ジブリの異色作品「コクリコ坂から」の都市伝説がスゴい

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2011年に公開されたジブリ映画のコクリコ坂から。

「カ行」の多さからタイピングしづらい指摘や早口言葉にも利用されている…かどうかは定かではないが、色々とイワクつきの作品なのだそう。

今回は、そんな異色作品についてのエピソードを都市伝説を交えて紹介していこう。

 

ジブリ版「コクリコ坂から」には幻の爆破シーンがあった!?

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タイトルにも使われている「コクリコ坂から」。これは1980年ごろに講談社の「なかよし」で発表された同名作品がモチーフとなっている。

実はこうした原作ありきの手法はジブリではよく見られ、有名なところでは「風の谷のナウシカ」や「魔女の宅急便」がこれに該当する。

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また、原作が存在する場合に元のストーリーから大幅に変更するのもいわゆる「宮崎流」である。

都市伝説によると、作品のガワ(設定などの主要部分)だけ拝借して、物語の流れなどは1から作り変えられたものもあるとのこと。

「コクリコ坂」からの監督は宮崎駿の実のせがれ・宮崎吾朗だが、こうしたジブリ独特の手法は変わらずに採用されている。つまり原作と異なる部分が多く存在するのだ。

顕著な部分で言うと、そもそも映画版で主要な舞台となる文化部部室棟・通称「カルチェラタン」がオリジナル版では一切登場しない。

さらに主人公の名字も「小松崎」から聞き取りやすい「松崎」に変えられている。登場人物の一部や設定を変更したりと、分かりやすく整理したようだ。

今回の都市伝説は、こうしたジブリによるオリジナル展開の部分について噂されているもので、どうも絵コンテの段階では「爆破シーンがあったのではないか?」とされている。

それもただ物が爆発するだけではなく、その影響で主人公・松崎海の父親が亡くなるという流れになるらしかったのだ。

別の都市伝説では、絵コンテのみならず実際のシーンとして製作まで完了していたとのことだが、真相は定かではない。

いずれにしろ、父親が爆発に巻き込まれて亡くなってしまうシーンが「コクリコ坂から」には存在していたのだ。

結局のところ、脚本を手がけていた宮崎駿の一声によってこの場面はカットされたらしい。だが、この事実ともゴシップとも分からないエピソードにさらなる憶測が浮き上がっているのだ。

つまり、監督という立場で製作を一手に任されたはずなのに、気付けば父親からグチグチと小言に近いアドバイスを貰うことにフラストレーションを覚えた宮崎吾朗の怒り。

あるいは、もはや生きる都市伝説とまで言えるジブリを代表する名監督を「父」に持ったことへのプレッシャー。そこから発生する「親父超え」したいという想い、そして焦り。

これらの感情がゴチャ混ぜになって、作品内の「(主人公の)父親を殺す」という手段に出たのではないか。と、ちょっとした心理カウンセリングのような考えがネットの一部では見られたりするのだ。

もちろん絵コンテや実際の場面にしろ、本作に爆破シーンがあったとしても脚本を手掛けた宮崎駿本人が知り得ないはずはない。

よって、少なくとも宮崎吾朗の内情が描き出されたという部分については完全なる都市伝説と思われる。

それにつけても一定の信ぴょう性があるのは、やはり駿監督に想像を絶するネームバリューがあるからだろう。

仮にこのエピソード自体がデマだとしても、世代交代を狙う現在でさえ「スタジオジブリ=宮崎駿」のイメージが定着しているので、吾郎氏の苦悩も想像以上のものがあるはずだ。

 

吾郎監督は「コクリコ坂から」の製作にノリ気じゃなかった?

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同じくジブリ作品である「ゲド戦記」で監督デビューした吾郎氏。彼が2作品目として手がけたのが、この「コクリコ坂から」なのだ。

しかし、上記のプレッシャーなどから吾郎氏は周囲に「メガホンは持ちたくない」と愚痴をこぼしていたという。

メガホンを持つというのは映画製作の責任者になることを意味しているので、これは「監督をやりたくない」という意思表示に他ならない。

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つまり、吾郎氏が「コクリコ坂から」の製作に携わることについて否定的だったという都市伝説だ。一説には、自分が携わることで作品内容よりも「ジブリの体制」に話題がいってしまう。

純粋に映画を楽しんでもらえなくなるのでは?」という疑問から、作品作りに後ろ向きだったとも言われている。

事実これより前に、スタジオジブリでは2作品以上の映画を手掛けた人と言えば、父親の宮崎駿と「火垂るの墓」などに代表される高畑勲の2人だけしかいなかった。

さらに以前からジブリは「後継者問題」を気にしていた。コクリコ坂からが制作された頃はちょうど「経営五ヵ年計画」という若手育成・起用のスローガンを掲げていた時期とも重なっていたのだ。

こうした事実と照らし合わせると、吾郎氏が監督就任に前向きではなかったという都市伝説もあながち嘘とは思いにくい。

また若手育成をスローガンに掲げながらも、一方で駿氏は「2作品も手がければ立派な映画監督」と、見ようによっては放任主義とも取れる発言もしている。

それでなくても、ジブリと言えば日本のみならず世界中に知られたアニメーションスタジオである。嫌でも「偉大なるハヤオ・ミヤザキの息子」というレッテルはついて回るだろう。

彼が「コクリコ坂から」の製作を手がけたくないとする都市伝説は、こんなところからも信ぴょう性を帯びている気がする。

加えて駿氏は、一説によるとかなりの「口出し屋」らしい…自身が脚本を手がけたという関係からも、とにかくダメ出しを多く飛ばしていたそうだ。

客観的に見れば「子煩悩な父親が堂々と振る舞おうとしながらも、実際は子どものすることに気が気でない」というほんわかなイメージを持てなくもない。

が、ダメ出しされまくる当の本人からすればたまったものではないだろう。ちなみに、この親子の葛藤を証明するような都市伝説も本作品には存在する。

それはタイトルに関するものだ。当初、吾郎氏はこの作品を「旅立ちはアナタの背中から」という題名にする予定だったという。

最終的に宮崎駿が反対したことで、現在のタイトルに落ち着いたのだが…「旅立ちはアナタの背中から」というこの題名。

やはり見ようによっては「父親の背中に守られた場所から巣立つ」という、どこか一人立ちを暗示するメッセージには聞こえないだろうか?

