔の手先」とか悪者の設定である。

しかしエヴァンゲリオンの敵は「なぜ襲ってくるのか」がはっきりしない。これが最大の謎であり、エヴァンゲリオンがとっつきにくいという人の声でもある。ここでわかりやすく説明しよう。

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エヴァンゲリオンの世界には「知恵の実」と「生命の実」という2つの実が存在する。それぞれの実の数はいくつもあるのだが、2つの実にはルールがある。

・1つの惑星に1種類の実しか存在しない

このため地球も、本来は生命の実を持つアダムとその子たちしかいなかった。だがファーストインパクト事件でリリスが地球にやってくる。彼女は知恵の実を持っていた。

一説によるとリリスは別の惑星にいたのだが、爆発に巻き込まれて地球まで飛んできたとされている。設定的に見れば自然だがこのあたりはあくまで謎のままである。

ともかくリリスは地球に墜落したのちアダムのように子どもを生む。これが第18使徒リリン。別名「人間」である。

要するに、ネルフを含めた全ての人間は「知恵の実」の遺伝子を持った生物。サキエルたちエヴァンゲリオンの敵は「生命の実」の遺伝子を持った生物。

本来は1つの惑星に1種類の実(またはその子孫)しか存在してはならないルール。よってセカンドインパクトで目覚めた彼らは生存競争のため、人間に襲い掛かってくるのだ。

 

じゃあ、もう一つの謎「補完計画」ってなんなのさ?

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エヴァンゲリオンの世界で最大のキーワードとなる「人類補完計画」。名前や響だけは知ってるという人も多いだろう。補完計画の謎についてはいくつか説がある。

1つは人間の先祖が本来の聖書と異なっていることにヒントがある。現実世界の聖書では、人はアダムとイブから生まれたことになっている。

ところがエヴァンゲリオンの世界では「知恵の実」のシンボル・リリスが先祖だ。だがリリスは旧約聖書だとアダムの最初の妻で、むしろ神様としてはアダムとリリスに人間を生んで欲しかった。

一見謎に思える「補完計画」とは、人類がアダムとリリスの子どもとして生まれ直そうとするものだったのだ。もう1つの説は、これも聖書に書かれてあるが、「知恵の実」と「生命の実」を食べた者は神と同じ存在になる。

そのため旧約聖書では、知恵の実を食べてしまったアダムとイブが生命の実をも食べる前に、神によってエデンの園から追放される。この設定はエヴァンゲリオンの世界でも活用されていたのだ。

なぜなら「1つの惑星に1種類の実しか存在しない」というルールがあるから。だが地球ではリリスの墜落がきっかけで、2つの実が同時に存在している。

「補完計画」は人類が「生命の実」を得て究極生命体になること。また使徒たちが襲ってくる謎についてだが、生存競争以外に彼らも「究極生命体」になろうとしている説もある。

いずれにしろエヴァンゲリオンの謎は聖書の内容を知っているとそれほど難しくはない。むしろ意外とスタンダードな方かもしれない。そう思えばいくらか謎が解けて、よりエヴァンゲリオンの理解も深まるかと思う。

ちなみに聖書をモチーフにした作品は日本だとエヴァンゲリオンなどいくつかの作品でしか見られないが、海外映画ではどこかしらにキリスト教のオマージュが見られる。

ただしこれはパクりではなく「教養」の問題だ。識者は映画のどの部分にオマージュがあったかを読み解いて感動するのである。

エヴァンゲリオンに謎が多いのは、もしかしたらこんな狙いがあるのかもしれない…

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