マジで怖い…童謡にまつわる都市伝説と歌詞の意味!

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子どもの頃に両親などから聞かされた童謡を、大人になった今でも時折思い出すことはないだろうか?

秋の日暮れを見ると「夕焼けこやけで」などと…歌詞が思わず口に出てしまった経験もあるかもしれない。

ところで、曲の内容を深く考えてみると「これってどういう意味だろう?」と疑問に思う部分がいくつかある。

というわけで、今回は誰もが知る有名な童謡にまつわる都市伝説を紹介しよう。

 

本当は怖い日本の童謡…都市伝説で明らかになった「歌詞の意味」とは

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一昔前に「本当は怖いグリム童話」という本が大ヒットした。日本での売れ行きも凄かったので、記憶に新しい人も多いだろう。

これは、グリム兄弟の書いたストーリーが実はかなり怖い意味を持っていた…という海外流の都市伝説をネタにした本である。

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童謡と同じくこうした作品は子どもからの人気が高い反面、本来ならば恐怖に対するストレートな表現や意味深な暗示は出来るだけ避けた方が無難だろう。

しかしこのグリム童話にまつわる都市伝説のように、日本の童話にも歌詞を読み解くと恐ろしい意味が隠されていた…!なんて噂が存在する。

ちなみに、都市伝説の中で最も有名なのは「かごめかごめ」ではないだろうか?ある都市伝説では「かごめ」の歌詞は徳川埋蔵金の場所を指しているとのこと。

その噂によると、歌詞の「夜明けの晩」「鶴と亀」は徳川家康の墓所でもある日光東照宮を意味しているようだ。ところがこの「かごめかごめ」はそんな夢物語を意味する歌詞ではなく、もっと恐ろしい童謡だと言う都市伝説もあるのだ。

それが「流産」説である。たまに歌詞を「かもめ」と間違えて覚えている人がいるが、これはハッキリと「かごめ」であり漢字で書くと「籠女」となる。

籠女と言うのは昔の言葉で、子どもを授かった状態を意味している。つまり「カゴの中の鳥はいついつ出やる」というのは、授かった子どもがいつ生まれて来るだろうという温かい親心を意味した歌詞なのだ。

もちろんそこで終われば「ハートフルな歌詞だった」で済むのだが…問題はその後だ。

童謡では「鶴と亀が滑った。後ろの正面だあれ」と歌詞が続く。この「滑った」の部分は授かった女性が転倒したことを意味しており、これによって籠女が流産してしまった。

さらに、その時の水子(生まれて来なかった胎児の幽霊)が彼女の背後霊となって取り憑き、純粋な子ども達にはその幽霊の姿が見えてしまう…

と、「かごめかごめ」にはこうした怖い意味が込められていると都市伝説では語られている。他にも「かごめ」とは昔の処刑場を意味しており、歌詞も「罪人たちが首を切られるまで」の内容を書いたものだとか…

そんな恐ろしい都市伝説がこの童謡には多数存在している。「かごめかごめ」という童謡自体、江戸時代になって自然発生的に出現したものであり、歌詞の作られた過程なども実は謎に包まれているのだ。

日本の童謡はメロディも不気味なものが多く、「かごめかごめ」」もやはり怖い。さらに謎めいた歌詞が加わっているだけに、曲の意味にまつわる都市伝説は今後も存在し続けるだろう。

 

実は深い意味が!童謡の歌詞に秘められた悲しい都市伝説

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童謡の歌詞には恐ろしいだけでなく、悲しい意味が込められたものも存在する。例えば日本の偉人としても知られる、野口雨情が作詞した「シャボン玉」。

この童謡は作詞者である野口が、生後すぐに亡くなった我が子を想って書いた作品とされている。歌詞が作られた時期から、親類の子どもの鎮魂歌(レクイエム)であるとか、あるいは特定のモデルは存在しないという説もある。

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しかし、いずれにしろ歌詞に悲しい意味が込められているのは事実のようだ。また同じように、彼が歌詞を書いた童謡「赤い靴」にも「シャボン玉」と似た悲しさがある。

