《鋼の錬金術師》最終回やその後の裏エピソードが面白い!

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あるようでなかったアルケミストの話を描いた作品として、一時代を築いた「鋼の錬金術師」。

2010年に原作が最終回を迎え、アニメ版も1・2期ともに無事完了した。

さて、今回はそんな鋼の錬金術師の「最終回」に関してちょっとした小話があるので紹介したい。

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ちょっとムズカシイ鋼の錬金術師の「最終回」

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鋼の錬金術師は「月刊・少年ガンガン」に連載された作品だった。しかし最終回の内容がちょっと少年誌向きじゃないムズカシさだったとして有名だ。

とは言え、話自体は簡潔で少年誌らしい終わり方である。最終回の前話でアルはエドを助けるために自らの魂の定着を解除する。

これによって失われたエドの右腕が戻り、ラスボスであるフラスコの中の小人(もしくは”お父様”)を倒すことができたのだ。

何かを犠牲にして何かを得るのは鋼の錬金術師らしいし、それが成功に繋がるのもまた少年誌らしい。

だが最終回では話が一転し、今度はアルを助ける手段でエドが悩むのだ。

真理の扉の中で行われることは全て等価交換である。そして真理は「私はお前」などと言っていることから、アカシックレコードのような存在だと考えられる。

つまり世界全体に存在するし、一人ひとりの心の中にも存在する。等価交換もそうしたシステムの中で「世の法則」とされている。

この中でエドがどうやってアルを助けたか。これが最終回の最大の醍醐味である。

アニメ版では時間の都合からだいぶカットされてしまっているが、マンガ版は月刊誌ということもあり最終回はなんと100ページを越えている。

そこには動画では紹介しきれなかったキャラクターの細かい感情も描かれている。興味があれば読んで見るといいだろう。

 

最終回のあと、エドはどうなった?

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さてそんなエドだが、最終回では弟との決別を表すためにお互いに「別々の道」を歩んでいる。アルはリンが皇帝になったシンを目指して東に。

エドはその逆で西へ。またウィンリィにプロポーズをして一緒に旅することになる。

ネット上では「これ以上ないハッピーエンド」として評判だ。しかし、その後のエドの人生も幸せだったのだろうか?

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これについて興味深い話がある。これはコミックス14巻の初回特典版につけられたラフ画集によるエピソードだ。

このラフ画集によると、エドはなんと40代で頭髪の危機を感じるという。そして髪に優しいWAKAMEとKONBUなるものを求めて東国諸島を旅するのだ。

なお80歳ごろには頭髪はピナコなみに後退している。そして88歳で天寿をまっとうする

「鋼の錬金術師」作者の荒川弘いわく、この設定は「本気」とのこと。だが一方で、鋼の錬金術師のOVA版には100歳を超えるエドが登場する。

これは2003年版のアニメオリジナルストーリーを軸にしたエピソードなので、いわゆるパラレルワールドとも思える。

ただいずれにしろエドが幸せそうな人生を歩んでいるようで何よりだ。頭皮のことは気にしないとして。

 

最終回に思わぬミス…ロイのヒゲは印刷ミスだった!?

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鋼の錬金術師の最終回で主要キャラクターたちの「その後」を描いたシーンがある。これはアニメ版でも同じ演出がとられ、ロイ・マスタングも他の人物たちと同様に未来の姿が映された。

そこに描かれるロイは口元にちょび髭を生やしたミドルガイなおじ様である。恐らく多くの視聴者が驚きとともに、ちょっとした変化にしみじみとした感情を覚えただろう。

しかしこのヒゲ実は手違いから描きこまれたものとする見方が強い。まずこの謎を解き明かすために、各メディアで最終回が発表された順番を整理する。

1.ガンガン誌上で鋼の錬金術師が最終回を迎える

2.続いてアニメ版も最終回を放送

3.その後コミックスも最後となる28巻を発売

つまり、鋼の錬金術師は原作とアニメの終わりがほぼ同時期だったのである。そしてガンガンの最終回を見ると、確かにロイの口元にはヒゲが描かれている。

だから当然アニメ版にもヒゲがあるが…コミックス版を見てみると…なんとヒゲがない!?

どうやらアニメ第2期…いわゆるFA回は原作に基づいた展開をとっていたが、最後の最後でストーリーが追いついてしまった。そのため制作にあたって参考にしたのが原作の下書きであった。

しかし、ロイの口元に汚れがついていたのである。スタッフはこれをヒゲと勘違いしてアニメはそのまま制作が続けられた。

またマンガ版も雑誌時はミスと気付かずに掲載されたという流れ。唯一ヒゲがないコミックス版こそ、ミスを直した「正しい姿」なのである。

最後に変なオチがついてしまったが返ってそんな小話があると名作という感じもする。鋼の錬金術師にヒゲならぬ、泊がついた話ではないだろうか。

鋼の錬金術師の物語が完全に終わってから結構な年月が経った。それでも未だに人気が高いのは、累計6000万部も売り上げた実績と実力からだろう。

だが最も凄いのはそれだけの作品でありながらすっぱり最終回を迎えさせた作者や出版社の判断である。人気の秘密はそう、潔さという「等価交換」だったのだ。

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