コクリコ坂からを「ジブリの内部騒動が明るみに出た作品」と見るファンも多いが、筆者にはどうもただの親子ゲンカに見えて仕方ないのだ。

 

「コクリコ坂から」の声優が豪華すぎた理由まで都市伝説に

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スタジオジブリと言えば、声優に意外なキャスティングをすることで有名である。特に豪華主義な一面があって、例えば「ハウルの動く城」でのキムタク起用などは最も有名だろう。

ところが他のジブリ作品を見れば分かると思うが、大体は「豪華一点主義」によるもの。こうした予想外のキャスティングは、1作品に多くても2人か3人くらいが相場となる。

しかし「コクリコ坂」からの声優を見てみると、主役の長澤まさみから始まり、竹下景子、岡田准一、内藤剛志、風間俊介、香川照之

と名前を出せば枚挙にいとまがないほど、有名な俳優陣で固められている。ちょっと異常と言うか、やり過ぎではないのか?と思うくらい豪華だが、これにもやはり都市伝説的な理由があるのだ。

おおよそ3つの理由で語られていて、1つはジブリ内部の体制からファンの視線をそらせたいという、やや「大人の事情」から。

もう1つは、宮崎吾朗が本格的な後継者となるための「世代交代」を成功させるため。そのために豪華なキャスティングにして話題作りをしたと言うことだ。

そして最後の1つが、父親の宮崎駿自身が原作「コクリコ坂からの大ファン」だったからと言われているが、同時にこれは都市伝説にも当てはまる。

そもそも、この作品は駿氏が信州にある山小屋で新しい映画の企画を練るための合宿を行った際に出会ったもの。

ちょうどこの合宿の参加時に、彼の甥っ子と姪っ子が遊びに来ていて、その時に本作の掲載された「なかよし」を読んだそうだ。

一説には、この時企画した映画が「魔女の宅急便」であるという噂も…その都市伝説が正しければ、これは1989年のこととなる。

30年以上も前から、言い換えれば四半世紀以上の間ずっとスタジオジブリは「コクリコ坂から」に目を付けていたという訳だ。

残念ながら監督は息子の吾郎氏に譲ることになった。だがそれでも、スタジオジブリにとって「コクリコ坂から」は絶対に失敗できない作品だったと言えるだろう。

それだけ長い間、想い続けてようやく映像化に成功した作品。そして豪華すぎるほどのキャスティングで声優陣を固めたその熱意。

この噂を信じるならば、なんともハートフルな都市伝説ではないだろうか。

 

「コクリコ坂から」がまさかのコラボ?ジブリとエヴァの都市伝説的な関係

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「コクリコ坂から」には、ちょっとした面白い都市伝説が存在する。それが「新世紀エヴァンゲリオン」との関連性を指摘する噂である。

またこの説は、時に「攻殻機動隊」とも繋がりがあるというエピソードまで加えられたりするのだ。

一見すると全く関連性のうかがえない3作品だが、最近流行りの「精神的続編」的なモチーフが「コクリコ坂から」にも用いられているのでは、という憶測がネット上では後を絶たない。

なぜこんな都市伝説が語られるのかと言うと、答えはちょっと突飛もないものだ。

なんでも構想を練るための山小屋合宿に、エヴァの総監督である庵野秀明と攻殻のプロデューサーを務めたこともある押井守、両名の参加が確認されている…とのことだ。

実際に押井守は宮崎駿とほぼ同期で、互いに実力を認め合う仲でもあるので合宿への参加も充分に考えられる。また、庵野秀明は実際にスタジオジブリに所属していたこともある。

後の「風立ちぬ」ではこうした関係から、主人公・堀越二郎の声優役に抜擢されて話題にもなった。つまり都市伝説で言われる様に、2人が合宿に参加したこと自体はまんざらデマとも思えなくはない。

…のだが。だからと言ってエヴァや攻殻の思想、あるいはモチーフが「コクリコ坂から」に加味されていると捉えるのはどうだろう。

そんなことを言い出したら、全てのマンガ作品は「鳥獣戯画」の精神を受け継いでいると言っても嘘ではなくなるし、日本の小説は全て源氏物語に影響されているとウソぶいたって本当になってしまう。

もはや都市伝説と言うより、ただの拡大解釈だ。と言うことで、スタジオジブリは押井守や庵野秀明といった別ベクトルの才能をも見出していたのだよ!くらいに留めておくのが無難なラインかもしれない。

ちなみに駿氏は「コクリコ坂から」の製作時に、息子に対して「脚本がほとんどセリフだけ(情景描写などが一切なかった)」という嫌がらせを行ったという都市伝説もある。

タチの悪い嫌がらせ、と言うよりは「単なるイタズラ」だとは思うが…こうした遊び心がある以上は、スタジオジブリの今後も安泰と言ったところか。

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