この歌詞で日本人の多くが勘違いしてしまうアノ箇所…あれは「偉人さん」や「ひい爺さん」ではなく「異人さん」であり、つまりまだ幼い子が外国人に引き取られて海外に渡るという悲しみを描いた内容になっている。

なお、この童謡に出てくる「赤い靴はいてた女の子」には「佐野きみ」というモデルがいたとされている。この悲しいエピソードを聞いた野口が、彼女をモチーフにして歌詞を書いたと言うのが一般的な定説である。

最近になって否定説も出ているが、いずれにしろ意味深なテーマを描いた童謡であることに違いないだろう…

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他にも都市伝説らしい部分で見ると、日本の童謡は例えば「花いちもんめ」「通りゃんせ」などが悲しい意味を持つ歌として紹介されている。

この2つの童謡はいずれも、かつて日本で実際にあった「間引き」を暗示する意味が歌詞に込められているのだ。間引きというのは、つまり貧困のために育てられなくなった子どもを殺害すると言う意味である。

あまりにも恐ろしい風習だが…これは都市伝説などではなく、驚くことに現実として昭和初期頃まで田舎を中心に存在した風習なのだ。ただ殺すのはあまりにも惨いと言うことで、里子に出す場合もあった。

その際も、子どもは「もんめ(匁)」という「はした金」で取引されており、これを唄った童謡が「花いちもんめ」になる。「通りゃんせ」についても、大体は「花いちもんめ」の都市伝説と同じである。

たまに信号機からこのメロディが流れてくるが、歌詞の意味を知ってしまうと何とも皮肉な雰囲気を感じざるを得ない。

 

童謡「サッちゃん」に存在した4番目の歌詞

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さっちゃんはね サチコって言うんだ 本当はね

という出だしで始まる「サッちゃん」。これは1953年に作られた日本の童謡である。

本来なら歌詞は3番目までしか存在せず、曲中で語られる「サッちゃん」が引っ越してしまう内容になっているが…どうも都市伝説によると、この童謡には幻の4番があるというのだ。

しかも歌詞の内容がかなり衝撃的とのこと。サッちゃんは電車に引かれて足を切断され、そのまま亡くなってしまうと言うのだ。

また、都市伝説ではこうも語られている。

「サッちゃんはそれから怨霊になって、今も日本中をさまよっている」と…

いや怖い。ところで、これに似た都市伝説をどこかで聞いた覚えはないだろうか?そう、ご存じの方も多いかもしれないが、あの「テケテケ」である。

ちなみに都市伝説いわく、「テケテケ」の正体は「サッちゃん」のモデルと同一人物とも言われている。彼女の本名は桐谷佐知子といい、北海道に住む14歳の中学生だった。

いつものように下校していると、通学路の途中にある線路に足が挟まって、もがいている最中に電車に引かれてしまった…どうも童謡「サッちゃん」の歌詞は都市伝説によって違いがあり、場合によっては「10番まで続く」というものもある。

調べてみるとその全文が見つかったが、あまりに長いのでここでは割愛させていただく。意味のある部分だけを要約すると、彼女は足を切断された、あるいは胴体を真っ二つにされたとも言われているが…

事故にあったのは冬の寒い日だったため、幸か不幸か血液が固まり、すぐには亡くならなかった。逆にその時の苦しみが忘れられずに、今でも怨霊となって日本中をウロついているのである。

また似たような都市伝説として「カシマさん」「シャカシャカ」というのもある。ただしどのエピソードも「サッちゃん」の歌詞の意味と似ているため、地方によって呼び方が違うだけだと考えられている。

まさか歌詞の2番でバナナが好きと唄われた子が、そんな亡霊になってしまったとは…都市伝説なのであまり無粋なことを言うものではないが、あまりの急展開に思わず唖然とする「幻の4番」以降の歌詞だ。

意味が分からないほどぶっ飛んだ内容であり、「なんで君は生きてるの?」と言う一文には少しゾッとする。というワケで今回は、いくつかの童謡にまつわる都市伝説を中心にその歌詞に込められた意味を紹介してきた。

どうも日本の古い曲は人を不安にさせるメロディが多いように感じる。いわゆる「原風景的」な音楽だとは思うが…

歌詞を変な意味で捉えかねないので、ほどほどにして欲しかったと過去の作曲家たちに言いたい。

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